サヴァン少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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トラウマ

メルルが魔女化し大魔女降臨に必要な魔女は残り11人、メルルも魔女化によって強力になった魔法で精神を保つ。

 

「メルル君大丈夫か!?おのれ!魔女だが悪魔だか知らないが彼女をこんな姿にして!!例えメルル君が魔女だったとして、それが何だって言うんだ!!これ以上の蛮行は止めてもらおう!!」

 

「分かった、良いだろう。君の話を聞こうか」

 

ヒロはレイアの意見に賛同し話し合いを持ちかける。

 

「な、何だ、急に殊勝になって……」

 

「私が求めているのは議論であり対話だ。私の目的は、この牢屋敷から全員で脱出し皆を救う事。私のする事に意見があるなら、君の言葉で話してくれ」

 

「わ、分かった。任せてくれたまえ。それでは、語り合おうじゃないか」

 

レイアがヒロの言葉に納得し話し合いに乗ってくる。

 

「そもそも魔女だのなんだの、一体何の話をしているんだ!!」

 

「で、でも、魔法を使える人は存在しますわ、私だってそうですし……」

 

「それは、私もそうだが……とは言え、この牢屋敷からの脱出等はヒロ君の一方的な主張だ!!ヒロ君が真の黒幕と言う事だってあるんじゃないか?」

 

「ひ、ヒロちゃんは、ヒロちゃんはそんな事しないと思う!例えもしそうだったとしても、それをする正しい理由があるんだと思う」

 

レイアの主張にエマがそう反論する。

 

「正しい理由だって?私だってそうだとも、私には皆を救うと言う目的がある!」

 

「その言葉は嘘だ。君が仲間を守りたいなんて言っているのはそれらしい理由付けをしているに過ぎない。」

 

「な、何だと!?」

 

「君が本当に守りたいのは、自分の地位と外面だ。君はただ目立ちたいだけ。承認欲求に飢えたモンスターなんだよ」

 

「な、な…………何を根拠にそんな事を!!」

 

ヒロの言葉にレイアは詰まりながらも反論する。

 

「これまで自分を世間にアピールしていた君が皆を守る?冗談だろう?一体君は、これまでその承認欲求で何人のライバルを蹴落としてきたのかな?」

 

「け、蹴落としてなんていない!!私は正々堂々努力して舞台に立っていた!!」

 

「笑わせるね、舞台で実力以外の力も使っていたのは君がこの牢屋敷にいると言う事実で証明出来るよ」

 

「そ、それは…………」

 

「君が舞台で使っていた力の名は【視線誘導】、その力で観客の視線を独り占め出来るのはさぞかし愉快だったろうね」

 

「うぐっ!?」

 

図星を突かれレイアは声を漏らす。

 

「君は、人より優れていた。何故なら、【魔女】だから」

 

「ち、違う、わ、私は……そんな事は……」

 

「まぁ、それも今日でおしまいだけどね」

 

「へ?」

 

「ここに囚われた時点で君はもう表舞台に立つことはできないよ?世界の敵と認定されたのだから、例え脱出出来たとしても、小さな公演だって出来やしない。」

 

「う、嘘だ」

 

「嘘じゃないよ。メルル、ここから出られた子は今まで居るのかな?」

 

「い、いいえ!逃げられた事は無いです」

 

「そんな事…………ありえない!!わ、私は……私は……もっと見てもらわないと!!」

 

同時にレイアが魔女化し殺人衝動に呑まれる。

 

「メルル!!」

 

「は、はい!!」

 

メルルはレイアに治癒の魔法を行使しレイアの心を癒しレイアの魔女化が完了した。

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