サヴァン少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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パニック

「ねぇ♪鑑識官さん、チョコザイちゃんの為に調べてくれない?」

 

「や、止めるのね、流石に未成年とそういう事は出来ないのね。私には妻と子供がいるのね。けど、チョコザイさんの為なのね」

 

『…………………………………………』

 

少女達に冷ややかな目で見られながらマーゴの手足の様に鑑識官はチョコザイの流していたソフトを調べ始める。

 

「そういやコイツ詐欺師だったな」

 

「この録画あてぃしのチャンネルで配信したらバズるかな?」

 

「止めておけ、兎も角これで在が何をしようとしていたのかがはっきりする」

 

その時、急に電気が消え外から凄まじい爆発音が響く。何事かと外に出ると送電線にヘリが衝突した様で大爆発を起こしていた。

 


 

翌朝、突然この事も捜査会議で取り上げられチョコザイが同時刻脱走していた事も監視カメラの映像で判明していく。

 

「ヒロちゃん、これって」

 

「ああ、また在に不利な証拠だ、それも決定的で分かりやすい」

 

「猪口 在を連れてきなさい」

 

星野の指示で警官が何名かでチョコザイを連れてくる。腰には青いロープが巻かれ手にはしっかりと手錠が掛けられているその姿はまるで犯罪者のよう。

 

「キレイキレイ」

 

「チョコザイさん?」

 

「キレイキレイ」

 

エマの呼び掛けにも反応せずモニターに映るヘリ爆破事故の映像を見ている。

 

「っ!!映像だ!!映像止めろ!!」

 

アリサが異変に気付きパソコンを操作している警官に叫ぶ。

 

「いえ!!このまま様子を見ます。何か情報が引き出せるかも」

 

「パッパー!!キレイキレイ!!」

 

「今彼女は正常な状態じゃないわ!!直ぐに映像を止めるべき!!」

 

「アタル止めなさい!!」

 

「ん〜!!ん〜!!」

 

ラリーもチョコザイを止めようとするがラリーが触れたことで完全にパニックになったチョコザイは忙しなく動き回りそれを止めようとした警官に押さえつけられ更にパニックになり暴れまわる。

 

「おい!!今のコイツに触んな、余計暴れるだけだぞ」

 

「ならどうするってんだ!!」

 

「だから映像止めろって!!人の話聞いてんのおっさんら!!耳ついてますか〜?」

 

「このっ!!大人しくしろ!!」

 

「ん〜いや〜!!」

 

「ゴフッ!?」

 

混乱の中で取り押さえ様とする警官の脇腹に偶然チョコザイの肘が入り警官は膝を付く。

 

「このっ犯罪者が!!」

 

激昂した警官は警棒を取り出しそれを振り上げる。

 

「おい止せっ!!」

 

「止めろ!!」

 

沢とヒロが止める中警官は警棒を振り下ろしチョコザイは額から血を流し倒れているにも関わらず尚も制圧しようと無数の警官が群がりその手には警棒が握られていた。

 

当然少女達はそれを止めようとしたが大人のそれも男の力に適う訳もなくチョコザイから距離を離される。

 

あっという間に大混乱になった会議室はチョコザイが警官に運び出される形で落ち着きを取り戻した。

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