サヴァン少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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裁判開始

裁判の時間となりヒロは解放され少女達は裁判所に足を運ぶ。

 

ゴクチョーから裁判の説明があり開廷の合図と共に話し合いが行われる。

 

「それじゃあ始めようか、メルル君を殺した犯人、魔女を決める裁判を!!」

 

「つーか、何か話す事あるん?現行犯なんだし犯人なんて決まってるじゃん」

 

「違います…………」

 

ココの言葉にチョコザイがそう言い皆が注目する中で鞄からスマホを取り出す。そこには懲罰房の中で撮ったヒロの背中の写真。

 

「foot prints……foot prints」

 

「フット…………何?」

 

「foot prints【足跡】と言う意味だ、私の背中に足跡があると言いたいのだろう」

 

「成る程、つまりヒロ君を気絶させた後何者かがヒロ君を足蹴にしメルル君を殺した、と言う線も考えられると言うことか、これはヒロ君の犯行と決め付けるには早計かもしれないね、改めて詳しい話し合いをしよう」

 

(気絶させたのはメルルなのだが、今は犯人が気絶させたと思ってくれた方が都合が良いか、しかし猪口 在、彼女は普通では無いと思っていたがこんな特技があったとは、これが彼女のサヴァンとしての能力なのか?)

 

「では、まずは現場の状況を私から説明しよう。現場では被害者である氷上メルル君の死体が発見された。発見当時現場には二階堂ヒロ君が居た、間違いないね?」

 

「間違いないよ、私はそこにいた」

 

ヒロの返事を確認してからレイアはとある写真を見せる。

 

「これはココ君が撮った現場写真だ。写真通りメルル君の横にヒロ君は倒れており周囲に足跡は無かった。最もチョコザイ君がヒロ君の背中に足跡を確認しているから少なくとも第3者がこの場にいた事は間違いないけれどね。次に凶器だ、これは間違いなくメルル君の胸に刺さっていた剣だろう。念の為確認するがヒロ君、見覚えは?」

 

「見たこともない物だ」

 

「成る程、最後にメルル君の死体についてだ、勝手ながら私とチョコザイ君と2人で調べさせてもらったよ」

 

「検死したのか?」

 

「役作りの時にちょっと勉強したことがあってね。チョコザイ君も専門家程ではないが私よりも詳しかった、結果として死後20分以上〜1時間以内と判断した。勿論素人に毛が生えた程度の物だから大凡の時間だけど間違っていない筈だ」

 

「…………Jewel」

 

レイアがひとしきり言い終わるとチョコザイがそう言う。

 

「ああ、そうだった、もう1つメルル君の死体を見て分かったことがあるんだが、何故か瞳が鉱物になりかけていた」

 

「あ~、それについてはあまり気にしなくて良いかも」

 

レイアの言葉にココがそう言う。

 

「何か知ってるのかい?」

 

「まぁ、トレデキムの副作用って奴?それは今は関係無いんじゃねぇかな。死因は刺された傷が原因なんっしょ?」

 

「そうだね、遺体を見た限り、心臓を刺されたのが死因なのは間違いない」

 

そこからゴクチョーが口を挟みメルルの死体の目について少女達に知らせる。

 

「皆何か意見はあるかい?」

 

一通り言い終えたレイアが尋ねるがやはりヒロが怪しいと言う意見は覆らないまま本格的な議論が始まった。

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