サヴァン少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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最後の魔女裁判

ヒロはレイアの魔女化を皮切りに次々と少女達を魔女化させていった。

 

それぞれのトラウマを刺激し13人の少女が魔女化した。

 

「カレースープ下さい」

 

「はぁ?コイツ何言ってんの?」

 

「彼女の特性よ、朝は熱いカレースープ、昼はホットドックを食べる。そう決まってるの」

 

「っていうかコイツ魔女化させる必要あるか?もう13人揃っちまったぞ」

 

「そもそもチョコザイさんのトラウマって分からないしね」

 

「……………………ああ、そうだな、これより大魔女を召喚する。用意したぞ、13人の魔女と儀礼の剣を!!姿を見せてもらうぞ!!大魔女!!」

 

同時に地鳴りの様に深い音が鳴り処刑台に血が滲み吹き出す。

 

その中から現れたのは魔女と言う呼び名とは異なる天使の様に純白の少女。

 

「私の復活はすなわち絶望…………何を期待したいのですか?良い結末などあり得ません。さぁ、共犯者になりましょう」

 

大魔女月代ユキが復活した。

 

「…………ユキ…………ちゃん」

 

その見た目に少女達は困惑の声を上げる。

 

「賑やかですね。貴女のお友達は」

 

「どうして…………どうして君なんだ、ユキちゃん」

 

「知りたいですか?」

 

「聞かせてもらおうか、私達には知る権利がある」

 

「良いですよ…………でも」

 

同時に地鳴りが発生し屋敷が浮遊する。

 

「全ての人間に死を与える天の使いとして、世界を回るんです。お話しましょうか、この世界から人間が居なくなるまでの僅かな時間だけですが」

 

ユキの言葉に少女達は思わず息を呑んだ。

 

「人は罪を背負っています。よってこれより、刑を執行します…………全人類の処刑。これは決定事項なんです。既に人類への執行の猶予は十分に与えました。もう十分ですよね?」

 

「「異議あり!!」」

 

「その刑の執行、もうちょっと待ってもらえないかな!!」

 

「どうしてですか?」

 

「し、執行猶予が与えられたって事は……判決が下されたって事だと思うんだけど……その裁判、不当判決じゃないかな!?」

 

ミリアの言葉に他の少女達からも疑問の声が上がる。

 

「………………やり直し」

 

そんな中でチョコザイがそう言う、その手には何時の間にかチョロが握られていた。

 

「やり直し?」

 

「そうだ、日本の司法によれば、裁判は一審の判決を不服とした場合再審請求をすることが出来る。私達は人類を代表しその判決に異議申し立てを行う」

 

「何言ってんだよ。化け物の親玉にそんな理屈通じる訳ねぇだろ」

 

「そ、それでも!!理屈は通すべきだと思うよ!!」

 

「そういう事だ、我々が納得するまで付き合ってもらうぞ。魔女裁判の開廷を要求する!!」

 

「…………………………良いですよ。それで貴女達の気が済むのなら、少しだけお付き合いしましょう」

 

こうして、最後の魔女裁判が開廷した。

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