サヴァン少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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捜査会議

蛯名の乱入で無茶苦茶になった雰囲気を立て直しそれぞれ席に着くとラリーが被疑者であるマドカについて説明を行う。

 

「マドカは猪口 在捜査官と同じサヴァン症候群に似た能力を持った為1996年にSPBに招かれ2000年まで候補生として訓練していました」

 

「FBIを離れた理由は?」

 

「FBIのトップシークレットです」

 

ラリーはそう言うとモニターに次の資料を映すよう指示し画面には細かい事件の詳細が乗った資料が映し出される。

 

「マドカがアメリカで起こした犯罪です」

 

「電気設備を利用した犯罪ばかりの様ですが?」

 

「ええ、その手の事件、計16の容疑で手配され逮捕されました。しかし、犯罪者ばかりをターゲットにするマドカには全米に多くの賛同者がいてFBIもその対応に苦慮していました。その後釈放され、今年に撮影された姿がこれです」

 

そこにはヒロ達も立ち会った空港の映像が映し出されていた。

 

「……………………そっくりだな」

 

沢が呟きを漏らしその場にいる全員の視線が沢に向く。

 

「あ、いや…………その」

 

「沢主任、何か情報があるなら皆に伝達を」

 

星野に促され沢は立ち上がるととある書類を画面に映す様に頼み資料を読み上げる。

 

「え〜、以前マドカが起こした事件の際、彼女に良く似た人物の情報を得まして、その者の情報を調べていた所です」

 

沢がそう言い映し出されたのは中学の制服に身を包んだユキの姿、思わぬ登場に少女達は驚きの表情を浮かべる。

 

「彼女は月代ユキ、〇〇中学に通っていた中学2年生ですが自殺により亡くなっています」

 

「自殺?」

 

「はい、酷いいじめを受けていた様です」

 

「それにしても髪と瞳の色以外はそっくりですね、血縁関係は?」

 

「ありません。そして彼女はそこの2人と同じ学校に通っていた様です」

 

沢の言葉に視線はヒロとエマに回り星野が代表する様に尋ねる。

 

「今の話は事実ですか?」

 

「えっと……その……」

 

「事実だ、彼女は私達と同じ学校に通い親友と言って差し支えない関係だった」

 

「この場を借りてもう1つ質問したい、君達2人は同じ学校に通う親友同士だったからわかるが他の子達はこの時期それぞれ違う場所で生活していた、彼女との交流は無かった筈だ、なのにあの時彼女の事を知っている様な口ぶりだったな、何故だ?君達は何を隠してる?」

 

「それは今は良いでしょう、最優先すべきはマドカの足取りです。これからどう捜査するかを考えなくては」

 

沢の追及はラリーの援護によって打ち消され会議は何とか終わりを迎えた。

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