少女達がSPBの外部協力者となって暫く、少女達はそれぞれの日常に帰った。
ヒロとエマも高校生として毎日学生生活を送り日常を満喫していた。
気付けば牢屋敷の件から1年が経っていたある日、少女達にラリーから連絡があった。
少女達は集まりラリーに言われた住所に向かう。最も全員集まる事は出来ず都合が付いたのはヒロ・エマ・ノア・アンアン・マーゴ・シェリー・ハンナのみだ。
集まったメンバーでラリーに言われた場所に行くとそこは【捨て山探偵社】とデカデカと看板が下げられているアパートの一部屋。
ヒロがインターホンを押すと扉を開けたのは如何にもガサツそうな女の人。
「……………………えっ……と」
「ラリーさんに呼ばれて来たんですけど…………」
互いに状況を飲み込めない中でヒロが辛うじて用件を伝えると部屋の奥からティーカップを持ったラリーが現れ中に案内する。
「ちょっ!?ここ私の部屋なんですけど!?」
「いや俺の部屋だろ」
上の方から声が聞こえ見上げるとそこには別の収納空間がありそこに続く梯子から男性が降りてきていた。
「それでラリー、彼女達は?」
「我々SPBの外部協力者です」
「外部協力者?」
「彼女達はアタルと共にとある大きな事件を解決した功労者です。今回の事件にもきっと役立ってくれるでしょう」
「二階堂ヒロです。どうぞ宜しく」
ヒロが挨拶すると他の少女達も自身の名前を言っていく。
「ご丁寧にどうも、警視庁捜査1課の沢です」
「探偵の蛯名です。ラリーさん、何故彼女達を?」
「彼女達も貴方達同様にアタルの能力を最大限まで引き上げてくれる人物です。そしてとある事情によりその頭脳も並の捜査機関の人間よりも優れている。力になってくれるでしょう」
「ラリーさん、私達は呼ばれたばかりで何があったのか知らないのですが」
ヒロがそう言うとラリーはアタルが捜査している事件について詳しく話す。
何でもストーカー加害者が何人も殺されている事件らしく遺体は脇腹を刺され四肢の内のどれかに刃物が刺さっているらしい。
「それはまた猟奇的な事件ね」
「それで何か手掛かりは?」
「1996年6月6日ニューヨーク州ハミルトン」
チョロを撫でながらチョコザイがそう言いパソコンを起動すると全員でその画面を見る。
「英語……な、なんて書いてあるの?」
「少し失礼」
蛯名が現れた画面を睨んでいるとヒロが画面の前に立つ。
「【十字架殺人事件】1996年6月6日にアメリカで起きた猟奇的殺人事件、手口は同じだが犯人は死亡したと」
「読めるの?」
「ヒロちゃんは短期留学してた事があるから英語は得意なんです」
「へぇ〜」
エマがヒロの経歴を教えると蛯名は感心した様に声を漏らし沢は警視庁に電話を掛ける。
それから2人は警視庁に向かった。
「ぼ、僕達も着いて行ったほうが…………」
「言ってどうする、関係者以外が行った所で追い出されるのがオチだ」
「あれ?でも蛯名さんも行きましたよね?探偵って警視庁に入れましたっけ?」
「「「「………………………………」」」」
後に蛯名が元警察官だった事を彼女達は知った。