絶対無敵の融合戦士は名探偵の保護者になるってよ 作:ターレスさん
一口メモ
大型直前なのにミッションをクリアしたいがために新フェスターレスさんと伝説降臨のメタルクウラ軍団を回し過ぎました。
【結婚式場】
「無い、どこにいったの!?」
「幸野さん、ありがとうございます。」
結婚式場に入った三人と一匹は何かを探すものの見つからず声を荒げる、ここのスタッフと思われる幸野と呼ばれる女性と花嫁を目にする。
「「花嫁さんだ〜!!」」
「(フッ…懐かしいな。)」
かつては結婚式の直近に地震により火災に見舞われた義父の城の鎮火のためにとある道具を求め、知り合いと瓜二つの種族が住んでいる渓谷や唯一一匹だけが生き残った幻の火喰い鳥に会ったり、その火喰い鳥も恐れる氷の山、火災の原因であるあの世と繋がっている山では自身の育ての親といえる祖父との再会。と言った様々な場所を巡る冒険を妻と一緒にした事を懐かしむゴジータだった。
「(そういえば…
「おーい、ゴジータさん?」
「悪い、考え事をしていた。」
「ほうほう…なるほど。」
あんなには心配され、みくるには何故か表情をニヤつけながらゴジータを見ていた。
「ゴジータさんってあの様な表情をするんですね。」
「あはは…確かに。」
聞こえているが無視だ。
「まりさん⋯」
「ごめんなさい、もう諦めます。」
「でも!」
「⋯式に間に合いませんから。」
ここに入った時から何かを探している幸野だが、もう諦めようと促す花嫁のまり。
「一体何を探しているんだ?」
「「えっ!?」」
突然声を掛けられ驚く二人、そして二人の話に割り込んだのはゴジータだ。
「「(凄い格好…外国人さんかな?)」」
またも外見に目を向けられるゴジータ
「お前達は何か探しているんだろ?手伝うぞ?」
「あの!…困っている事があるのなら私もお手伝いします!」
「えっ!?」
ゴジータは二人が探している何かの捜索の協力をすると伝え、後から来たあんなも同じく協力するよう伝える。そんな強力なする二人に後ろに居たみくるは驚いていた。
【新婦の控室】
「改めまして、私は式場のスタッフの幸野さちよです。」
「想田まりです。実は式で着けるティアラが失くなったんです。」
「「ええっ!?」」
まりはティアラを失くしたと言ったが、あんなはまりの背後に設置されている化粧台の上にティアラがあると指摘するが、それは時間に間に合う様に式場側が用意した物だ。
「まりさんのと形も大きさも似た物を何とか用意しました。これがまりさんのティアラです。」
さちよは新郎とまりが写っている写真を見せる。違いはティアラ自体と組み込まれている宝石の色だ。
「お母さんも結婚式でこのティアラを着けたんです。私も着けて、式を挙げたかったんですが…この部屋から消えてて。」
「妙だな…。」
「はい。突然消えるなんて…?」
「はっ!まさか…これが本当の探偵テスト!?」
「コウノはオレと一緒に一度でもこの部屋に入ったヤツを呼び込む。アケチとコバヤシはそのままここに居てろ、いいな?」
「「はい!」」
「はい!絶対に私が見つけ出します!!」
三人の返事を聞いた後、ゴジータとさちよはこの部屋から出て行った。
それから数分後…
「どうしたの、呼び出したりして?」
「まりさんを最後にティアラを見てからこの部屋に出入りしたのはあなた方三人⋯この中にティアラを盗った犯人がいます!」
「まさか…ありえないですよ!」
「…で、ですよね~!ちょっと話を聞こうかな~なんて…」
この控室に入った者が疑われるのは当然だが、三人を除いた外部から盗られた可能性も考えられる。
「まあ、証拠ってヤツが必要だ。改めてになるがコウノを除いた二人は何しにここに来た?」
「僕は、花嫁さんを撮りに来たんだよ。」
カメラマンの宇都見翔太。
「…………。」
「次はお前だぜ?」
「えっ…は、はい…すみません!私はまりにお願いしたい事があってね。」
何故かゴジータから声を掛けられるまで反応をしなかった、まりの友人の藤井ともか。
「お願いって?」
「ブーケをともかの方に投げてほしいって。」
「あっ!それって…!」
「少し前に見たブーケトスってヤツか。」
花嫁が投げたブーケをキャッチすると幸せをお裾分けをされる事がずっと憧れていたともか。
「お願いって有りなんだ。」
「まり、OKって言ってくれたよね?」
「ともかが珍しく遅刻しないで来たから、つい…」
控室に入った者の事情聴取を終えたすぐにみくるは前に出て、各々が身に付けている帽子やポーチに隠したという推理も出たりしたが、ティアラの大きさ的に隠せないと判明したため、捜査は進展せずにいた。
【式場の噴水前】
その後みくるは噴水に座って、犯人がどうのようにティアラを持ち出したかの方法を考えていたが、一向に思い浮かばない事に悩んでいた。
「小林さん、平気…?」
「明智さん…わからないんです。これじゃあ、まりさんは笑顔に出来ない。名探偵にだって…。」
答えがみつからない事にみくるは表情は更に暗くなり、今にも涙が出そうな彼女を慰めるためにあんなはこんな質問をした。
「どうして名探偵になりたいの?」
「私も助けてられたから…だから、今度は私が名探偵になって、みんなを助けたい!」
「やっぱり凄いんだね。名探偵ならティアラを見つけて、まりさんを笑顔に出来るんでしょ?」
「ええ…きっと。」
「だったらなろうよ!その名探偵に!!」
「でも…。」
「悩んでるだけじゃ始まらないよ。一歩踏み出せば、答えはついてくる!…一歩の勇気が答えになる、だよ!」
「ポーチ!」
「明智さん…」
「小林さん!もう一度全部調べよう!」
あんなの励ましにより、みくるの表情は活気あるものに戻った。そしてこの二人のやり取りを影で観ていた人物が一人。
「どうやらお前達の心配はいらねえみたいだな。」
「「ゴジータさん!!」」
そうゴジータだ。
彼に全てのやり取りを観られていたよりも、二人に一体今までどこに居たのかを聞かれた彼はこう答えた。
「妙な動きをさせないためにアイツら全員を見張っていた。」
まだ犯人がここにいる可能性を考慮して各々散らばった皆を再度集める事で逃亡を防ぎつつも逃亡したらしたでその者が犯人だと解る行動に感心するあんなとみくる。
「(あれ?じゃあ今、私達とお話してて大丈夫なのかな?)」
「でもティアラはどこに…。」
「ソイツを奪う事で一番得をして、なおかつ自然に奪えれるヤツ。それを考えてみな。」
あんなとみくるに助言を与えたが、それはあくまでまだ盗んで逃亡していない前提の話だと付け加える。
「その通りでしたらまだ控…あっ。」
みくるが言い切る途中で突然突風が吹き出し、彼女の髪を結ぶリボンが解け、風で吹き飛んだ事により近くに設置されている植え込みの中に入ってしまった。
「あ…まただ。」
「また?」
「今日で二回目だ。さっきも植え込みの中に女の子のリボンが入って。」
「植え込みの…中?」
「花…?」
植え込みの花に何かが引っ掛かり考え込むあんなとみくる。
『ソイツを奪う事で一番得をして、なおかつ自然に奪えれるヤツ。それを考えてみな。』
「「見えた!!これが、答えだ…!!」」
「さあ…おめえ達が言う、答えってヤツを見せてもらうぜ?」
「ところでコバヤシ。今何時だ?」
ズシーーン
「せっかく決まったのにーーっ!!またですか!?」
「まあまあ…。」
「もーう…今は
「そうかそうか…サンキューな。」
【新婦の控室】
眉を尖らせるゴジータ、自信満々の表情を浮かべるあんなとみくるが戻って来た事により、室内に居た者達に緊張が走った。
そして二人はこの事件の真相を話した。
「「犯人はあなたです!!」」
あんなとみくるが指差した人物、それはまりの友人である藤井ともか。
「えっ…や、やだなぁ。ティアラはポーチに入らなかったでしょ?外に持ち出せるはずが無いよ。」
「ええ。
「あなたは自分にブーケを投げて欲しいとまりさんに頼んで、ティアラをブーケの中に入れた。明智さん。」
「そして…まりさんからブーケを受け取った後、ティアラを抜き取るつもりだったんだ。」
あんなはブーケトスの花に手を入れ掴む物。そこから出て来たのは、さちよが見せてくれた写真に写っていた銀色のティアラその物だった。
「フッ……ここからはオレが言わせてもらう。」
見事な推理を披露したあんなとみくるにゴジータの口角が少し上がる。がまだ終わっていないのか、鋭い視線をトモカに向け、彼はある事を言う。
「
「「「「「………えっ?」」」」」
全員がゴジータの方に視線が向く。
確かにトモカは自分から名前を名乗っていたし、まりも彼女の名を言っていた。なのにどうしてその様な事を言う彼に困惑する全員。
だが彼はそんな事を気にせず話を続ける。
「オレが妙だと思ったのは貴様だ。」
『お母さんも結婚式でこのティアラを着けたんです。私も着けて、式を挙げたかったんですが…この部屋から消えてて。』
『妙だな…。』
『はい。突然消えるなんて…?』
「あれって…このティアラの事では無く、ともかさんの事だったんですか!?」
「そうだアケチ。そんで貴様は他のヤツよりも妙な気配を持っているからな。だから貴様を見張っていた。」
「でもゴジータさんは
「ソイツを知りたいのなら推理ってヤツをするんだな、コバヤシ。」
ティアラを盗もうとした犯人がトモカだと最初から気付いていたゴジータに自分達の推理は何だったんだ…と思い、少し落ち込むあんなとみくる。
「まあまあ、オレが答えを言ったところで証拠ってヤツがないと意味が無いんだろ?それで…さっさと貴様は正体を見せたらどうだ?」
「…………。」
「と、ともか!ねえ…ゴジータさんが言った事は全部ウソだって言ってよっ!!」
沈黙をする友人の事をそれでもまだ信じたいまりはゴジータの言った荒唐無稽の言葉を跳ね除け、悲痛の言葉を投げる。
が、虚しくもその言葉が届かなかったのか、突然彼女は不敵な笑みを浮かべながら拍手をする。
「フフフ…やるじゃない。でも、そこの君達二人は一つだけ推理を出来ていなかった。そしてその推理をそこの感の鋭いキミは最初から解っていたとはね…気に入らないね。」
「と…ともか…?」
友人であるはずのトモカの豹変ぶりを目の当たりにしたまりは当然な事に困惑していた。
「フフ…
トモカは自分の衣服を勢いよく脱ぎ捨てる。
そこに居たのはシルクハットを被り、マントを付けた男。
「ボクはニジー!『怪盗団ファントム』の…怪盗さ!」
「か…怪盗団ファントム…?」
「惚れ惚れする…変装だろ!!」
キザったらしい言動をする怪盗ニジーは一瞬にして、あんなとみくるの間に駆け寄る。
「頂くよ?」
彼女達の耳元に囁くように言う。
誰もがニジーの高速移動に反応が出来ない状況、このままでは彼によってティアラが盗まれ逃亡をされる。
しかし、一人だけ彼の動きに反応が出来る者が居た。
「させるかよ?」
そうゴジータだ。
彼はニジーの言動から見るにあんなとみくるを見下しており、二人程度の相手なら余裕で間から通り抜けそのまま窓から外に逃亡するだろうと予測し、それを利用して逆にこちらから奇襲を仕掛けていた。
「いいっ!!??」
これではマズいと表情を変えるニジーだっだが、それも一瞬の出来事で彼は不適な笑みを浮かべていた。
「なん…てねっ!!」
「ちっ…。」
ニジーは地面に煙玉を投げ控室には煙が充満され、そちらに気を取られたゴジータは舌打ちをする。
ガチャ…
「「「「「ごほ!けほ!」」」」」
「……逃げ足の速いヤローだ。」
ゴジータを除く皆が煙によりむせ込む中、既にニジーを見失った事により悪態をつく彼であった。
そしてそんな彼と二人の一瞬にして行った一連の流れに反応を出来ずに何が起こったのか理解不能の全員。
「…ティアラが!?」
「しまった!?」
ようやく煙が晴れて視界が良好になるも時既に遅く、あんなの手にはティアラが無かった。
「ヤツは外だ。」
【外】
「ちっ…気に入らないね。」
目的の物を盗み逃亡をしていたニジーは何故か眉を顰めて舌打ちをしていた。
「…………。」
「はあ〜…もう来たのかい…早いね〜。」
自分の視線には既にゴジータが立っており彼は立ち止まり、わざとらしく肩をすくめてやれやれと言った表情で溜め息を吐き、嫌味っぽく言う。
「ベイビー達も来て、挟み撃ちって訳か。」
視線を少し後ろに向けるとあんなとみくるとポチタンがこちらに向かっていた。
「さっさとソイツを返しな。」
「出来ない相談だよ。このティアラにはマコトジュエルが宿っているんだもの。」
「マコトジュエル…?」
「花嫁が大切にする想いがマコトジュエルを引き寄せたのさ!」
そう言い、ティアラから装飾品の様な物をこちらに見せるかの様に取り出したニジー。
「このジュエルを頂くのがボク達の目的。そうだ!ティアラの代わりにステキなショーをお見せするよ!!」
『ウソよ覆え!いでよ、ハンニンダー!!』
ニジーはこの装飾品、マコトジュエルに禍々しい闇のエネルギーを送り込むとそこから普通の人間では太刀打ちが出来ない程のティアラを模した巨大の怪物が現れた。
「ハンニンダーッ!!」
「ファントムが新たに開発したハンニンダーさ。さぁ、ショータイムだよ!ベイビー!!」
「ハンニン…ダーッ!!」
ニジーの掛け声により、ハンニンダーは見せしめと言わんばかりに巨大な斬撃を木々に放ち斬り倒していた。
「ひっ…!?」
その光景を見たみくるの身体は震え上がった…恐怖と決定的な勝ち目の無さに…恐ろしさと絶望に今にも涙が溢れそうだった。
「何とかしないと…!」
それでも諦めずに何かを模索するあんな。その表情はまだ絶望に染まっていなかった。
「何とかって…。」
「さぁ、探偵ごっこはおしまいだよ。キミの怯える瞳が全てを物語っている。キミは探偵じゃない…探偵気取りの真っ赤なニセモノだ。」
ニジーの言葉に歯を食い縛り、俯くみくる。
「ほんとにそうか?」
ニジーの言葉を否定したのはゴジータだ。
「助けれたから今度は自分が助ける。単純だがその強い心が得体の知れない力を生み出す事を解っていない貴様にコイツを否定する権利はねえぜ!」
「ゴジータさん…。」
「お前達は下がっていな。闘いってのは力のある
首を何度か鳴らしながら二人の前に出るゴジータ。
その背中を見た二人の瞳に映し出されたのは
あんなは『特徴的な髪型に山吹色の道着の人物』
みくるは『尖った髪型に紺色のノースリーブの人物』
「キミがハンニンダーと闘う?だったら…やれ、ハンニンダーッ!!」
「ハンニン…ダーーッ!!」
ニジーの指示通りに動いたハンニンダーはゴジータを標的に急接近して攻撃をしようとしたが、微動だにせずこちらを睨み付けるだけの彼にハンニンダーは何か違和感を覚えていた。
「……………。」
「ハンニン…!?」
完全に被弾の範囲に入った瞬間、ゴジータの身体は蜃気楼に包まれたかの様な現象が起こり、地面を滑るかの様にハンニンダーに急接近していた。
「ハン…ダダダダッ!!??」
「なっ…!?」
突如ハンニンダーから複数の強烈な打撃音が辺りに鳴り響いた事に驚愕するニジーであった。その証拠はハンニンダーの身体のあちこちには攻撃の跡が複数にも点在していた。
「………!!」
「ダァーーーッ!!??」
「うわーーーっ!!??」
追撃が始まったのかハンニンダーの背後に居たゴジータはそのまま三発の重い膝蹴りを放した後、強烈な回転蹴りでハンニンダーをニジーが居る場所にまで吹き飛ばした。
「オレに勝つなんて無理だぜ?」
回転蹴りから美しく着地したゴジータは吹き飛んだ一匹と巻き込まれた一人に向けて人差し指を前に出して指を振り挑発していた。
「ハン…ニン…ダァ…。」
「いつつ…まさか!?アイツも名探偵の力を…!!いや…有り得ない!!」
ハンニンダーの下敷きになっているニジーはゴジータの凄まじい攻撃を名探偵の力と言われたモノだと思い込み動揺するが速攻否定した。
「まだ終わってないぜ?」
「なっ…!?」
まだ攻撃が続く事に、宙に浮いては自分はもちろんハンニンダーをも見下ろすゴジータに息を呑むニジー。
「いけ!ハン……!?」
「はあーーーっ!!!」
「ハンニンダーーーーッ!!??」
ニジーがハンニンダーに攻撃の指示を出すよりも速くゴジータは動き、立て直そうしたハンニンダーの足を掴み、そのまま天高く空へと上昇していった。
「だりゃーーーっ!!!」
「ハンニンダーーーッ!!??」
空の頂点まで上昇し終えてもその勢いを殺さずに地面へと放り投げる。超高速で地面にへと落下して行くハンニンダーは勢いを弱めれず、やがて地面に叩きつかれ、それにより凄まじい音と数メートル程の砂埃が立ち込んだ。
「ハ…ハン…ニンダーーーッ!!」
「ほーう…やるじゃねえか。」
砂埃が晴れ、そこには何とか立ち上がりつつもまだまだ闘う意思があるハンニンダーにゴジータは感心していた。
「ハハ…ハッハハハハ…!!これこれは残念だね?やはりキミには名探偵の力が無いみたいだね!このまま続けてもハンニンダーは倒せないよ!」
「………。」
凄まじい攻撃を受けても立ち上がるハンニンダーにニジーはこちらが一切手を出せなくても、どうであれ勝ちを獲られない事に確信した彼は高笑いをしていた。
「だったら…
「ハンニンダーを倒せないキミが大事なティアラやマコトジュエル諸共消すって言っているんだよ?冗談はよしたまえ!」
ある意味、まりのティアラが人質に取られており簡単に手を出せない。それを簡単に消すと宣言をしたゴジータにニジーはタダのハッタリだろうと思っていた。そもそもマコトジュエルを消されるとこちらとしては本当に困りものだ。
「知るか。」
「ウソ…だろ…!?」
シンプルな拒絶の答えを出したゴジータにニジーは何度目かの驚愕の表情になっていた。怪盗の自分が言うのも何だが…内心『コイツ…イかれてやがる…!!人を思い遣る気持ちが無いのか…?』と思った。
「はあああーーーーっ!!!!」
力を込めた掛け声と共に開いた両手から凄まじいエネルギーが徐々に溢れていた。
『『ちょっと待ってーーーっ!!!』』
突然自分を止める二人の声が聞こえたため、ゴジータはエネルギーの溜めを中断し、そちらに目を向ける。そこには紫色を主とした可愛らしい衣装の少女ともう一人も赤色を主としたこちらも可愛らしい衣装の少女が居た。
「ふう…助かった…って違う!何者だ!?」
正直乱入者が現れた事にホッと一息をつき、冷や汗を拭うニジーだったが、セルフツッコミをしてその乱入者に問う。
「どんな謎でもはなまる解決!名探偵キュアアンサー!」
「重ねた推理で笑顔にジャンプ!名探偵キュアミスティック!」
「「名探偵プリキュア!!」」
「私の答え、見せてあげる!」
「不思議な気だな…それでお前達のそれは何だ?その、えっーと…
「違ーーう!!キュアアンサーと!」
「キュアミスティックですよ!!しかも私だけ語感すら合ってませんし〜。」
名前を間違えた事には申し訳無いが、キュアアンサーとキュアミスティックの次は間違えるなよ?と言っている様な圧に少したじろぐゴジータであった。
「プリキュアだって?
「お前達、オレの攻撃を止めたんだから何かあるんだろ?」
「「はい!!(呼ばれなかった…。)」」
何かあると答えた二人に闘うのなら思いっ切りぶつかってこいと助言し、ゴジータはこの闘いから手を引き、二人の闘いを見守っていた。
「キミのその態度…とことん気に入らないね。やれ!ハンニンダー!!」
「ハンニンダーーーッ!!」
「「「はあーーーっ!!」」
ハンニンダーはアンサーとミスティックに攻撃を仕掛けるも二人に防がれ、カウンターを喰らい吹っ飛んでいった。
「ポーチ!!」
「よっ!ポチタン。お前がアイツらに力を貸したのか?」
「ポチポチ!!」
あんなとみくるが名探偵プリキュアに変身出来たのはポチタンの力のおかげらしい。
「ハンニン…ダァーーーッ!!!」
「「ぐうっ…!!」」
身体を丸めて回転しながら突進するハンニンダーを二人は地面を抉りながらも受け止める。
「ダッ…!?」
「「はあああーーーっ!!!!」」
突然苦しみ出したハンニンダーは回転が弱まり隙が出来た。その隙を見逃さなかった二人は強烈な蹴りを入れ、吹き飛ばした。
「その程度では倒せないよ!!」
「(ソイツはどうかな?)」
ニジーの発言を内心で否定するゴジータ。
「ハンニ…ンダァ…。」
「は、ハンニンダーッ!?まさか…やってくれたなあっ!!」
またも苦しみ出したハンニンダー。
先程のゴジータとの闘いでいくら倒せなくても、あれ程の凄まじい攻撃ならダメージが蓄積していても可笑しくないとようやく気付いたニジーは苦虫を潰した表情へと変貌し叫ぶ。
「一歩の勇気が!」
「答えになる!」
攻撃のチャンスを無駄にせず、アンサーとミスティックは時計の様な物を取り出し、それの長針を動かした。
「「これが私達の、アンサーだっーーー!!」」
アンサーとミスティックは同時にハンニンダーへ向かっていき、ハンニンダーをも貫く一撃を放った。
「「キュアっと解決!!」」
「ハ…ン…ニン…ダー…」
二人の攻撃を受けた事でハンニンダーは浄化され、元のティアラへと戻った。そしてティアラに宿っていたというマコトジュエルと共にアンサーの元へ戻って来た。
「次はオレが相手するぜ?」
「ちっ…本当に散々な日だよ…もうここで幕を降ろして、おこう!!」
ニジーは煙玉を取り出し、地面に叩きつけると煙が発生し、程なくして煙が消えるとその姿は無かった。
「(派手にやったつもりの地形が元に戻っている…?)」
【結婚式場】
その後、二人が変身をしたままでティアラを返すのは面倒な事が起きると思ったゴジータは彼一人だけでまりのティアラを返していた。あんなとみくるの事を聞かれたが先に帰ったと伝えた。そして無事に式が開かれる事となった。その式の様子をアンサーとミスティックとポチタンは建物の屋根の上から見ていた。
「ありがとうございました!」
「私のおかげと言うか…あれって怪盗!?」
「アイツは本物だ。」
後ろから現れ、本物の藤井ともかだと答えるゴジータ。
「ゴジータさんには色々と聞きたい事があるよ!」
「私も山程の質問があります!」
「でも…私、帰らないと!誕生日パーティーが。」
「あの!プリキュアになれたって事は、テストは合格ですよね!?
「合格かどうか知らん。にしてもやはりそうか…
「二人共また訳わからない事を…
しかもゴジータに関しては二人の年号では奈良時代の人物にあたる。流石に今の時代まで生きているのはあり得ないと結論付けた。
「いやいや!今日は
ミスティックが指差した場所をゴジータとアンサーが見ると、そこにあったのは満開の桜の木だった。
「えっ…桜…?わ、私……。」
「昔の時代にタイムスリップしたのーーーーーっ!!!!!」
「そうなるな。」
「何でそこまで冷静なんですか!?」
「(オレは知らない世界に到着したんだな。そして……)」
『
『もーう…今は
「とっくに30分以上は経っているが未だにフュージョンが解けていない。」
次回からは本編一話分を2回に分けて書いていきます。
後ちょくちょくオリジナルも挟みます。
閲覧ありがとうございました!