その後もチョコザイは色んな場所を捜索するが大した情報は集まらず予告された0時になり少女達は裁判所に向かった。
少女達は証言台に立つ、そこにはナノカの姿もあった。
ゴクチョーの開廷の合図と共にそれぞれ話し合いが行われる。
「まずは事件の内容について確認しましょう」
ナノカが声を上げシェリーがそれに同意し事件の内容を話し始める。
「事件の現場は懲罰房ですね!最初に発見したのは誰でしょう?」
「死体を発見したのは私とココさんですわ、21時頃だったと思いますわ」
「ちょっと気になることがあって懲罰房に行ったんだよ。そしたら途中でお嬢と会って…………」
「気になる事って何だよ?」
シェリーの問いにハンナが答えココが補足する。
「気になる事って何だよ?」
そこでココの言葉にアリサが更に問いを投げる。
「ラウンジに怪しい張り紙があったんですわ、それには懲罰房で拷問が行われるみたいな事が書いてあって…………」
「そんな悪趣味なもん見に行ったのか?」
「いくらミリアさんが皆さんの邪魔をしたとしても拷問なんて許せませんわ!!それで私達はメモに書かれていた通りに懲罰房に行ったんですわ!!」
「……………………違います」
「うん、ハンナちゃんの言葉には一つ間違いがあるよ」
ハンナの言葉にチョコザイが否定を示しエマもそれに同意する。
「な、何がですの?」
「これ、ラウンジに貼ってあったメモなんだけど、ハンナちゃんの言った事と違ってる、だよね?チョコザイさん」
エマはココから貰ったメモを取り出し皆に見せる。
「…………20時」
「あ」
するとチョコザイがメモを指差し書かれている時間を読み上げハンナもメモとの食い違いを見つける。
「うん、2人が死体を発見したのは21時なんだよね?でもここに書かれてあるのは20時、どうして1時間も違うのかな?」
「あ~、それはその〜、お嬢がどうして1時間もズレてたのかは知らないけど、あてぃしはワザとズラしたの!!」
「それはどうして?」
「だってさぁ、どう考えても怪しいじゃん?行ったら殺されるかも知れないし、だから敢えて時間をずらしたんだよ!!文句ある!?」
「私は、実は懲罰房に行くのは2度目だったんですわ、1度はココさんと出会う前時間通りに行ったんです。その時はアンアンさんと一緒でした」
「【そうだ】」
「私は20時前、ラウンジであの文書を見つけましたわ。でもどうしたら良いか迷っていて、そしたらアンアンさんがやってきて、事情を話して2人で一緒に行ったんですの、けれどその時、懲罰房の中から悲鳴が聞こえてきて、怖くなって2人で逃げ出したんですわ」
「悲鳴?」
「ええ、あれは間違いなくミリアさんの声でしたわ」
「……………………見た?」
「え?見た?何をですの?」
チョコザイは空になったミリアの証言台を指差す。
「…………見た?」
「もしかして、その時ミリアちゃんを見たのか聞いてるのかも」
「い、いいえ、あの時は悲鳴が怖くてアンアンさんと共に逃げ帰りましたわ」
ハンナがそう答えるとチョコザイは隣にいたココの元に行く。
「Telephone……Telephone……」
「ちょっ!?だから勝手に触んなし!!」
ココは抵抗するが最後にはチョコザイにスマホを取られ勝手に弄られる。
「あてぃしのスマホ返せよ!!勝手に触んな!!」
「ん〜!!ん〜!!」
ココはスマホを取り返そうとするが抵抗したチョコザイの肘が鳩尾に入りその場に蹲る。
「ゴフッ!?」
「ココちゃん!?」
「チューチュー……チューチュー」
用が済んだのかチョコザイはココのスマホを放り捨て自身の証言台に戻ると今度は自分のスマホを操作する。
『チューチュー…………チューチュー…………』
するとココのスマホから鼠の鳴き声が聞こえる。
「勝手にあてぃしの着信音変えやがってぇ〜!!チョコザイ後で覚えとけよ!!」
「成る程、音声録音ね」
マーゴは合点がいったと言う様に手を叩きマーゴに視線が集まった。