サヴァン少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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犯人特定

4人まで絞り込めた容疑者達から更に容疑者を絞り込む為話し合いを続ける。

 

「取り敢えずメルル君の死亡推定時刻に皆が何をしていたのか教えてもらえるかな?」

 

「私は先ほど言った通り、何者かに後ろから殴られ気絶していた」

 

「僕は死亡推定時刻じゃないけどその10分位前に2階に居たんだ、その時にはノアちゃんとアンアンちゃんが居て、メルルちゃんから電話を貰ったんだ」

 

「電話?」

 

「う、うん、凄く慌てた様子で【医務室でヒロちゃんに襲われた!!】って、履歴も残ってる。その後直ぐにラウンジでシェリーちゃんに会った」

 

「つまり、メルルさんの死亡推定時刻は20〜30分前と言う事になりますね」

 

「そしてその後直ぐに私は医務室から合流して、ほぼ同時に宝生マーゴも合流したわ。けど氷上メルルのスマホは見つかっていない」

 

「つまり容疑者の中でアリバイが無いのは二階堂ヒロ、貴女だけと言う事ね」

 

「スマホは犯人が持ち去ったのかな?」

 

「【であれば、メルルの携帯に電話を掛ければ犯人が分かるのではないか?】」

 

アンアンの提案によりエマがメルルの携帯に電話を掛ける。すると直ぐにコール音が鳴り少女達が音源を見るとヒロのポケットからメルルの携帯が見つかった。

 

「これは…………」

 

「決定的な証拠じゃないか?」

 

メルルのスマホと言う圧倒的な証拠が自身のポケットから出てきた事でヒロは挽回する為の証言を考える。

 

「死んでます」

 

その時、再びチョコザイが口を開きそう言う。かなり物騒な単語が聞こえた事で少女達も身構えるがチョコザイは構わず口を開く。

 

「30分前…………死んでます…………30分前………死んでます」

 

チョコザイはメルルの死体の写真を取り出しそう言う。

 

「何言ってんだ、桜羽が30分前に電話したんならその時氷上は生きてたって事だろ?なのにそれより前に死んでたら電話出来ねぇじゃねえか」

 

「………………………Voice Imitation」

 

「っ!!そういう事か、感謝するよ。猪口 在、私の嫌疑は晴れた」

 

自信満々にそう答えるヒロに少女達はおかしくなったのかと様々な表情を見せる。

 

「えっと、ヒロっちおかしくなった?まだ何の嫌疑も晴れてねぇんだけど」

 

「いや、今ので誰が犯人か確信した。改めて話を整理しよう。まず、エマがメルルと電話したのが30分前、そこでメルルは私に医務室で襲われたと言った」

 

「う、うん、確かにそう言ってた」

 

「だがそれはありえない、何故ならその場にはナノカがいたのだから」

 

「ッ!!確かにその通りね、私は医務室からラウンジに向かったけれど、その間氷上メルルを見ていないわ」

 

「となると残りの可能性は1つ、既にその時メルルは殺されていて、犯人が私に罪を擦り付けるために演技をした。メルルの声を魔法で模倣してね」

 

『ッ!!』

 

「そしてそんな事が出来るのは【モノマネ】の魔法を持つ君だけだ、宝生マーゴ」

 

「……………………ッ!!」

 

「大方メルルのスマホも私が懲罰房で拘束されている時コッソリと仕込んだ物だろう。全ての罪を私に擦り付ける為に、彼女が居なければまさに完全犯罪だったが相手が悪かった様だね」

 

ヒロはチョコザイを見ながらそう言いマーゴもチョコザイを見た後大人しく罪を認めた。

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