限界社畜おじさんが、猫耳Vtuberになって世界をかわいく征服する   作:双葉 鳴

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バカンス

「はぁ、ようやく終わったぁ〜」

 

 

 全ての積荷を発送し、僕は床に寝転がった。

 

 

「お疲れ様です先輩。そんなところで寝ると風邪ひきますよ?」

 

「僕はそんなにやわじゃないぞ?」

 

 

 むくりと起き上がり、這いずりながらソファのある方へ。

 後輩はそれを横目にキッチンに向かった。

 

 

「しかし、意外なところで役に立ちましたね。先輩のレシピ」

 

 

 思い出したようにさっきの梱包時の出来事を語り出す。

 

 

「ああ、カチカチスライム君ね? 液状の状態から、砂糖を足すとカッチカチになり。塩を足すと消えてなくなるの」

 

「それです。瓶詰のポーションを配送する時って緩衝材に悩む物なんです。でもコレなら割らずに送り届けられそうですね」

 

「途中で強盗に遭っても塩を持ち歩いてる強盗なんていないしな」

 

「普通は持ち歩きませんからね」

 

「僕は持ち歩いてたけどな」

 

 

 アイテムポケット様々だ。

 僕の白衣には倉庫と直通の転移装置が備え付けられている。

 

 手の届く範囲で色々できちゃうのだ。

 じゃなきゃ研究室に引き篭もりながら研究とか無理な話だ。

 

 

 テレビではダンジョンニュースに速報が入っていた。

 

 

「Sランクダンジョンだって」

 

「何処です?」

 

「日本。富士の樹海に出来たって、ドローンが発見したみたいだね」

 

「近所ですね。日本にSランクは在籍してませんがどうするんでしょう?」

 

「さぁ? 政府が探索者を優遇しなかったからみんな海外にいっちゃったからね。自業自得でしょ。国民からもあんまりよく思われて無いじゃん? 持ち帰り品に散々世話になっておきながらさ」

 

「呼んだところで来てくれませんかね?」

 

「無理じゃないかな?」

 

 

 日本政府はダンジョンからの資材をアテにしてる癖に報酬の支払いが悪いからね。

 旧時代的というか、権力で押さえつけるタイプの人間が今もなお蔓延っている。

 

 探索者を奴隷か何かと勘違いしてるんだよね。それは前の会社の社長も同じだ。

 いい大学を出てる事だけが誇りみたいな頭でっかちなんだ。

 

 

「じゃあお引越ししませんと」

 

「いっそ海外でも行く?」

 

「そうしますか? ちょっとここ最近働き詰めで一休みしたいところでした」

 

「じゃあそうしようか。配信はどうしようか?」

 

「海外でもできると思います。先輩の転送装置でここにはいつでも帰ってこれますし、生活の拠点は海外でも大丈夫かと」

 

「じゃあそうするか。SNSにおやすみの告知入れとくね」

 

「お願いします」

 

 

 ニュース速報ではSランク探索者不在の日本の今後どうなるのかって話で持ちきりだった。

 僕たちはそんなこと知ったこっちゃないのでパスポートを受け取りに行く。

 

 え、僕たちで日本を救う気は無いのかって?

 そういうのは自衛隊とかのお仕事でしょ?

 

 一国民が出張ったところで足手纏いだよ。

 僕にモノづくり以外の事をやれる能力はないしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ───────

 

 

 

 その頃、探索者専用ネットワークでは。世界に羽ばたいた探索者達が日本に現れたダンジョンについて議論していた。

 

 

 

【議題】日本のSランクダンジョン、どうする?

 

<キングさんがガイウスさんを招待しました>

 

 キング:

   悪いな、急に連絡入れて

 

 ガイウス:

   問題ない。それよりさっき俺のところに荷物が届いたが

 

 キング:

   俺のとこにも来たよ。例のボマーだろう

 

 ガイウス:

   昔馴染みで軽く挨拶した程度でマジで送ってくるなよ

 

 キング:

   ある意味で一番任せられそうって意味だったんじゃないか?

 

 ガイウス:

   違いない

 

 

<ガイウスがトールさんを招待しました>

 

 

 トール:

   チーッス、ガイウスさん

 

 キング:

   おう

 

 トール:

   キングさんもチィーッス

 

 ガイウス:

   悪いな、急に呼んで

 

 トール:

   全然大丈夫っすよ。で、用件て?

 

 キング:

   お前のところに速達で何か来なかったか?

 

 トール:

   あー……ボマーから送りつけられてきた物なら

 

 ガイウス:

   やっぱりか

 

 トール:

   どういう意味っすか?

 

 

<ガイウスさんがガンドルフさんを招待しました>

 

 

 ガイウス:

    すまんな、親方

 

 ガンドルフ:

    例の富士の樹海の件だろ? 政府からはなんて?

 

 ガイウス:

    日本の国土を守るのは日本人の誉だとかなんとか

 

 ガンドルフ:

    相変わらずだなぁ、上の方々は

 

 ガンドルフ:

    報酬の話は有耶無耶にしようってかい

 

 ガイウス:

    実はそのことで相談があってな

 

 ガンドルフ:

    ほう、詳しく話せ

 

 

 キングは呼び出した仲間と、最近話題になっている先輩に昔馴染みの影を感じ取って挨拶がわりのお便りを出した。

 ただの挨拶のつもりだったのに、問題しかない装備が送られてきた。

 

 そこへタイミングよく日本にSランクダンジョンが現れた。

 

 あまりにもタイミングが良すぎる。

 案の定、ガンドルフの元にもアイテムが届いたそうだ。

 ガンドルフとの面識はなかったそうだが、キングはこれを深読みした。

 

 

 キング:

   まず間違いなくボマーはコレらを予測していたと見るだろう

 

 トール:

   流石に偶然じゃないっすか?

 

 ガイウス:

   偶然にしてはあまりにもタイミングが良すぎる

 

 ガンドルフ:

   まぁな。こんなもの日常でどうするもんかと思ったが

 

 ガンドルフ:

   Sランクの登場で早速お披露目の機会が来た

 

 キング:

   そういうことだ。おあつらえ向きに俺たちに適したステータス

 

 キング:

   トールのところの製薬会社も総動員すれば今回のクエスト

   無謀でもなんでもないだろ?

 

 トール:

   補填が出ないとやる気出ないっすけど

 

 キング:

   だったら後でボマーに泣きつくなりなんなりしろ

 

 ガイウス:

   今頃日本で配信してるだろうしな

 

 ガンドルフ:

   俺たちは救世主だ

   多少のわがままくらい飲んでくれるだろう

 

 トール:

   まぁ、うちにレシピ集も届けられた時点で

   多少の恩もあるっすかね

 

 キング:

  国の要請は受けず、あえて個人的に攻略する、いいか?

 

 ガイウス:

  なら素材は山分けでいいか?

 

 トール:

  賛成っす

 

 ガンドルフ:

  それなら俺も乗る

  国が横から報酬を掠め取ってくのはいい加減ウンザリしてたんだ

 

 

 こうして秘密裏にキング達Sランクは示し合わせたように帰国する。

 敢えてバカンスでやってきたと報道関係者には説明した。

 すれ違うように日本からハワイにバカンスに出かけた配信者には気づかずに。

 

 

 

 

「青い海、白い砂浜!」

 

「なんで海に来てまで白衣なんですか先輩は。水着きましょうよ、水着」

 

「おい──、やめろよー、肌を晒すのはダメなんだって──」

 

「大丈夫ですよ。肌を焼くくらいで海には入りませんし。それともクラゲが怖いんですか〜?」

 

「そそそ、そんなわけあるかーい!」

 

 

 後輩に言いくるめられるように、僕は肌を晒すハメになった。くそぅ。

 ここ最近言いなりになりっぱなしである。

 

 周囲は似たような格好だから恥ずかしくないというが、僕が同じ胆力を持ってる前提で提案しようよ。貧弱なボディを見られるのは嫌なんだよ。

 

 

「お待たせしました、先輩」

 

「また冒険したなぁ、いい歳だろうに」

 

「それは言わない約束ですよ!」

 

 

 後輩の水着はなかなかに攻めた際どいものだった。

 麦わらの帽子とミスマッチがすぎる。

 僕はアロハシャツを着こなしてサングラスで灼熱の陽光を遮る。

 

 明日には真っ黒になりそうな日差しだ。

 僕は引きこもりなので焼くと真っ赤になるのだ。

 太陽は天敵と言っても過言ではない。

 

 白衣から冷却装置を取り出そうと思ったが、あいにくと脱衣室に置いてきてしまった。後輩の策略か!

 

 僕は仕方なくビーチチェアに足を組んで座り、無意味に新聞を広げてそれらしく振る舞った。

 

 

「先輩、その格好。子供が背伸びしてるようにしか見えませんよ?」

 

「うるへー。羽を伸ばすの意味がこういうことだとは思わなかったんだよ」

 

 

 新聞から顔を出し、そこで後輩は新聞の一角にある一面を指差す。

 

 

「あら、Sランク探索者が日本に帰国してるみたいですね」

 

「ふむ、珍しい。バカンスでの帰国? タイミングが良すぎるでしょ。マスコミはそう捉えないよね」

 

「同級会があるみたいに言ってるみたいだけど、同級生は知らないようなリーク情報が垂れ込みされてますね」

 

 

 自分だけスマホを持ってきた後輩がニュースに目を泳がせながら僕に情報をくれる。そんな彼女の手を引いて、ジュースをほっぺに当てた。

 

 

「ほら、バカンスするんでしょ? 仕事モードになってるよ」

 

「は! そうでした。地元のことなのでつい」

 

「君って時折僕よりワーカーホリックの時あるよ?」

 

「それは絶対にありません!」

 

 

 言い切らなくたっていいじゃないの。

 その後なぜか僕が女の子に間違えられてナンパされたりアクシデントもあったが、だいたい後輩の塩対応で撃退した。

 

 虫を見る目というのか、本当に他人に興味抱かないよね、この子。

 何処か僕を弟のように扱う節はあるが、まぁそれは今に始まったことでもないな。

 

 僕は歳こそ食ったが童顔で、チビで男らしくないところをあげればキリがない。

 

 その上寝たきりで体力落ちたし、手間のかかる弟ポジなのは仕方のないことなのだ。

 

 生活水がいつの間にかむくみ取りポーションに置き換えられてたのもあり、僕は年齢に見合わぬ体型へと変貌している。

 

 もう高校生くらいにしか見えないんだわ。

 

 ちなみに後輩も同様だ。

 アルコール飲むのにも年齢確認をいちいちされるのが非常に面倒だった。

 

 せっかく大人らしく見えるように太ったのに、入院生活を強いられてすっかりスリムに。

 童顔も相まって性別が行方不明になってしまっている。

 

 その日は景色の綺麗なホテルで夜風を浴びながら錬金術談義を交わした。

 作業こそしなかったが、なんだかんだ僕も後輩も錬金馬鹿なんだよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方その頃、探索者組合では。

 

「Sランク探索者が帰国してきているんだろう? 富士の樹海ダンジョンの攻略をするようにクエストを出したまえ! 私は当たり前のことを言ってるんだよ、何故それができないのかね?」

 

 

 政治家の後藤心臓が自身の要求を飲ませるべく御付きを共にしてお気持ちを表明しにきていた。

 

 

「ですから、当組合には在籍しておりませんので、私どもの命令は聞いてくれません! 日本国にSランクは不要と仰ったのはあなた方政治家じゃないですか。それで彼らは海外に籍を移した。あなた達の判断で国から貴重な戦力が奪われたのです! もうお忘れになったのですか?」

 

 

 耄碌したのか? と侮蔑した瞳で応答するのは探索者組合本部長の三木原だ。

 

 後藤と親子ほど歳は離れているが、だからと言って年功序列が通じる世界ではない。

 政治家だから『言うことを聞け』が通じるのはダンジョンができる前までの仕組み。

 

 

 ことダンジョンの非常識さの前では覚醒してない人類などモンスターの餌でしかないのだ。そんな探索者を統括する組合長が、ただの素人であるはずが無い。

 

 元探索者として活躍したノウハウが三木原にはあった。

 だからこそSランクダンジョンの絶望感も、それに通用できるSランクの凄さも知っている。

 

 それを擁護せずに安い賃金でこき使おうと言う政治家達に怒りも覚えた。

 

 

「先生、埒があきません。ここは引き返しましょう」

 

「君も君だよ! Aランク? というから雇ったのに、たかが地方の組合長に頭が上がらないなんて失望した! 報酬が貰えるとは思わん事だな!」

 

 

 Aランク探索者の近藤は何言ってんだコイツ? という顔で後藤を見据える。

 

 所属してる組織のトップに喧嘩を売ればどのような処罰を受けるか考えが及ばないのか? ただのクエストで今後の生活を棒に触れ、と言われて流石に怒りがこみあげる。

 

「先生、ダンジョンは国がどうこうできる代物ではないのです。特に我々探索者はあなた方の自由に使える駒では無い。自ら志願してその道を歩んだ、いわば個人事業主。雇うなら敬意を払っていただきたい」

 

「フン、若造が。ここで私の話を飲み込んでおけば良かったものを! 吠え面をかかせてやるぞ!」

 

 

 不穏な言葉を残し、後藤は帰る。

 護衛の探索者は胃薬を服用しながらその日の癇癪に付き合った。

 

 それから数日後。政府による探索者組合と自衛隊の統合の知らせを受けて、いよいよ持ってこの国は終わりか? と三木原は頭を抱えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「探索者を自衛隊と統合? とうとう日本の政治家は頭が沸いたか?」

 

 

 政府の発表を受け、キングはSランクダンジョン中層にて眉を顰める。

 今の時代、ダンジョン内でネットワークが使えるのは当たり前になったが、それは攻略済みダンジョンの話だ。

 

 攻略回数によってダンジョンの強制力は奪われ、レベルが落ちれば低ランクにも攻略しやすく資源も安定して入手できるのは定説である。

 

 特にダンジョンは探索者と同様にレベル制。生まれたては非常に弱く、しかしリソースを自由に使えることもあって階層が低いことでも有名だ。

 

 しかし潜伏期間が長かったのか、はたまた別のところからリソースを引っ張ってきたのか、生まれたてでありながらSランク認定を受けた樹海ダンジョン。

 

 階層は10層以上ありそうだとキングは見積もっていた。

 当然の如く現れるモンスターも、外界との通信も謝絶状態と言っても良かったのだが……とある配信者の作った大型転移装置が外界の通信網をダンジョンの中に届けてくれる意外性まで持っていた。

 

 

「まぁ、あの人達は本気で自分たちが国を支配してるって勘違いしてる真正っすからね」

 

 

 同行していたサポーターのトールが魔法のポーチからポーションを手渡し王原を宥める。トールの先行職業は盗賊だ。哨戒任務、トラップ解除、接敵探知は俺のもの。しかし火力がないのでサポーターで立ち回る。今回のパーティではほか二名の命綱となっていた。

 

 

「最初から探索者の存在を気に食わないと思っていたのだろう? 遅かれ早かれだな!」

 

 

 襲いくるモンスターを身もせずにバッサリ切るのはガイウスだ。

 あまりにも手応えのなさにミスしたか? と思うほどに殺傷力が高くて二度見するほどである。

 

 しかしその場には麻痺して切れ目から徐々に石化していくモンスター達の姿があった。

 解体どころか素材として扱えない。

 なんせ全部石化してるからだ。

 まるで呪いの武器でもつかまされたような心地である。

 

 探査にとってモンスター素材とは生活費を稼ぐ収入源でもあった。

 この時点で今回はタダ働きの気配がぷんぷんしている。

 が、逆にこの剣がなければこうまで順調に中層まで降りて来られないのも事実だった。

 

 

「コレ、本当に出鱈目な代物だな。納品が絶望的な意味はコレか」

 

「お上は素材をとにかく欲しがるっすから、単独で乗り込んで本当に良かったっすね」

 

「全くだ。あいにくとはぎ取りする余裕ももらえないがな」

 

 

 浅い層からBランクの深層に存在するモンスターがワラワラいた。

 キングが防ぎ、ガイウスが切り払う。

 トールは援護射撃をしつつ、ポーションの配布で二人をカバーした。

 

 今でこそそれぞれ独立して海外で活躍しているが、元々一つのパーティメンバーである。

 

 阿吽の呼吸で中層までやってきて、そこから先も圧倒的な武器、防具性能で無双した。

 

 防具は可能な限りガンドルフに頼んで作ってもらったが、それを上回る性能で圧倒するので、正直使い手であるガイウス達が自分の強さを勘違いしてしまうほどだ。

 

 

「やっぱり俺たちはこの為にこの装備を送られてきたのかもな」

 

「まず確定っすよね?」

 

「たった三人でSランクに潜るって聞いた時は正気か、と思ったが。コレならば余裕そうだ」

 

 

 三人は頷き、突入して三日もしないうちにコアを破壊してそれぞれの国へと帰国した。

 

 ドロップ品ゼロなのが逆に良かったのか、Sランクダンジョンに篭ったこともバレずにアリバイ確保ができたと喜んだ三人であった。

 

 

 その後、自衛隊に統合された探索者はダンジョンの入り口から最深部まで、謎の彫刻が転がっていたと語る。

 

v報道陣はそこから逆読みをして、さらに民衆心理を煽った。

 全てのモンスターがゴーレムだった場合、Sランクどころの騒ぎではない。

 SSランクに成長する可能性も大きいと報じた。

 

 

 それを真に受けた日本国民は何故探索者を解体したのか政府にクレームをつけた。その責任を負わされて後藤議員は辞任。

 探索者達は再び自由を取り戻したが、結果海外に高跳びした探索者を取り返すことは二度となかった。

 

 

 

 

 日本でそんな事件が起きてるなんて知らずに僕たちはバカンスを楽しんでいた。

 

 

「ぶえっくしょい!」

 

「先輩、風邪ですか?」

 

「分からん。暑いからってお腹だして寝てたのが原因かも」

 

「じゃあ今日は外での配信やめますか?」

 

「室内にしよう。いい加減肌が焼けて真っ赤で痛い」

 

「後でオイル塗ってあげようと思ってたのに」

 

「やめれ!」

 

 

 後輩とイチャイチャしていた。

 あれからネットは見てない。

 後輩は余計なことに脳のリソースを使っちゃうタチなので、休日くらいはのんびりしようということになった。

 

 海では泳がずに肌を焼いて、ハワイの住人みたいになるが、相変わらず僕込みでナンパされた。

 

 ハワイの人達は一度断られたくらいじゃ諦めないらしい。その前に僕は男だ。その事実を受け入れてもくれないのは本当に目が節穴じゃないかと思う。

 

 

 数日のチャージ期間を終え、日常に戻る頃。

 何故か番組の登録者数が900万人に増えていた。

 いや、なんで?

 

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