ハイスペ女性科学者と誇り高きサイヤ人の物語
これは……『超ベジータ王子』だ!!
~ちょっと過去のお話~
科学者にブロリーを自在にコントロールできる装置を作らせたパラガスは宇宙を支配できる力を自由に操ることによって悪逆の限りを尽くしていた。
シュワット
南の銀河で破壊の限りを尽くしているパラガスの計画も最終段階に差しかかる。後は、ベジータを連れてくるだけである。地球に向けて出発する宇宙船に乗る前に改めてこの星を見る。
(新惑星ベジータ……ただ荒れ果てただけの地。こぉんな最低の星にはなぁんの未練もないが、俺たち親子をゴミのように捨てたベジータ親子の死に場所としてはふさわしい。既に、奴隷たちを一生懸命働かせて宮殿は完成した。これならば脳天気なベジータをグモリー彗星が激突する時まで釘付けにしておける)
パラガスは己が計画が順調に進んでいることに笑みを浮かべる。
「装置が完成と相前後してブロリーが行方不明になった時はどうなるかと思ったが、無事にコントロール装置完成し、ブロリーも戻ってきた。完成した装置でブロリーのパワーを自由に操ることによって、私は全宇宙を支配できる力を手に入れたのだ。
フリーザに惑星ベジータを破壊されてより三十年、ようやく俺とブロリーの悲願が達成される。生まれついての驚異的なブロリーの戦闘力を知ったベジータ王は、ブロリーが将来息子の地位を脅かすに違いないと思い俺たち親子の抹殺を謀り、俺たち親子はゴミのように捨てられた。だが、俺たちは助かった。
ブロリーの偉大な潜在パワーがフリーザによる惑星ベジータの破壊から俺たちの身を守ってくれたのだ。俺はそれ以来、ベジータ親子に復讐することだけを思って生きてきたのだ。残念ながらベジータ王はフリーザによって倒されてしまったが、まだ王子であるベジータがいる。奴だけは俺たちの手で復讐を果たさねば気が収まるはずもない。
私は科学者にベジータを監視できる装置を作らせた。どうやら奴はフリーザ軍を抜け、北の銀河にある宇宙の中で一番環境が整った美しい地球に住み、子どもまでいるというのだ。
私は神に感謝した。俺たち親子が味わった苦しみをベジータ親子に返すことができるのだからな。
科学者の集めたデータによれば、ベジータも超サイヤ人になれるようだが、伝説の超サイヤ人であるブロリーのより弱い王子を倒すことなど造作もない。だが、ただ倒すだけでは俺たち親子の憎しみは晴れないのだ。
奴らにブロリーの強大さと極悪さをキャッチさせ、死の恐怖を味わわせながら、八つ裂きにしなければならないのだよ」腐☆腐
パラガスは思わず笑みを浮かべる。
「ベジータはプライドの高い男だ。ベジータ星の王になるとサイヤ人の王子としての誇りを刺激してやれば、その気になってノコノコと息子と一緒に来るだろう。
フリーザも倒れた今、ベジータたちを葬り去れば、俺とブロリーの敵は、もはや一人もおらん!
奴らが倒れた後は、北の銀河の地球だ。宇宙の中で一番環境が整った美しい地球に移住し、そこを本拠地として帝国を建設するのが俺の本来の計画なのだよ」
誰かがこちらに近づいて来る。
「なんだ? ブロリー? お前はこの星で奴が来るのを待つ計画のはずだ。まさかっ、地球に行き、すぐにでもベジータに復讐をしたいとでもいうのか!? 待て、焦ることはない。宇宙の中で一番環境が整った美しい地球を無傷で手に入れるためにも、決戦の舞台にするわけにはいかん。
それとも一人用の地球では足りないというのか? なら、計画が終わった後、お前が行った、もう一つの地球も侵略するとしよう。まさか、宇宙の中で一番環境が整った美しい地球がもう一つあったとはな。
異なる世界だから辿り着けないなど、かぁん違いするなぁ。既に、私は科学者に世界を自在に移動できる装置を作らせた。
それに、部下達の報告によればあちらの地球は戦闘力が低い者しかいない。無傷で手に入れることは容易だ。二つの地球を手に入れれば、北の銀河はもちろん、東も、西の銀河も訳なく支配でき、俺とブロリーの帝国はゑゑゑんに不滅になるというわけだあ!」
人差し指を立て、ポーズを決める。
「はははははは~いいぞぉ! さあ、ブロリー。宮殿へ戻るんだ。……ブロリー!?」
パラガスの乗った宇宙船をブロリーが掴み、力を込める。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「おおっおおっだっダメだっ! やめろブロリー。それ以上、やめろブロリー! 落ち着けぇ! 気を静めろ、ブロリー!」
手を翳し、コントロール装置が光るもブロリーは止まらない。ブロリーが回り始め、宇宙船が変形していく。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「ブロリー……一体、どうしたというんだ……まさか……タコさ~ん」
「コンピューターが弾き出したデータによりますとリモコンは壊れておりません。あなた様の気ひとつで、ブロリーの力を閉じ込めることも解放することも自由自在でございますじゃ。リモコンは全く正常ですじゃ」
「このコントローラーが正常に働いているとすれば、もう一つの地球を侵略すると言ったことが……ブロリーのもう一つの地球で穏やかな生活を送った記憶が私の発言によって想起させられ、コントロールの壁を乗り越え始めてしまったというのか。もしそうだとしたら私のこれまでの苦労が……。なんとしてでもブロリーをコントロールしなければ、このままでは回るブロリーを止めることができなくなり、宇宙船を破壊し尽くしてしまう! 気を静め……」
もはや、宇宙船は原型を留めないほど潰れていく。
「やめろブロリー! やめろ! ブロリーやめるんだ! やめろおおおお!!」
「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「ぬおおおおおお……自分の子どもに殺されるとは……これもサイヤ人の定めか……」
「うわああウォォォアアアアアアアアアアアアア!」
「あ~う」
デデーン
この日。
南の銀河で悪が滅びた。
もしもパラガスがかぐやのファンだったら
「数十年探しましたぞ。かぐや姫。パラガスでございます。伝説の超復帰ライブの舞台に立っていただきたく、お迎えに参りました。もう一度、伝説のかぐや・いろPを全ツクヨミ中に知らしめてやろうではありませんか!あなたの手で最強の楽しキングダムを築き上げるのです!」
「ダニィ!?」
「あなたもどうぞ?いろP」
「ダニィ!?」
「ヤチヨカップ優勝などと、その気になっていたあなたがたの姿は伝説でね。俺の人生そのものだった。オフコース。だからこそ、あの伝説の卒業ライブの後、俺の人生はなぁんの価値もないゴミとなった。だが、俺は諦めなかった。
私は科学者に一生懸命行方を調査させ、なぁんの娯楽もない最低な月にかゑってしまったと知った。俺はそれ以来、かぐやに会う為だけに生きてきたのだ。科学者に1人用のヤチヨアバターボディを作らせ、いろPの歌をこぉんな最低な月に届ける装置も作らせた。そして今、ここにあなたを迎えまたライブが見られるなんて。私の悲願は達成されました」
☽
「遂に来た。かぐやのライブもあと数時間だ。よく見ろ、地獄に行ってもかぐやのライブは見られんぞ」
ライブを見に続々とファンがスタジアムに集まっている。
「はははははは~いいぞお! いいぞ、その調子だ。う~っふっふwあ~はあはあはあはあwwあぁ~はあはあはあはあはあwwwふわぁ~はあはあはあはあはあwwwwふぅーはははwwwww」
チケットも完売し、スタジアムは超満員だ。
「ライブもあと数時間だ。気を静めろ。ブロリー。サイリウムのコントロールが効かなくなったお前は、もはや俺の足手まといになるだけだ。可哀想だがブロリーはお留守番DOOR。私もそろそろ入場させてもらうよ」
「どこに行くんだ?」
「お前と一緒にライブに行く準備だぁ!」
「1人用のS席でか?」
「はっお助け〜」
デデーン