問題児たちと王の力を持つ者   作:ミナミモト

4 / 4

皆様の感想より
台詞のまえの名前を止めて投稿していきます!
あと集の視力に関しては知識不足でした。
すみませんでした
視力は目をつぶっていただけるとありがたいです

ながくなりましたが
それではどうぞー!



第4話

 

「確か……この辺りの筈……」

 

髪の色を桃色に変えた黒ウサギが現れた。

 

「あれ?黒ウサギ?」

 

「ん?……おぉ黒ウサギじゃん。どうしたんだよその頭」

 

黒ウサギは此方を振り返ると肩を震わせながらキッと睨み、大声をあげた。

 

「あ、貴方方は~~~~~~っ!

一体全体何処まで来てるんですかっ!?」

 

「ヤハハ。世界の果てまで来てるんですよ、っと。

まぁ、そんなに怒るなって」

 

「誰のせいだと思ってるのですか!」

 

「それは悪いとおもってるんだけどなぁ」

 

集が謝るも十六夜はあくびれもせずに振る舞っている。

 

「……しっかし黒ウサギ。お前いい足持ってんな。

幾分か遊んでたとはいえ、この短時間で俺に追いつくとは思わなかったぞ?」

 

「むっ、それは当然です。

なんたって黒ウサギは【箱庭の貴族】と謳われる優秀な貴種です。

その黒ウサギが――――」

 

黒ウサギはアレッ?と首をかしげた。

おそらく貴種である黒ウサギが半刻以上もの時間、追いつけなかったのを疑問に思ったのだろう。

 

「黒ウサギどうかしたの?」

 

「……え?あ、いえ……

……そ、それより十六夜さんと集さんが無事でよかったですよ……

森の幻獣たちから、水神のゲ ームに挑んだと聞いて肝を冷やしましたよ……」

 

ホッと胸をなでおろした黒ウサギ。

 

「えっそれってもしかして「水神?アレの事か?」

はぁやっぱりかぁ」

 

集は何となく嫌な予感がした。

 

『まだだ……まだ試練は終わって無いぞ!!小僧ォォォオ!』

 

「じゃ、蛇神!?……って、どうやったらこんなにも怒らせられるんですか十六夜さん?!」

 

「んー?いや俺を試せれるかどうか確かめてやってんだよっと!」

 

『付け上がるなよ小僧!!我はこの程度では倒れはせんぞ!』

 

蛇神はそう叫ぶと辺りの水を巻き込み、巨大なそして激しい水流の竜巻を作り出した。

それは豪雨、津波、渦潮……様々な天災の混じり合ったかのようなモノだった。

 

「っ!?十六夜さん、下がって!」

 

「何を言ってんだよ黒ウサギ。

下がんのはテメェの方だろうが。

これは俺が売って、奴が買った

喧嘩だ。手ぇ出せばお前から潰すぞ!!」

 

十六夜は殺気により黒ウサギを怯ませ下がらせた。

 

『その心意気は買ってやろう。

それに免じ、この一撃を凌げば貴様の勝利を認めてやる!』

 

「ハッ!!さっきも言ったが寝言は寝て言え。

決闘ってのは勝者を決めて

終わるんじゃない、敗者を決めて終わるんだよ!」

 

『フン――――その戯言が貴様の最期だ!』

 

蛇神は先程の竜巻に水柱を加えた更なる威力のモノを形成した。

人間が喰らえば死は免れないだろう。

 

「十六夜さんっ!」

 

その時集だけは呆れて結果を眺めていた。

 

「ハッ!――――しゃらくせぇッ!」

 

――ズドッパァァァァァァン!!!

 

「嘘っ?!」

 

『馬鹿なッッ?!』

 

「うわー十六夜って本当に人間?」

 

「残念だったな集、俺はれっきとした人間だよ」

 

ヤハハと笑いながらも答える十六夜

それを怪しい目で見る集

ずっと呆然としている黒ウサギ

 

「まっ、最後のは悪くなかったぜお前」

 

十六夜は跳び上がり、蛇神の頭へ蹴りを喰らわせた。

すると、蛇神の巨体は揺れ湖に沈んでいった。

 

「クッソ……今日よく濡れる日だぜ……こりゃクリーニング代位でるよな?」

 

「いやそれは十六夜の自業自得だね」

 

「まぁな、少しは楽しめたからまぁいいか」

 

いまだに呆然としている黒ウサギに気づくと

 

「おい黒ウサギ。何ボーっとしてんだよ?

足とか胸とか色々揉むぞ?」

 

「え、きゃあ!?」

 

「十六夜~、それはどうかと思うよ?」

 

黒ウサギは身体を護るようにして後ろに跳んだ。

 

「なっ!?あ、貴方はお馬鹿ですか!?

二百年守ってきた黒ウサギの貞操を傷つけるつもりですかっ!?」

 

「二百年守った貞操?うわ、超傷つけたい!」

 

「お馬鹿様!?いいえ、お馬鹿様!!」

 

「うんもう知らない」

 

スパンッ!と良い音をたてて十六夜はハリセンで叩かれる。

 

それから黒ウサギが「こんなギフトゲームだったので

きっと良いものがもらえますよ!」っと言って

蛇神のもとへと向かっていった。

 

「なぁ集?」

 

「うん、多分同じ考えだろうね」

 

「へぇ案外頭も回るんだなぁ」

 

(“も”は余計だよ!)

 

思っても口には出さないなぜならそのあとが

面倒くさいからだ。

 

「見てください!こんなに大きな【水樹の苗】を貰いましたよ!」

 

集と十六夜が話しているうちに黒ウサギが蛇神から

報酬を貰ったようだ。

 

「これでもう、他のコミュニティから水を買う必要もありません!みんな大助かりです!」

 

満面の笑みを浮かべながら黒ウサギは水樹の苗に頬ずりをしていた。

すると、十六夜が喜びはしゃいでいる黒ウサギに話し掛けた。

 

「そうかいそうかい。喜びついでに1つ聞いても良いか?」

 

「どうぞどうぞ♪

今の黒ウサギは何でも答えますよ♪」

 

(黒ウサギのせられてるなぁ)

 

「……黒ウサギ、お前何か決定的な事をずっと俺たちに隠してるよな?……お前はどうして俺達を呼び出す必要があったんだ?」

 

「うん、僕もそれが聞きたかったんだ」

 

「へっ!?集さんまで!」

 

黒ウサギは冷や汗を流している。

心なしか少し体が震えているように見えた。

 

「……本当にそうか?

俺も初めは純粋な好意、 もしくは誰かの遊び心か何かだと思っていたんだよ。……だがな、お前の態度はあまりにも必死すぎるんだよ」

 

(ここは十六夜にまかせるか)

 

何も答えずに黙ってしまう黒ウサギ。

十六夜はその姿を見て、更に話を進める。

 

「これは俺の勘だが、今、確信に変わった。

黒ウサギのコミュニティは弱小のチーム、もしくは訳あって衰退したコミュニティなんじゃねぇか?」

 

「…………」

 

「沈黙は是なりだぜ、黒ウサギ」

 

泣きそうな顔になった黒ウサギ。

返答を待つ十六夜。

 

(やばい今にも泣きそうじゃないか!

これは助け船でも出したほうがいいかもね)

 

「あのね黒ウサギ?十六夜は知らないけど

僕はきちんと話してくれれば手伝うつもりだよ

でもこれ以上待っても話さないなら……分かるよね?」

 

「集さんそれは本当ですか?」

 

「うんほんとだよ。十六夜は?」

 

「面白かったらな」

 

黒ウサギは決心したのか深呼吸をして話始めた。

 

 

 

 

 





またなにか感想・意見があればお願いします!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。