前職勇者のショタ配信者 作:曇らせはいつかガンにも効くようになる
そう、僕は運命に出会ったのさ
side:???
僕はクロス・ラインラック。ダンジョン探索者であり、配信者というロリ
・やっぱお前がシャバで息してるのおかしいだろ………
・一番おかしいのは、コイツが貴公子名乗ってることだろ
・草
・そういえば、アリスちゃんのあの配信みた?
「ん……神無月さんが、イレギュラーに遭ったっていうあれかい?見ていないな。ちょうど、依頼を受けていたところでね………心配したが、無事でよかったよ」
・重大発表の配信の方は?
・じゃあ、ロジェロ君のこととか、あんま知らないのか
「そちらも見ていない…………ロジェロ君って言うのは新しい後輩だろう」
イレギュラーの後の、重大発表………引退してしまうのかと心配したが、後輩が増えるという真逆のハッピーなニュースとはね。ロジェロ君…………新しい後輩は一体どんな子なんだろうね………
神無月さんを助けたって言うから、いい子だと思うんだが。
「せっかくだ、同時視聴…………するかい?」
・して欲しい!
・見てみろよ…………飛ぶぞ
・やってくれ!!
「それじゃあ、一緒にみようか」
ーー同時視聴開始ーー
ーーロジェロ登場シーンーー
『オレはロジェロ―――――一応、勇者……ということになると思う』
・登場シーンやっぱカッコいいな
・ロジェロ君♡
「うん、高得点♡…………いいロリの波動を感じるよ」
・は?
・なにいってんだこいつ?
・何をおっしゃってる?
「分からないかい?この凄まじい強さとは裏腹に、幼げな表情、低身長も相まって素晴らしいロリだよ」
・男だぞ
・17歳だしな
・せめてショタだろ………
「ノンノン………分かっていないなぁ、君たちは。ロリというのは、万物万象に宿るもの。そこに性別も年齢も種族も関係なく、果ては非生物にさえロリを見出すことができる。もちろん、ロリの濃淡はあるけどね」
・何度聞いても意味わかんねー理論
・ある意味、真のジェンダーレスでは……………
・↑なにをとち狂ったこと言ってんだ
・↑見境がないだけだぞ
ダメだな………この視聴者たちは、まだまだレベルが低い。やっぱり、もっと僕が布教しないとね。
ーーデュラハン戦ーー
『あの程度の敵、これでも山ほど倒してきた』
・勇者の貫禄
・カッコイイ!
・なんど見てもすげーな
この強さ………Aランクは硬いね。後輩が有望なようで、僕も嬉しいよ。
・クロスから見てどんくらい強い?
・やっぱAランクくらいか?
「うーーん、今のところAランクはあると思うけど……………まだまだ手札隠してるだろうし、もしかしたら僕より強いかもね」
・そこまで強いか?
・まじーー?
・Aランク以上ってのには賛成
ーー重大発表配信ーー
『オレは異世界で物心つく前に勇者として召喚された。――――――――――
――――この世界に来るまでの経緯はこんな感じだな』
……………
・やっぱキツイな………
・過去が重すぎますっ!!
・子供が体験するようなことじゃないよ……………
『ありがとう。でも、オレは報われていたよ―――――
―――――それで十分だ、それで十分オレは報われた』
・いい子すぎるぜ泣
・善人がすぎる
・こう言えるの、やっぱ勇者なんやなって
「…………初めてだ……………」
そう、初めてなんだ。こんなに…………こんなに―――――
「同性に、これほどのロリを感じるなんて!!!!!」
・は?
・は?
・この話聞いて、最初に出る感想それ~~??
「分からないのか!この、報われていたと語る彼の表情!!まるで、聖母のようだ!!
地獄のような経験をしていながら、損なわれることのなかった純粋無垢な善意!!ああっ!!
イイ!!素晴らしいよ!!配信慣れしてない、あるいは人と話すことにすら慣れていないが故の初々しさ!!まるで、人見知りでありながら、一所懸命に話す女児のようだ!!小学一年生、登校初日を彷彿とさせる!!こんなのッ!こんなの知らない~~ッ!!壊れりゅ!!僕のロリ感がっ
壊れりゅ~~~~!!!」
・きも
・キモッ
・変態だーーー!!!
・なんだこいつ~~~!
・落ち着け、変態
「ふぅ」
・わぁ!!急に落ち着くな!!!
・情緒どうなってるんだコイツ
・キモイし怖い
「ちょっとコラボしてくりゅっ!!!」
・止まれ!!
・やめろ馬鹿!!
・ロジェロ君を汚すな
・ロジェロ君に近づかないでくれ
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side:ロジェロ
「と言う訳で、またコラボのお誘いがありました」
「どういう訳で???」
電話越しにそう伝えてくる塚原さん。今回も唐突だな……………。
Aランク探索者になって二日、アリスは『ロジェロ君にふさわしくなれるように、もっと強くなるね!!』と言い、ダンジョン配信に励んでいる。キサラは『今に貴様と並ぶ強さになるからなっ!せいぜい、首をあらって待っていろ~~~!』と言い、アリスと同様にダンジョン配信をしている。二人とも、Aランク探索者になるまではオレとコラボしないつもりらしい。
「それで、コラボ相手は?」
横にいたカレンが、そう塚原さんに聞く。聞いてたんだな……………。
「クロス・ラインラックさんです…………」
「は?ダメでしょ」
どこか、声を暗くしながら伝える塚原さんにカレンが食って掛かる。
クロス・ラインラック…………というのは、そんなにヤバイひとなのか?
「はい…………私も、心配なんですよ…………あの人とロジェロ君会わせるの……………でも、止めきれなくて……………」
「それをなんとかしなよ、仕事でしょ」
申し訳なさそうにする塚原さんと、今までに見たことないほど怒っているカレン。
うぐぐ……………なんとかしなければ……………
「オレはコラボしてもいいぞ」
「は?」
「ありがとう!ロジェロ君!!!」
ヤバイな………カレンの圧がこっちに向いた。ど、どうなる?
「…………はぁ、分かった。いいよ」
「あ、ありがとうございます!!」
電話越しに塚原さんの安堵が伝わってくる。よかった、なんとかなったな。
「でも、条件がある」
「「?」」
「私もついてく」
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コラボ配信当日
「クロスって人は?」
「ダンジョンで配信初めて待ってるって」
どうやら、こちらを待ってくれているらしい。速くダンジョンに入るとしよう。
オレとカレンは、Aランクダンジョン「亡月の戦場跡」に入っていった。
「フフッ……待っていたよ…………僕の"運命"!!!」
「初めましての挨拶に………君の
この世界の挨拶にはそんなものもあるのか……………初めてしった。
「土に還ってくれないかな?」
こちらを見ながら微笑むクロスに、カレンは辛辣な言葉を返す。
?この二人は、もしかして仲が悪いのだろうか…………コラボの話が来たときも、そんな感じはしていたが………。
「フフッ……辛辣」
・残当
・開幕飛ばしすぎだろw
・そんな挨拶あってたまるか
・セクハラですよ!!!
「分からないかい?視聴者諸君…………ロジェロ君は男、僕も男…………同性だからセーフ!!」
「アウトでしょ」
・アウトーー!!
・アウトだよ!!
・同性でもセクハラは成立するぞ
・なんでコイツ捕まってないんだよ
「フフッ……すまない、気分を悪くさせてしまったかな?my angel」
まいえんじぇる?オレのことか?
・きも~~!
・きもすぎ
・無駄に発音いいのがよりキモイ
「困惑している姿も愛らしいよ…………ロジェロ君♡」
クロスが両手を広げながらこちらに近づいてくる。ッ!!なんか、鳥肌がたった。この気味の悪さはなんだ?……………まさか、モンスターの類か…………?
「それ以上私のロジェに近づいてこないで」
最近、キサラはこちらをロジェと呼ぶ。なんでも、あだ名で呼んだ方が家族っぽいらしい。
クロスをきつく睨み、威嚇するカレンの後ろに隠れる。オレ…………アイツ…………怖い………。
「ッ!!何のつもりだ、カレン?…………ロジェロ君に向かって………私の………?
しかも、あだ名で呼んでるし………ずるいぞッ!!!!!」
ひぇっ
・怖っ
・貴公子のきの字もねぇな
・モンスターよりモンスターしてる
「お、お姉ちゃん………」
カレンの背中にしがみつく。
・お姉ちゃん!?
・ちょっとその場所かわれ、カレン
・↑ロジェロ君じゃなくて?
・馬鹿野郎!ロジェロ君にお姉ちゃんって呼ばれたいだろ!!
「は?お姉ちゃん?カレン、お前………ロジェロ君にそんな風に呼ばれてるのか?」
「うん、毎日呼ばれてる」
「■■■■■■■■■■!!!!」
怖い………なんだこの人……今までに会ったことのないタイプだ。
・人間の言葉も忘れてらw
・毎日!?毎日!!??
・つまり、そういうことなのか……!?
・同棲………?
・アリス「寝取られやんけーーー!」
・↑寝てから言え
「うん。一緒に住んでるよ………ね?ロジェ?」
「ああ」
・まじか!?
・羨ましい………
・ずるいぞ!ロジェロ!!
・羨ましいぞ!!一ノ瀬カレン!!!
「……………ッ!!………ッ!!」
クロスは、泡を吹いて白目を剥いてびくびくしている。ヤバイ人だと聞いていたが、こんなにヤバイとは……………。この人、本当に人間か?
「ふぅ…………。落ち着いた。寝取られは、悪しき文化だな。耐性が無ければ、人では無くなっていた。危ない危ない」
・寝てから言えパート2
・元から人か怪しいやつがなんか言ってら
・ロジェロ君のドン引きからしか得られない栄養がある
・コメント欄にも変態湧いてるぞ
「さて、改めて……………仲良くしようね♡ロジェロ君♡」
仲良く…………なれるだろうか……………。
キサラとのコラボの時とは別種の不安に襲われるのであった。
クロス・ラインラック
グレープフルーツ所属のDライバー Aランク探索者
筆舌し難い変態。自他共に認めるロリコン。金髪でイケメン、探索者としての実力も高く、配信者としても高い人気を誇る。形容し難い性癖と性格に目をつむれば、いい男。ロジェロ君の精神性にロリを見出し、沼に落ちた。ロジェロ君に惚れる以前は、キサラが推しのロリだった。もちろん、YESロリ NOタッチは守っていた。今後も守るかは………さぁ?ロジェロ君の保護者sガンバ!