サヴァン少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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謝罪

釈放手続きがされた後チョコザイは蛯名とラリーと共に再び会議室に招かれる。

 

チョコザイが入ると星野は車椅子から立ちチョコザイを真っ直ぐ見つめる。

 

「捜査員が誰も傷付かなかったのは貴女のお陰です。今回の責任は全て私にあります。本当に申し訳ありませんでした」

 

『申し訳ありませんでした!!』

 

星野と共に全警官が頭を下げる。

 

「ねぇねぇ、ここ大丈夫?」

 

チョコザイはそれを見回した後、星野の左足を触りながらそう言うと星野を車椅子に座らせ鑑識官席まで押していく。

 

「到着」

 

チョコザイはそう言うとラリーの元に戻り星野が関係者全員に礼を述べ会議は終わった。

 

その後、ラリーは沢とエマ達数人を連れ何処かへ向かう。

 

「ラリーさん、何処に向かってるんですか?」

 

シェリーが尋ねるとラリーは煙草に火をつけながら説明する。

 

「マドカが孤児院にいた時のシスター、アリーン松原が日本にいます。1991年、サンパールの教会に置き去りにされた子供、それがマドカです。何の手掛かりも無かったので持っていたぬいぐるみの中にあった布切れから彼女は男性名のアレクサンドロ・カロリナと名付けられアリーンにマドカと名前をつけられた。そしてその孤児院で事故に遭い脳気質を損傷しサヴァン症候群に似た症状が現れたのです」

 


 

一方警視庁では残りの少女達と蛯名でチョコザイを探していたが何処にも姿が無かった。

 

「この時間彼女は何をしていたんだったか?」

 

「時間的にはお昼だしホットドックを買いに行ったんじゃないかな?」

 

「いや、彼女の食事の時間には遅すぎる。それにここに来る前に食べていたと言っていた」

 

「チョコザイちゃん、何処に行ったのかしら?」

 

「ああ、漸く見つけました、やれやれ、行き先位きちんと連絡して欲しい物ですね」

 

その時少女達にのみ聞き慣れた声が聞こえ周囲を見回すとテーブルの上にゴクチョーが立っていた。

 

「ご、ゴクチョー!?」

 

ココが声を上げ慌てて口を塞ぎ周りを見回す。辛うじて少女達の体が壁となりゴクチョーの姿は認知されていなかった事に安堵のため息を吐き少女達はゴクチョーの元に集まる。

 

「何しに来たの?」

 

「何しにって、貴女達に言われた事を調べ終えたのでその報告に」

 

ゴクチョーはそう言うと羽毛の中から数枚の紙を取り出し少女達に渡した。

 


 

シスターの元に辿り着いたラリー達はシスターからマドカの動向を聞き出そうとしていた。しかしシスターはラリー達に引き離された8歳の頃から1度も会っていないと言い切りFBIの捜査官に連れて行かれた。その途中

 

「人は愛する人と切り離される度に心を失っていくんです。もし彼女が罪を犯す程心が壊れているのならFBIを追放された時にもきっと、愛する人と切り離されたんです」

 

シスターはそう言い残し捜査官と共に立ち去った。

 

同時に沢にチョコザイが居なくなった事が伝えられた。

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