MAGI×REAL DAYS!〜異世界の魔導士さん、現代の北の大地に転生しちゃいました〜 作:ぎんすた
異世界の人間が逆に現代に転生するやつが見てみたいし、書いてみようかという感じで書いてます。
固まってない設定多いけど…(おい)
とにかく、やってみようと思い出してみました。
誰かオリジナルのタグのつけ方教えてくれー!!
ここはとある魔王の城の大広間。
ここで私達は魔王への最終決戦に挑んでいた。
「ノノ!いつもの頼む!!」
「言われなくても!!
これが最後の戦いだもん…いつもより全力でいくよ!!
“グレイスガーディアン”!!」
幼馴染の勇者が先陣を切って突撃する中、私は大きな雪の結晶がトップにあしらわれた杖から、空間全体を覆う氷の結界魔法を放つ。
すると広間はまたたく間に銀世界へと姿を変え、四方から冷気が漂う。
『なっ…!』
この魔法は味方以外は時間が経つにつれ凍結していく。
魔王も例外なく足元から少しずつ、身体を氷に覆われていく。
「魔王の動きは今止めた!
今が全力で殴るチャンスだよ!!」
「「「おう!!」」」
私はその状況を見て、即座に仲間に指示を出す。
仲間達はチャンスと言わんばかりに魔王に殴りかかる。
私も離れた距離から氷の弾を放ち応戦する。
度重なる攻撃で流石の魔王も、疲弊してきてる。
このままいけば…!
そう思った矢先だった。
「…!避けろ!!ノノ!」
「え?」
魔王が何かの攻撃の準備に入り、異変に気づいた勇者が私に呼びかける。
けど、呼ばれた時にはもう遅かった。
魔王は苦し紛れに、右手から禍々しい波動砲を素早く放った。
その狙いは私のいる方向で…。
「…へ?」
私がそれに気づいた時は既に
身体に風穴が空いていた。
「…!」
身体から急に力が抜けて、急に地面に倒れ伏す。
痛い。
どうして?さっきまで順調だったのに?
今は感じるのは手応えじゃなくて、これまで感じたことのない激しい痛みと力が抜け、身体が冷たくなっていく感覚。
そして…意識が遠くなっていくような…そんな感覚だった。
私…ここまでなんだね…。
「ノノ!!」
「…!」
勇者…彼の声が聞こえる…。
わざわざこっちまで来たんだ…。
「ノノ!しっかりしろ!ノノ!!」
「…ご…めん…ゆだんした…」
「喋んな!!何か良いの無いのか…!
クソっ!こんな時にまとも回復アイテム尽きてるなんて…!!
急いで傷口だけでも…」
「…いいよ…あんたの魔法じゃ…もうまにあわない…。
いって…あんたがいかないと、この旅は終われない…。
他の二人も戦ってる…」
「そうだけど…お前もいてこそだろ!!」
私は彼が蘇生を試みようとするのを止め、戦線に戻るよう促す。
こうしてる今も、他の二人は時間を稼いでくれてる。
「気持ちはわかるよ…
…でも…わたしたちの旅の目的は魔王を倒すこと…だよね?
全滅よりも、わたしだけの犠牲で済んだ方が幾らかマシだよ…?」
自分はどう足掻いてもここで終わるんだってわかってたし…何より魔王を倒して欲しかった。
でも…彼らと…また冒険したかったな。
そんな思いを押し込めて私は、彼の胸に手を当てた。
「…大丈夫。わたしはあんたが覚えてる限り、死んでもそこにいるから…。
だから、いって」
「…ノノ…!」
私はできる限りの力を振り絞って、彼にそう言った。
そう言った後、段々と意識が遠くなっていった気がした。
「…クソっ!!」
最後に見えたのは、今までの中で一番の力を剣に込めて魔王に刃を振り下ろす幼馴染の姿だった。
ああ言っちゃったけど、私も最後まで彼処にいたかったな…。
魔王を倒したら、彼らは英雄として語られる筈だ。
その瞬間にも立ち会えないなんて…。
…。
もっと、ずっと一緒にいたかったな。
ノホロ。
彼処でいつか、また会いたいな…。
✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽✽
ー???ー
うう…寒い…。
もう天国?
天国ってこんなに寒いの…
「…!!!さむっ!!!」
目を開けると、そこは一面銀世界。
見たことない建物に、広い公園。
周りの人みんな、北とかの寒い地域で来たような暖かそうな格好…。
それよりも…
「めっちゃ寒!!!!」
何これ!?
私、死んだはずだし、ここ天国だよね!?
なんで天国ってこんなにめっちゃ寒いの!?
確かに私の格好はこの銀世界には相応しくない軽装で…。
スカートがパニエたっぷりで、ふんわりした白と水色の膝上のノースリーブワンピに、白のニーハイと茶色のブーツ。
上着にTHE魔導士な白いマント。
って感じの魔王戦の装備のまんまだけど!!
ここまで寒いのって、もはやノホロが言ってた八寒地獄ってやつじゃん!!
天国どころか地獄まできちゃってるよ!!
でも、よく見たらみんな苦しそうにしてない…。
じゃあ、苦しんでるのって…
軽装でここにいる私だけ!?
「ていうか、ここどこ…!?」
私は望遠魔法を使って、近くにあった看板を見る。
「大通公園…?なんでかわかんないけど読める…」
てことは私、寒い公園に一人でいるってこと?
というか…ここって天国でも地獄でもない?
だとしたらどこなの?ここ。
「というか…寒っ…!
うう…このままじゃ更に凍えちゃう…!」
私は暖を取ろうと思って、杖を出そうとするけど…
悴んでまともに取り出せなかった。
「うう…!せめて杖を上手く取り出せれば…!」
このままなんとかしないと、ここで凍え死ぬ。
私の直感がそう告げていた。
1回目死んで死後の世界でまた死ぬってやだよ…!!
どうすれば…!!
「あの…大丈夫ですか?」
「…!」
すると、少し幼いけど私と年が近い感じの少女の声が聞こえ、私は顔を上げる。
すると、緑がかかった白いセミロングの髪の左側を、一房くくって白いリボンで纏め三つに分けた三つ編みのハーフサイドポニーにし、濃紺の膝まであるPコートに黒いタイツとグレーのロングブーツを合わせた格好の少女が心配そうに私に声をかけてきた。
この子…見知らぬ私に声かけた…?
…。
「…うう…大丈夫どころじゃない…!寒い…助けて…!」
私はその子の優しさを感じとって、それに甘えて素直に助けを求めた。
明らかに寒そうだったからか、それ聞いた少女は微笑んで私に手を差し伸べた。
「やっぱり…寒そうだったんですね…。
そんな格好でいたら風邪引いちゃいますよ。
とにかく、今すぐうちにいきましょう!
暖かくなれば、貴方も元気になると思うから!」
しかも、見ず知らずの私を家に入れてくれるときた。
それなら大助かりなんだけど…。
「…!いいの?」
素直に甘えたとはいえ、いきなり見知らぬ人の家にお邪魔させてもらうのは少し後ろめたい気持ちがあった。
私は恐る恐る本当にいいのかどうか彼女に聞いた。
「はい!
だって、貴方のこと放っておけないから!
寒いんですよね?なら、遠慮なく家で温まってください!」
それに対して、彼女は満面の笑みでそう返事してくれた。
初対面の相手にこんなに優しくしてくれる子初めて見た…。
「なら…君に甘えさせてもらおうかな?
私は…『ノノ』。年齢は15歳。
気軽にノノって呼んで。年近いっぽいし、敬語もいらないよ」
「じゃあ、ノノお姉ちゃんだね!
私、『東雲 鈴蘭』です!年は13!
よろしくね!ノノお姉ちゃん!」
「よろしくね、鈴蘭」
これが私と、後に私の義妹になる鈴蘭との出会いだった。
そして、私はこのあと
私自身が天国にも地獄にも行かず、この魔法がない科学溢れる世界に、異世界転生していることを思い知るのだった。
キャラクタープロフィール
ノノ
年齢:15歳
好きなもの:甘いもの、魔法、食べること。
苦手なもの:辛いもの、暑さ。
誕生日:10月12日
主人公。
魔王戦の途中で戦死し、死ぬ前…前世での姿のまま異世界から現代へ転生してきた凄腕魔導士の少女。
よくある異世界転生の逆パターンである『異世界人が現代に転生』をやってしまった主人公。
しかも、元の世界での魔法が使える状態&強さもそのままの状態で転生してしまった。
魔法が好きでマイペース&めんどくさいことが嫌いな性格。
めんどくさいことは大体魔法にたよりきってきた。
膨大な魔力量に、冒険で磨かれた魔導士としての高い技量を持つが、体力と持久力がすこぶる低いのが弱点。
得意魔法は氷魔法。
容姿:水色がかかった白髪を腰まで伸ばし、頭の部分をハーフのツインシニヨンにして青いリボンで留めている。
水色の瞳、目はちょっと吊り上がってる。
胸はそれなりにデカいし、スタイルもいい。
イメージカラーは水色。
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ということで、あとがきにはキャラのプロフィールを載せていこうかなと思っています。
鈴蘭ちゃんは恐らく次回になると思うのでお楽しみに。
ということで、本作の舞台は札幌市。
しかも、真冬からノノの新しい物語が始まります。
実はノノちゃんの容姿はカスタムキャストでイメージを作成しTwitterに載せているので、そちらをご覧頂けると嬉しいです。
(カスタムキャストの画像を挿絵に載せていいか分からなかったので。)
鈴蘭ちゃんの容姿も載せてるのでそれも合わせて是非。
(Twitterリンクはプロフィール欄に載せてます)
他の作品も書いてるので、更新スピードはまったりですが…次回もお楽しみに!