ゴクチョーからの通知が届き魔女裁判の開始が通知される。
裁判所に向かい残った少女達で魔女裁判が始まる。
「まさか1日で2度も裁判なんてね」
「さっさと終わらせようぜ〜あてぃしもうへとへと〜」
ゴクチョーの開廷の合図と共に話し合いが行われる。
「さて、まずは死体の状況について話しましょう?ナノカちゃんの死体は処刑台が地下から上がったタイミングで見つかったわ、と言うことは、それまでナノカちゃんの死体は地下で凍っていた訳よね?と言うことはかなり長い時間地下に居た可能性があるわ」
「ううん、それはありえないよ、僕は朝ナノカちゃんが地下に行くのを見てるんだ」
「となるとナノカちゃんはどうやって死んだのかしら?彼女の体には致命傷となる傷は無かったわ、あったのは口にある小さな切傷だけ」
「でもそれが原因で死んだわけじゃないっしょ?そんなちっちゃな傷でさ」
「そうですね、出血量としては微々たるもので、命を奪う程の物では無いと思います」
「dismemberMent Murder」
メルルの言葉にチョコザイが単語を発し少女達はその意味を翻訳する。その意味は
「【遺体切断殺人】」
「バラバラ殺人とか言われるアレ?でもさぁ、口の中の切傷だけでバラバラ殺人は無理あるっしょ」
「…………Recovery」
「リカバリー、意味は【復活】や【復元】ね」
「じゃあ何?つまりナノカは生き返るわけ?」
「……………………いや、きっとチョコザイさんが言いたいのはそういう事じゃないんだ」
エマがそう言い今度はエマに視線が集まる。
「何か分かったことがあるの?」
「うん、【遺体切断殺人】そして【復元】チョコザイさんが言いたい事はきっとナノカちゃんの死体を処刑台に置いたトリックを言いたいんだと思う」
「確かに、ゴクチョーが処刑台へ続く扉を開けるのは不可能であるのは覗き窓だけと言っていたけれど、じゃあ一体どうやってナノカちゃんを殺し処刑台に送ったと言うの?」
「簡単な話だよ、まず、ナノカちゃんを殺す、殺し方までは分からないけれど、このトリックにそこは余り重要じゃないから飛ばすね、次にその…………分割……したんだ」
「は?なんて?」
「ナノカちゃんは、少しずつ移動させられた。体が【細切れ】にされていたなら……あの覗き窓を越えられるよね?」
「ちょ、ちょっと待てよ……そんなの、何もかも【通らない】だろ!?おい!!何とか言えよチョコザイ!!」
ココは発信源であるチョコザイにそう叫ぶ。
「Recovery…………Recovery」
チョコザイはRecoveryと言い続けながらとある人物を指差す。
そこには驚いた顔をする氷上メルルがいた。
「メルっちが…………ウソ……だよな?」
「そんな、思い直して下さい!!私は、そんな強い力を持っていないので大きな傷を治すなんて無理です!!」
「それは、メルルちゃんの嘘だよね?」
エマは仄暗い瞳でメルルを見ながらそう言う。
「僕達はさっき、チョコザイさんとココちゃんの3人で地下を見て来た、そこには僕が以前壊した筈の制御盤が元通りになっていた」
「メルルちゃんの魔法は【無機物ですら治療する】そう言いたいわけね」
「それはエマさんの想像です!!」
「Sleeping pill Switchトレデキム…………Sleeping pill Switchトレデキム」
再びチョコザイが呟き再びメルルを指差す。
「Sleeping pillは【睡眠薬】Switchは【入れ替え】そしてトレデキム、つまり【メルルちゃんが睡眠薬とトレデキムを入れ替えた】チョコザイちゃんはそう言いたいのね」
「でもさ〜それが何なん?急に睡眠薬とか関係なくね?」
ココの言葉に皆が首を傾げ再びチョコザイを見るとスマホを操作しアリサの死体の写真を指さしていた。
「ッ!!そっか、アリサちゃんは眠れないから大量の強い睡眠薬をメルルちゃんから貰ってた、そしてトレデキムは地下にある薬、睡眠薬をトレデキムとすり替えて渡したとしたら」
「つまりエマちゃんはアリサちゃんは自殺ではなくメルルちゃんによって殺された、と言いたいのね」
「うん、そしてそんな物が使えるのは【黒幕】だけ」
「………………………………」
「君が、【黒幕】だ、氷上メルルちゃん」