サヴァン少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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名探偵、死す

「チューチュー…………チューチュー」

 

「う〜ん、チョコザイちゃん、此方の絵はどう?」

 

ノアがチョコザイに自身の描いた絵を見せる。しかしチョコザイは興味を持たずチョロを持って中庭をウロウロしている。

 

「う〜ん、チョコザイちゃん、ノアの絵嫌いなのかな?」

 

「そんな事は無いと思うよ。きっと舞台に立つ実感が沸かないだけさ、私も最初はそうだった。焦ることは無いさ、アンアン君の原稿もまだ降りてきていないし、それにここでは時間が有り余っているからね。良い物を作る時は決まって時間が掛かるものさ」

 

ノアの言葉にレイアはそう言い劇の練習を続けた。

 

その傍らではアリサがハンモックを作り寝そべっていた。

 

翌日 昼食時

 

「〜♪〜♪」

 

エマはご機嫌で昼食を食べていた。

 

「エマさん、随分とご機嫌ですわね」

 

「何か良い事あったんですか?」

 

ハンナとシェリーがエマに尋ねる。

 

「うん!!とっても良い事があったんだ、何かは言えないけど」

 

それから昼食が終わりエマがシャワールームに向かうのをチョコザイは見かけた。

 


 

一方ヒロはエマを殺す計画に邪魔が入りノアをアトリエに連れていく道中だった。

 

そこでミリアと遭遇しノアをミリアに預けシャワールームで計画を続けようと思った時、ココの配信を知らせる通知が届き配信を見ると次の瞬間、銃声と共に配信が途切れ急いでシャワールームに向かう。

 

「エマ!!」

 

自身が誘い込んだ少女が殺人を犯したと思い名前を叫びながらシャワールームに飛び込むとそこにはエマが立ち尽くしていた。

 

「ココは何処だ?」

 

「何の話?」

 

話にならないとさっさと会話をきり上げ周囲を見回すがココの姿は無い。

 

混乱しながらシャワールームを後にする。それから思い当たる所を片っ端から捜索しココを探す。

 

「アアアアアアアアアアアア!!」

 

その時、悲鳴が聞こえ声の聞こえた方へ向かう。そこには拳銃を片手に立ち尽くすエマと中庭で仰向けに倒れる沢渡ココの姿があった。

 

それからエマとの多少の言い合いがあったが遅れてやってきた少女達に諌められラウンジに集まる。

 

(1……2……3……5………10………足りない)

 

全員が集まった所でヒロは人数が足りない事に気付き顔を青くすると外へ駆け出す。

 

「おい二階堂、何処行くんだよ!!」

 

何処かへ向かうヒロを呼びとめるアリサの声も無視しヒロは走る。

 

「何処だ、何処にいる!!」

 

牢屋敷中を探すがその姿は確認できず、外に出たのかとしとしとと小雨の中外へ飛び出し見つけた。

 

そこには湖の近くで頭から血を流し倒れているチョコザイの姿があった。

 

「あ、ああ、アアアアアアアアアアアア!!」

 

ヒロは悲痛な叫びを上げその声に集まった少女達も何人か悲鳴を上げ何人かは息を呑む。

 

その後、ヒロはレイアに連れられ再びラウンジに集まるとゴクチョーの口から魔女裁判の開廷と事前投票が行われエマとヒロが選ばれた。

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