「おい!!チョコザイが捕まったって本当かよ!!」
「落ち着いて紫藤アリサ、まずは彼女達の話を聞きましょう」
「ごめんね皆遅くなって」
会議が終わった後ヒロ達の元に予定が合わず遅れてやってきたアリサ・ミリア・ナノカの3人が合流した。これであの日大魔女の凶行を止めた12人の少女が再び集いヒロは現状を説明する。
「じゃあ、まだ送検はされてないんだね?」
「ああ、だが第1容疑者だったマドカが死んだ今、周りから見て在が怪しいのは事実だ」
「コンピューターウイルスなら予め仕込んでおけばアリバイなんて無いも同然でしょうしね」
「そう言えばチョコザイさん、牢屋に連れて行かれる前に何か呟いてませんでした?」
シェリーがそう言いハンナが持っていた手帳を開く。
「えっと、32ポイント4633と130ポイント3759、ですわね」
「そっちは今警察の人が調べてるわ、それと探偵さんね」
翌朝、ヒロ達が警視庁に赴くと既に警察は動き出しており例の動画の場所が熊本である事が分かり一部の刑事が熊本に向かっていた。
「罠?」
「電球に油をゼリー状にした物が仕込まれていたのね、そこに高圧電流がかかりパァン!!なのね」
「猪口 在」
「チョコザイさんのトラップとは限らないのね、例えばこの電波時計が狂わされていたとしたらチョコザイさんの緯度と経度の計算も狂うのね」
「狂わないから電波時計なんでしょう?」
「いえいえ!!電波時計も狂うそうですよ!!」
そこに似つかわしく無い程明るい声が響きシェリーが手を上げ全員の視線がシェリーに向く。
「私今回の件で色々調べたんですけど、電波時計も狂うそうですよ、得意古い製品とか電波が届かない様な所とかは」
「シェリーちゃんどういう事?」
「電波時計と言っても所詮は電池で動く物ですからね、電池切れや充電不足が原因で狂う事もあるし電波が届き難い所とかでは十分に調整出来ない事があるそうですよ?特に周りに金属なんかが置いてある所は電波の妨害を受けやすいそうです!!何事も思い込みと決めつけは良くありませんよね?」
「貴女あの時散々私を疑った癖に良く平気な顔でそんな事言えますわね」
「……………………では彼女達に証拠を見せて上げて下さい」
星野がそう言うと刑事の1人がパソコンをモニターに繋ぎ映像を流す。そこには何やら地面で蹲るチョコザイの姿があった。
「ッ!!小型キーボード」
「え?小型のキーボード?そんなのあるんですか?」
「本来は画面と繋ぐ物だけど、彼女なら頭の中で思い浮かべるだけで捜査出来るでしょうね」
「そういう事です。このパソコンを調べたら【Witch】が出てきました」
「…………………………………」
会議が進む中でヒロは1人違和感を膨らませていた。