サヴァン少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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隠し部屋

「ちょっと気になる所があって、そっちを調べてくるよ」

 

エマがそう言い裁判所を離れる。その後ろをチョコザイが付いていき辿り着いたのは【水精の間】だった。

 

エマはそこに隠された通路に向かいその先にあったエレベーターに乗り込み漸くチョコザイが付いてきていた事に気付く。

 

「うわっ!?チョコザイさん、ついてきてたの?」

 

「………………………………」

 

チョコザイは何も言わずエレベーターに乗り込み扉の開閉ボタンを押す。

 

エレベーターは下降し2人を地下施設に送り込む。2人が最初に感じたのは冷気。

 

「扉は閉まらない様にしててチョコザイさん、鍵が掛かって開かなくなるから」

 

エマがそう言うがチョコザイは構わず奥に進もうとしエマは慌てて扉に木材を噛ませ閉まらない様にする。

 

「もう……危うく閉じ込められる所だったよ」

 

「うっわ〜なにここ?」

 

更に背後から声が聞こえエマが振り返るとそこにはココがいた。

 

「こ、ココちゃん!?何で……」

 

「いや〜適当にブラブラしてたらエマっちとチョコザイがここに来るのを偶然見かけてさ〜そんで面白そうだからこっそりついてきたって訳」

 

ココが自慢気にそう言い中に入って来る。その瞬間、ココは身震いし震え上がる。何処からかの冷気と地下特有のヒンヤリした空気が合わさりそこそこ低い温度になっていた為だ。

 

そこにカタカタとキーボードを叩く様な音が響く、そこには操作盤の様な機械を叩くチョコザイがいた。

 

「だ、駄目だよチョコザイさん!!勝手に触ったら…………あれ?」

 

「どうかしたんエマっち?」

 

そこでエマは不思議そうな声を上げココがどうしたのかと尋ねる。

 

「うん、実は僕、昨日もここに来たんだけど、その時操作盤を割っちゃったんだ、誰かが新品に入れ替えたのかな?」

 

「…………Recovery」

 

「え?」

 

チョコザイが謎の言葉を呟くと同時に操作盤を操作する手を止める、同時に奥へと続く扉が開きエマとココは唖然とする。

 

「コイツ…………マジで何でもありだな」

 

「でもこれで先に行ける。行ってみよう」

 

エマはそう言い先へ進み辿り着いたのは【なれはて】となった少女達が氷漬けになって保存されている部屋だった。

 

「さっっっむ!!まじさむ!!何か見覚えある気が…………そうだ!!今朝の夢の中で見たんだ!!」

 

「それってどういう?」

 

しかしココは既に物陰で何かを探して始めておりエマも仕方無く何かを探す。

 

「あ……」

 

エマはスマホの明かりを頼りにしながら何か手掛かりが無いか探すと氷塊に弾痕とナノカが携帯していた銃を発見した。

 

「お〜い2人とも〜何かスッゲェ〜もん見つけた〜」

 

ココの声が聞こえ2人がそこに向かうとそこには巨大な金庫が空けられていた。

 

「これココちゃんが開けたの?」

 

「いや最初から開いてた」

 

「169231……」

 

「え?」

 

チョコザイが数字を読み上げ金庫を指差す。そこには数字を打ち込む所に血がついていた。

 

更に中には複数の液体の入った瓶と厳かな雰囲気の剣、そして拳銃と大量のレポートがあった。

 

「ちょっ!!?何これ!?」

 

遠くでココの声が聞こえそちらへ2人で向かうとそこには巨大な門、そしてココが手招きする所には覗き窓の様な物を見つけ中を覗くとそこには無数の処刑台があった。

 

「………………Recovery」

 

チョコザイが再び同じ言葉を言うと今度は地上に向かった。

 

「あら?チョコザイ何処行くの?」

 

ココの声を無視しチョコザイはエレベーターを経由し地上へ戻った。

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