問題児たちと王の力を持つ者   作:ミナミモト

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ギルティクラウンと問題児が好きなので
書いてみました。


第1話

あるビルの屋上に少年が立っており

その少年の右腕は無くなっていた。

見た目ではいたって普通だが、その過去には壮絶な

戦いを繰り広げていたのだが・・・

大切な人を失いながらも生活していた。

 

そんな少年 桜満 集(おうま しゅう)は

ディスプレイに写し出された動画を眺めていた。

そこに写っているのはEGOISTのボーカル 楪 いのり

(ゆずりは いのり)だった。

 

しかし、彼女はもうこの世界にはおらず

ここ最近はずっと彼女のことを思い出していた。

 

「あの事件から結構たったんだなぁ」

 

そう呟くと動画も終わりそろそろ戻ろうかとした時

風に流れて紙が流れてきた。

 

(なんだこれ?)

 

不思議に思うも手に取ってみると・・・

 

「っ!?どうなってるんだ?」

 

そうその紙 実際には手紙には【桜満 集殿へ】と

書いており差出人は書いていなかった。

 

『悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。

 その才能を試すことを望むのならば、

 己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て

 我らの"箱庭"に来られたし』

 

「はっ?なにこれ」

 

思わず声に出してしまうぐらい唐突なものだった。

 

- 集

 

聞こえるか聞こえないかの声だったが集には

はっきり聞こえた。あの彼女の声が-

このことで集は決心した。

まるで彼女が 行ってこい と背中を押しているようだった。

そう心に決めた時だった目の前が真っ白になり

 

 

 

 

 

 

 

-気づくと完全無欠の異世界だった

 

 

「うぉ!」

 

「きゃ!」

 

「へっ?」

 

それも上空4000mほどで投げ出されたのだ。

 

(いやいやいや!さすがにこれはないでしょー!)

 

などと愚痴を言うもすべもなくただ落ちていた。

下を見ると膜みたいのがありなんとかなりそうである。さらにその下には湖があり、そこに着水?するようだ。

 

(んっ?ほかにも落ちてる人がいた。2人が女の子でもう1人が男子かー んっあれは猫?)

 

周りのことも見えるようになり大分落ち着いており、これも過去の戦いゆえの慣れである。

とりあえず猫だけでもと思い守るように湖に落ちた。

 

落下地点に用意されていた緩衝材のお陰で大したダメージは受けなかった。湖に落ちて、ずぶ濡れとなり猫を抱えたまま陸に上がった。

 

「し、信じられないわ!まさか問答無用で引き摺りこんだ挙げ句、空に放り出すなんて!」

 

「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ。」

 

(いや流石に石の中はないだろ!)

 

「………。いえ、石の中に呼び出されては動けないでしょう?」

 

(あっ おんなしこと思ってる。)

 

「俺は問題ない。」

 

「そう。身勝手ね。」

 

などと、勝手なことを言い合っていた。

 

「あの三毛猫返して?」

 

「あぁごめんね勝手なことして?」

 

「ううん、三毛猫を助けてくれてありがとう」

 

『お嬢ーー!恐かったでー!兄ちゃんあんがとなー』

 

三毛猫が何を言っているのか感じたのか

集は「どういたしまして」 と言っていた。

 

 

「此処………どこだろう?」

 

「さあな。まあ、世界の果てっぽいものが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃねぇか?」

 

「いや流石にそれはないでしょ!」

 

集は思わずにツッコんでしまう。

 

「まず間違いないだろうけど、一応確認しておくぞ。お前らにもあの変な手紙が?」

 

(えっスルーですか)

 

「その通りだけど、そのお前っての訂正して。──私は久遠飛鳥よ。以後は気を付けて。それで、そこの猫を抱きかかえている貴女は?」

 

「………春日部耀。以下同文。」

 

「そう。よろしく春日部さん。次に野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」

 

「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子揃ったダメ人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」

 

「そう。取扱説明書をくれたら考えてあげるわ、十六夜君」

 

「ハハ、マジかよ。今度作っとくから、覚悟しとけ、お嬢様」

 

「最後に、その冴えない顔をしたアナタは?」

 

集はその言葉に傷つきながらも自己紹介をする。

 

「僕は桜満 集、よろしく。あと冴えないはヒドイかな?」

 

「あらごめんなさい桜満君」

 

「いやいやいいけど、出来れば下の名前でお願い

他のみんなもね」

 

そう呟きも隠れている者にも聞こえるように言った。

 

十六夜はケタケタと笑い、飛鳥は顔をそむける。耀は三毛猫の相手をしながら我関せずを貫いている。

集はというと辺りをみまわしている。

 

 そんな彼らを茂み彼ら見ていた黒ウサギは、

(うわぁ………なんか問題児ばっかりみたですねぇ………1人は右腕が無いではありませんか!)

 

黒うさぎは彼らが協力している所が想像できずに

ガックシしていた。

 

「で、呼び出されたはいいけどなんで誰もいねえんだよ。この状況だと、招待状に書かれていた箱庭とかいうものの説明をする人間が現れるもんじゃねえのか?」

 

「そうね。なんの説明もないままでは動きようがないもの」

 

「……。この状況に対して落ち着き過ぎているのもどうかと思うけど」

 

「それは全員に言えるんだけどね。ハハハ」

 

(まったくです!)

 

黒ウサギはそう思いながらも、場がもっと混乱しているつもりであったため、出ていくタイミングを失ってしまったのだ。

 

 そんな時、ふと十六夜が呟いた。

 

「──仕方がねえな。こうなったそこにいる奴にでも話を聞くか?」

 

「あら、貴方も気づいていたの?」

 

「当然。かくれんぼなら負け無しだぜ?そっちの2人も気づいていたんだろ」

 

「風上に立たれたら嫌でもわかる。」

 

「まぁ そのぐらいできないとね。」

 

生き残れなかったし と心の中で呟き様子を見た。

 

「………へえ?面白いなお前ら」

 

 黒ウサギは驚いて、茂みを揺らしてしまった。これ以上の不満が出てくる前に、と茂みから出た。

 

「や、やだなあ皆様。そんな狼みたいに怖い顔で見られると黒ウサギは死んじゃいますよ?ええ、ええ、古来より孤独と狼はウサギの天敵でございます。そんな黒ウサギの脆弱な心臓に免じてここは一つ穏便に御話を聞いていただけたら嬉しいでございますヨ?」

 

「断る」

 

「却下」

 

「お断りします」

 

「息ピッタシ!」

 

「あっは、取り付く島もないデスネ・・・

最後の方のゆうとおーりなのデスヨ」

 

落ち込みながらも、その目は4人をしっかりと

見ていた。

 

(これはなにかあるね)

 

そう感じ取りながら推測していた。

 

「えい」

 

「フギャ!」

 

 耀に後ろからウサ耳を引っ張られていた。

 

「ちょ、ちょっとお待ちを!触るまでなら黙って受け入れますが、まさか初対面で遠慮無用に黒ウサギの素敵耳を引き抜きに掛かるとは、どういう了見ですか!?」

 

「好奇心の為せる業」

 

「自由にも程があります!」

 

「へえ?このウサ耳って本物なのか?」

 

「………。じゃあ私も」

 

「ちょっとそこのお方!お助けくださいー」

 

一方集はと言うと顔で苦笑しながら見ていたとか

 

そのあと悲鳴が響いたのは言わずもがなだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

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