壊れた吹雪   作:黒米資料館

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最近の艦これオリョクルないんですね、でも伊58はオリョクルのイメージなので10分だけ寝てもう一度行ってきてね、愛してるよでち公


恐怖の演習

提督「…なんの進展も無いまま、演習の日を迎えてしまった…」

今日は大規模演習の日、鎮守府の艦娘ほぼ全員が参加する事になっている。

提督「結局吹雪も出すことになったし…とりあえず練度も高くて何かあっても対処が可能な第一艦隊に臨時で入れたけど…うー…」

響「…お悩みのようだね?」

提督「うひゃぁ!?ひ、響!?入ってくるならノックしてよぉー」

響「ノックしたさ、5回もね」

え?嘘、全く気づかなかった…!?余程悩みこんでたっぽいね…

提督「ごめんね、気付かなくて…それで何か用?」

響「あぁ、…はいこれ」

そうして響から手渡されたのは…演習相手の編成だった

提督「ん、ありがと」

演習時はお互いの艦隊情報を送り合う、これによりお互い事前の作戦を立て合う事によって、艦娘の練度だけではなく、私達提督の指揮能力の向上も兼ねている

提督「…わ、嘘、相手の第一艦隊…なんか変…!?」

響「そこまでかい?……うわ」

相手の第一艦隊の編成は…

旗艦 大和

長門

赤城

加賀

大井

北上

 

提督「…何この火力で全て解決します艦隊」

響「駆逐艦のくの字もない構成だね」

提督「私達の第一艦隊の編成って…」

旗艦 金剛

瑞鶴

天龍

夕立

吹雪

伊58

提督「…今からでも長門第一艦隊に入れる?」

響「もう編成確定書類出してるから無理だよ」

相手は最近活躍してる新米提督なんだけど…

だからってこの構成にする!?相手の第二艦隊なんてみんな駆逐艦なんだけど!?

第三艦隊に至っては海防艦3隻潜水艦3隻…

提督「第一艦隊だけ勝てればって事…?」

響「そうなんじゃない?主力以外の勝敗は気にしてないんじゃない?」

提督「この編成だとどっかで詰まるんよなぁ…資材的な意味でも羅針盤的な意味でも…」

響「特定の編成じゃないと羅針盤狂うからね、あの現象は未だ謎なんだって?」

提督「らしいよ…あーもう!ごめんよ吹雪…こんな地獄に送り込むことになってぇ…」

金剛と天龍が上手くフォローしてくれるでしょう、そう信じて私は作戦を立て始めた

 

演習開始時刻

 

金剛「ヘーイ!ぶっきー、頑張って行きましょー」

吹雪「……はい、よろしく、お願い、いたします………」

天龍「ほー、ほんとに聞いてた通りなんだな」

夕立「よーし、頑張るっぽい!吹雪ちゃん!行こぅ!」

伊58「まーぼちぼち行くでち、こんな演習、オリョクルよりましでち」

瑞鶴「一航戦には…負けないんだから!」

 

 

それでは、両艦隊位置に着きました!

これより!第一艦隊演習!始めっ!!

 

金剛「作戦通り行くネー!」

瑞鶴「索敵機、発艦始め!」

天龍「……お、あれ敵の索敵機だな」

伊58「よくあんな遠くの機体見つけれるでち」

吹雪「……撃ちますか?」

夕立「え?あの敵機を撃ち落とすっぽい?」

 

提督「お互いまだ見つけれてない、でもやっぱり相手の方が索敵機の数が多い…見つかるのも時間の問題…」

響「…ん?吹雪、なんか艤装構えてるけど」

ドンッ

響「あっ、撃った」

提督「一体何を…えぇ……」

今吹雪が何をしたかって…?主砲で敵の索敵機を落としたの、しかも対空系の兵装載せてないのに

響「…提督?」

提督「これもしかして勝てたりするかも?」

響「…どうだろう、相手の戦艦を突破できるかどうかじゃない?」

 

金剛「oh......」

夕立「クリーンヒットっぽい!」

吹雪「…多分、敵艦隊……こっち………」

瑞鶴「え?……あっ、敵艦補足!」

天龍「うっし!んじゃ作戦通り俺と夕立と吹雪で奇襲だな」

伊58「ごーやも後から続くでち」

 

天龍「おらぁ!一番槍ぃ!!」ドンッ

夕立「素敵なパーティーにするっぽい!」ドンッ

吹雪「………」ドンッ

 

長門「なっ!いつの間に…だが!」

大井「魚雷発射!」

北上「40本ばら撒くよー?」

 

夕立「わわわ!凄い数っぽい」

天龍「流石は重雷装巡洋艦だなっ!」

吹雪「………」

 

提督「…ねぇ響」

響「……なんだい?」

提督「吹雪のさ、練度って調べたっけ?」

響「………調べてないね」

提督「…あれやばくない?」

響「……」

縦横無尽に放たれる魚雷を、顔色一つ変えず最短ルートで避け続け、尚且つ反撃まで合間にこなす

第一艦隊は比較的練度の高い娘で固めた、なのに、吹雪はその中でも明らか練度が高い

提督「でもそろそろ…」

 

赤城「第一次攻撃隊、発艦始め!」

加賀「鎧袖一触よ」

 

夕立「敵航空機っ!来るっぽい!」

天龍「っし…任せたぞ、瑞鶴!」

 

瑞鶴「見えた!みんな!落とすよ!」

 

提督「…うん、作戦通り」

瑞鶴には戦闘機しか載せていない、相手の一航戦二隻相手に一隻で対応するにはどうするか考えた結果こうなった、瑞鶴で一航戦二隻を実質的に無力化し、奇襲部隊を延命させる…

提督「でも…」

 

大和「全門斉射…薙ぎ払え!」ドンッ

長門「はぁ!!」ドンッ

ドドドドドォン!

 

天龍「なっ!…ぐぁ!?」大破

夕立「嘘っ!?きゃっ!?」大破

吹雪「っ……」小破

 

提督「…やっぱり…相手の戦艦」

響「主砲4積み…かな?」

相手の戦艦はとにかく火力を高められている、軽巡や駆逐なら直撃じゃなくても大ダメージだ…吹雪以外大破により演習離脱、吹雪も小破…本隊到着まで持ちこたえられるか…

 

大井「そこっ!」ドンッ

北上「後ろががら空きだよー」ドンッ

 

吹雪「っ……」回避

 

大和「長門さん!」

長門「あぁ、第四砲塔…撃てっ!」ドンッ

 

提督「…まさか」

響「主砲を残してたなんてね…これは」

 

吹雪「………」中破

 

提督「ギリギリで直撃は交わしたっぽいけど…」

吹雪は中破…あぁ、眼帯も取れ…て…

提督「っ!?」

その瞬間、私は反射的に退いてしまった

響「っ!…っ!」

響「っ…!あの殺気は!?」

 

吹雪「……ぁ、眼帯、トレチャッタ…」

吹雪「ーーーーー」ジーッ

 

大和「っ…ひ…」

長門「なんっ…この化け物は……」

大井「き、北上さんっ…」

北上「っ………」

 

響「まるで…深海棲艦じゃないか!」

そう、私も1度向けられたことがある、深海棲艦特有の…どす黒くどこまでも引きずり込まれてしまいそうな殺気

響「あの、姫級と戦った時と…同じ……」

吹雪から発せられる殺気は…それと酷似してた

提督「眼帯の下、あんな事になって…たんだ…」

初めて見た吹雪の眼帯のした、目の周りは酷く焼け爛れ…本来目のある部分は…何も無かった

そこには空間があるだけ、目があったであろう空間

提督「っ…」

私はこれ以上…直視できなかった

 

吹雪「………」ジーッ

大和「やめっ…来ないでください…」

長門「近付くな!撃つぞっ!?」

吹雪「……………」ジーッ

大井「大和さんっ!」

北上「援護に行くよっ!」

 

完全に吹雪に意識を持ってかれた、その時

 

金剛「全門斉射!Fire!」ドンッ

伊58「ごーやの魚雷はお利口さんでち!」パシュッ

 

長門「しまっ!ぐわ!?」大破

大井「魚雷っ!きゃっ!」大破

北上「大井っち!?あっ!?」大破

 

提督「よし!後は大和だけ…」

主力が敵を一掃したのを確認し、大和と吹雪に目を向けた…その時だった

 

吹雪「……ね」

吹雪「……シね」

吹雪「……………沈メ」

大和「い……来ないで……お願い…」

吹雪「………」

大和「いやっ!全門斉射っ!!」ドンッ

ドォォォォン

 

吹雪「………」

大和「あっ……あぁ……」

 

ドンッ!

 

大和「」大破

 

提督「……え?」

一瞬だった、大和の斉射を全てかわし…喉元に主砲を押し付け…撃った

 

加賀「…赤城さん」

赤城「…もう艦載機が残ってませんね、降参です」

 

…あっ!え、演習終了!

 

提督「…響」

響「……なんだい?」

提督「…昔見た深海棲艦に関する論文でさ、深海棲艦は沈んだ艦娘であるって論文があるんだけど」

響「…」

提督「私はさ、沈んで…恐怖とか絶望とか、そういった感情が高まった時なるんだと思ってて」

響「……つまり吹雪は深海棲艦になりかけてるとでも言いたいのかい?」

提督「…あくまでこの考察が当たってたらね…でもあの殺気とか踏まえても…有り得るんじゃないかな?」

…でも、私は吹雪を救うって決めたんだから、出来ることは全て試す…必ず

提督「だから、まずはさ…吹雪が絶望とか恐怖とか、感じなくなるぐらい幸せにしてあげよ!」

響「…うん」

提督「さ、みんなを迎えに行こ!笑顔でね!」ニコッ

響「…うん、そうだね」

 

吹雪「………」

あぁ、やっちゃった、怒られる、不気味がられる、隠さないと、こんな醜い顔、隠さないと

金剛「ぶっきー!流石ネー!」

瑞鶴「単独で大和さんを倒しちゃうなんて!」

夕立「凄くかっこよかったっぽい!」

吹雪「…ぇ…?」

なんで褒められてるの?なんで気持ち悪いって言わないの?なんで?なんで?

吹雪「わ…たし…コわく、ないの?気持ち悪ク、ないノ?」

伊58「そりゃ最初は驚いたしびっくりしたけど、仲間でちね、頼もしいって気持ちの方が大きいでち」

天龍「それに、すげぇかっこよかったぜ」

吹雪「っ!……私が、仲間…?本当に…?」

夕立「当たり前っぽい!」

吹雪「っ!…っ!みん…な、あり…がと」

 

提督「吹雪っ!MVPおめでとう!」

吹雪「あっ…司令官様、その…」

提督「はい、予備の眼帯」

吹雪「あ、ありがとう、ございます…」

吹雪「あの、私、気持ち悪く、ない、ですか?」

提督「ん?吹雪が気持ち悪い?考えた事なかったなぁ…だって吹雪は私の仲間!大事な、仲間だからね!」

吹雪「あ、ありがとう、ございますっ…司令官っ」微笑み

提督「えっ、吹雪…今…!」

一瞬だったけど、吹雪が微笑んでくれた!この調子で…笑顔にしてみせるから

提督「そういや義眼って欲しい?」

吹雪「…義眼……?」

 

提督「…」

私は今、吹雪を見つめている

なぜって?それは…

吹雪「…?あの、司令官様…?」

提督「可愛い」

吹雪「………?」

義眼をつけた吹雪が可愛いから

提督「義眼、似合ってるよ」

吹雪「ありがとうございます、司令官様」

あれから少しずつだけど、吹雪は前よりも喋るようになった

 

吹雪の笑顔を…取り戻せるように……

 

現在--海域において----が目撃されて--す

この海-にいる艦隊は即座に----ように

繰り返します

現在---域において戦艦棲姫が目撃--てい--

この海域に------座に撤退す--うに

 

次回、救いの代償

響「みんなも艦娘ゲットだよ!」

提督「なにしてんの…?」




小説の投稿って楽しいですね、のびのびと続けて行けそうです
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