警視庁捜査一課の沢の机、そこには何枚かの書類が置かれていた。
「主任、それなんですか?」
そんな書類と向き合っている沢に蛯名が声をかける。
「ん?あの子達が言ってた【月代ユキ】と言う子の事が気になってな、資料を取り寄せてみた……………………と言うかお前なんでここに居るんだ」
「私も同じ事が気になって主任に資料を取り寄せて貰おうと思いまして」
「あ、おい!!」
蛯名はそう言いながら沢が読んでいた資料を見る。
「えっと…………え?14才で死去?」
「ああ、中学生で亡くなってる。いじめが原因らしい」
「いじめ…………」
「所がだ、ここからが変な所でな、この桜羽エマさんと二階堂ヒロさんは確かに彼女と面識があったが、他の子は関わりがある様な形跡は無かった」
「どういう事です?」
蛯名が尋ねると沢は机の上にあった資料を全て見せる。
「なんですこれ?」
「あの子達の経歴だ、中でも夏目アンアン・宝生マーゴ・城ヶ崎ノア、この3人を見てくれ」
沢に言われ3人の経歴を見ると学校や住んでいる場所に共通点は無かったが最後には3人揃ってこう書かれていた。
「【行方不明】?」
「ああ、3人とも公式では行方不明になっている」
「でも、普通にチョコザイさんと話してましたよね?」
「もしかしたら、ラリーは何か知っているのかも知れない」
「え?」
「俺達、いや、もしかしたら世界も知らない何かを知っているのかも知れない、そしてその何かの手掛かりが」
「【魔女裁判】」
「ああ」
一方牢屋敷に戻ったマーゴ・ノア・アンアンはゴクチョーを探し出し空港の監視カメラの映像に映っていたマドカの写真を見せていた。
「ふむ、確かに大魔女そっくりですが、他人の空似じゃありませんか?魔女因子ももう無くなりましたし、難しく考える必要は無いと思いますが…………」
「だが、万が一と言う事もあるだろう」
「そうよね、私達としても他人事とは言えないし」
「はぁ~分かりました。私の方でも一応調べて見ましょう。やれやれ、やっと暇になったと思ったのに…………基本給すら怪しくなってきたのに、その上これですか」
ゴクチョーはブツブツと文句を言いながらもマドカの写真を嘴にくわえ何処かへ飛び去って行った。
更にところ変わってアメリカ・ニューヨークの噴水広場にはチョコザイの姿があった。
「Telephone…………Telephone…Telephone」
チョコザイは噴水の前で何かを考えると不意にTelephoneと言い出し自身の鞄の中から電話を取り出しラリーに電話を掛ける。
SPBではラリーがチョコザイを探し回りあちこちに電話を掛けていたが本人からの電話により外に出て来た。
同時に回路がショートを起こし大爆発を起こす。
その音をチョコザイは電話越しに聞き取った。
「
チョコザイはそう言うと再び何処かに向かった。