ハンターハンターに転生したからパソコン具現化して最強を目指す! 作:ざりばに
あ・・・ありのまま、今起こったことを話すぜ!
いや、ほんとに何が起きた?びっくりして魔力出すのもやめちゃったし父さんと母さんもびっくりした顔してる。
「い、今のは一体・・・?」
「っは!ニコル!だ、大丈夫!?怪我はない!?」
「だ、大丈夫だよ・・・母さん」
あ、そうそう。今のやり取りで分かったと思うけど今の俺の名前はニコルって言うんだ!なに?それどころじゃない?それはそう。ってことで母さんたちをなだめながら今の現象について考えてみよう!
まず大事なのは何が起こったか!豆を煮込んで塩で味付けしたスープを飲んだらゲーミングカラーに光る何かが出てきて爆散した。改めて考えても意味が分からないな!でも今までスープを飲んでてこんなことが起きたことはないし母さんたちの反応からして普通起きることじゃないのは確かだ。ってことは今日から新しく始めたことがこれの原因なはず!今日新しく始めたことといえば・・・魔力出しながら食事を始めようとした!
・・・答えじゃねーか!もうこれ以外ないでしょ!つまりこの世界は魔力を出しながらスープに触るとゲーミングカラーの何かが出てきて爆散する世界なんだな!・・・そんなわけないだろ!どんな世界だよそれ!
はあ、はあ、はあ・・・よし、落ち着いてきたぞ・・・それじゃあ改めてこの現象を分析してみよう。そうだな、魔力の放出をやめたことであれから何も起きなかったので見間違いだったということになったから外に出れたし。川で魔力を出してみよう。ちなみに爆散した何かの破片が入ってたからスープは捨てた。
うーん、川で魔力を出してみたけどスープの時と同じだな・・・魔力に触れた水から光る何かが飛び出て爆散してる・・・ん?なんだ?水面に浮いてる葉っぱが何か・・・溶けていく・・・?いや、よく見るとまるで映画とかで見るプログラムで出来てた物みたいな・・・0と1に分解されて消えていくって感じだ。
ますます謎が増えたな・・・水の変化だけでおなか一杯なのに、今度は葉っぱまでって・・・ただ魔力を出してるだけなのに何が起きているんだ・・・あ?なんだ?今頭に何かが引っ掛かったぞ?水と・・・葉っぱ・・・魔力を・・・出して・・・水と葉っぱ?あ、あああああああ!これ、水見式じゃねーか!ハンターハンターの!えええええ!嘘だろ!?マジで!?念!?念能力!?今まで俺が魔力だと思ってたのって念能力だったの!?
ええー・・・いや、マジかー・・・ほんとかどうかはわからん、わからん・・・が!なぜか俺は納得している。ここがハンターハンターの世界だと!はー、ここ異世界じゃなかったのかよ。いや異世界ではあるか・・・
ん、ちょっと待てよ・・・ここがハンターハンターの世界でさっきのが水見式ってことは・・・俺、特質系じゃん!水から光る何かが出てきて爆散するのはまあ具現化系だとして、葉っぱが0と1に分解されるのは完全に特質系じゃん!ああ、夢が広がる!前世で妄想していたあんな能力やこんな能力・・・作りたい!
でも今は予想外の発見ばかりで疲れた。かえって休もう。
さて、あの日の大発見から数日過ぎた。あれから帰って念能力についてを思い出していると絶をやってなかったことに気付いたのでやってみたらできた。錬は5年間毎日やったし纏はなんかできた。これはだいぶ練度も上がってるってことでいいんじゃないだろうか!いい!よし!能力作るぞ!まあ水見式の時点でどんな能力にするかぼんやり浮かんでたしここ数日でだいぶ考えもまとまってきたからね。ここからは能力の詳細と制約と誓約の詳細を詰めていくターンだ。
以下、能力詳細。
名前:
名前の通りパソコンを具現化する能力。
一つ目の機能:パソコンのストレージという形で念能力のメモリや記憶容量を可視化する。
二つ目の機能:神字を刻みオーラを込めた物質にUSB端子を具現化する。
三つ目の機能:作成したUSBメモリをパソコンにつなぐことで外付けのメモリや記憶容量として利用できる。
四つ目の機能:パソコンでプログラミングをするような感覚で念能力を作成できる。
五つ目の機能:パソコンでプログラミングをするような感覚で自分の体やオーラを操作できる。
六つ目の機能:自分の記憶を映像や音声として出力できる。
七つ目の機能:インターネットにアクセスできる。その際接続先には不明なアクセスとして扱われる。
八つ目の機能:パソコンにつながっているプラグを具現化できる。このプラグはどんな形のコンセントにも対応できる。
制約と誓約
具現化できるパソコンは前世で使っていたデスクトップパソコンのみ。マウスとディスプレイとキーボードは有線。USBポートはそれらの分を除いて五つ。
具現化したパソコンは一般人にも見える。
一度具現化したら最低三十日は解除と移動をさせることができない。
パソコンが受けたダメージは自分も受ける。逆も同様。
USBを作成するには神字を学ばなければならない。
作成したUSBメモリの質は素材の質による。量は関係ない。
USBメモリを作成するには最低限指一本分ほどの素材が必要。
USBメモリを作成するには最低限現在の最大オーラの半分を込めなくてはならない。ただし込めたオーラの量は性能に影響しない。
USBメモリに保存した能力はそのUSBメモリがパソコンにつながっていないと発動しない。
作成したUSBメモリは徐々にオーラが抜けていき約三年で元の素材に戻る。その際中のデータは消える。ただし新たにオーラを込めることでUSBメモリの寿命を延ばすことは可能。
パソコンを起動している間は常に電力を消費する。
パソコンのパフォーマンスは消費電力に応じて変わる。
くっ、ふはははははは!どうだ!この能力を使いこなせれば俺は最強だ!どんな能力だろうといくらでも作れるし使えるんだからな!しいて問題があるとすればこの村に電気がないから村にいるうちは完成しないってことくらいかな。まあ大量の能力を作っても使いこなせないんじゃ宝の持ち腐れだし、どんな能力を作っても使いこなせるように修行する期間があると思えばこれもメリットか。
よし、村を出るまで頑張って修行するぞー!
16歳になった。能力を作ってから10年が経ち、念能力もだいぶ極めたといってもいいだろう。そろそろ旅立ちのときだな。ちなみにこの村では念能力のおかげで強い俺はかなりの人気だ。そんな中旅立つなんて言えば引き止められるのは間違いない。よって両親にだけ話して暗いうちに村を出ることにした。夜目は凝で何とかなるからな。
「ニコル、本当に行くの?」
「ああ、行くよ。母さん」
「止めても無駄みたいだな・・・」
「ああ、行くよ。父さん」
というわけで村からでた俺は町を目指すことにした。地図とかないけど念能力があればまあ大丈夫でしょ。