サヴァン少女ノ魔女裁判   作:寝心地

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脱獄計画

蓮見レイアの事件から一夜明け少女達はラウンジに集まっていた。

 

朝食の時、エマが話しをしたいと皆を集めたのだが

 

「オメェはちげぇだろうがよ!!」

 

アリサがミリアに怒鳴りつけその声に驚いたのかチョコザイはただでさえ落ち着きの無い動きが更に動いていた。

 

「おっさんが来てんじゃねぇよ!!オメェはウチ達と違うだろ!!出てけよ!!」

 

「僕が皆に集まってほしいって言ったんだから、ミリアちゃんは悪くないよ!!」

 

エマはミリアとアリサの間に割って入る仲裁を試みる。

 

「僕らは協力し合うべきだと思う。だから皆で話し合いたいんだ。ミリアちゃんにもアリサちゃんにもここにいてほしい」

 

「話はそんだけか?ウチは協力する気なんてねぇから。ウチを騙してた奴と仲良くなんて出来るか。顔も見たくねーよ」

 

アリサは吐き捨てる様にそう言いラウンジを出ていく。

 

「おじさんはやっぱり邪魔だよね?こんな空気にしてしまって、申し訳ない」

 

「気にしないで、僕はミリアちゃんにも協力してほしいって思ってるから」

 

エマの言葉にミリアは目に涙を浮かべる。

 

「…………………ねぇねぇ」

 

その様子を見ていたチョコザイがミリアの背後から現れコートの袖でミリアの涙を拭う。

 

「…………泣いたら前が見えないよ?」

 

「ッ!!そう、だよね。うん、ありがとうチョコザイさん」

 

エマはその光景に微笑みを浮かべた後顔を引き締める。

 

「本気で、ここを脱出するしか無いと思うんだ。レイアちゃんは大人しく従おうって言ってたけど、ここにいても救いなんて無いんだよ」

 

「そうかも知れないけれど、規則を破れば懲罰房行きよ」

 

「【問題行動を起こすべきではないと思う】」

 

「あてぃしだってこんなとこでたいけど、逆らったら最悪看守にぶっ殺されるじゃんよぉ」

 

エマの言葉にマーゴ・ココ・アンアンの3人が反論を示す。

 

「ヒロちゃん、ノアちゃん、それにレイアちゃんも。ここに捕まってもう3人も犠牲者が出てる。皆でここを出よう!!協力し合えばきっと活路が見えるよ!!」

 

「分かったわ、その方が合理的だし賛成よ」

 

マーゴは率先して協力を申し出てそれに続いてココも一応賛成を表明する。

 

それから時間が流れ夕飯後、協力して脱獄する事にした一行はマーゴの部屋を訪れていた。

 

そこは布で覆われチョコザイが布を通り抜け中に入っていく。

 

それにつられ中に入るとそこは怪しげな雰囲気の占い師の館の様になっていた。

 

「チューチュー…………チューチュー」

 

マーゴの房に入るとチョコザイがかなり高度な鼠のモノマネを始めそちらを見ると片手で収まる位の鼠のぬいぐるみがあった。

 

「ああ、これ?チョロって言うらしいわよ?これも彼女のこだわりなのかもしれないわね。それと、監視カメラがあるかも知れないから秘密のお話はここでする様にした方が良いわよ」

 

それから大した話も出来ずその日は自由時間の終わりと共にそれぞれの房に戻る事になった。

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