トレーナー室
ClimbKaiser
「休みは満喫できたか?」
カツラギエース
「ああ、ちょっと実家に帰ってたんだ」
「あ、それでさ」
エースが色紙とサインペンを取り出す。
カツラギエース
「親父がサイン欲しいらしくてさ」
ClimbKaiser
「いいぞ、ちょっと貸してくれ」
ClimbKaiserっと。
カツラギエース
「ありがとな」
ClimbKaiser
「ホイどうぞ」
「さて、今日はメイクデビューに向けて逃げの練習だ」
カツラギエース
「トレーナーさんも走るのか?」
ClimbKaiser
「ああ、今日の練習は全力でやるからな」
そうしてメイクデビューまで練習をしたのだった。
阪神競バ場 控室
ClimbKaiser
「エース、準備はできたか?」
カツラギエース
「この日の為にいっぱい鍛えたんだ」
「あとは全力でぶつけるのみ」
「へへッ」
「だんだんワクワクしてきたぞ!」
ClimbKaiser
「ハハッ頼もしいな」
カツラギエース
「ああ」
「教わったこと、しっかり出し切ってくる」
「だから、トレーナーさんもどーんと構えて!」
「アタシの走りを見ていてくれよな!」
ClimbKaiser
「ああ」
「じっくり見させてもらうよ」
カツラギエース
「じゃあ、最後に」
エースが右手を挙げた。
こちらも意図を察して右手を挙げた。
ぱあんッ
勢いのいいハイタッチの音が響く。
カツラギエース
「っし!行ってくる‼」
ガチャッ
ClimbKaiser
「エース」
カツラギエース
「?」
ClimbKaiser
「やっちまいな!」
カツラギエース
「!おうッ」
ガチャン
さ、俺も観客席に行くか。
観客席
開いた椅子を見つけ座る。
ClimbKaiser
「そろそろだな」
ファンファーレが響いた。
ガッチャン
実況
[各ウマ娘一斉にスタートしました]
[先頭に行くのは誰かカツラギエース先頭、
2番手は⑧、
3番手は⑥
先頭はカツラギエース]
[カツラギエース
このまま逃げ切れるでしょうか続いて⑧
その後は⑥
四番手に③
5番手に⑤
6番手に④
7番手に②
最後方に①]
[先頭は依然カツラギエース
意気揚々と先頭を行くカツラギエース
さあ直線に入るカツラギエース速い‼速い‼もはや独走
食い下がる⑧カツラギエースリードは8バ身
カツラギエース圧勝ゴールイン‼]
メイクデビューくらいはエースなら勝てる。
控室
カツラギエース
「トレーナーさん!」
ClimbKaiser
「エース、初勝利おめでとう‼」
「で、エース、次走を決めた」
カツラギエース
「何のレースだ?」
ClimbKaiser
「次走は」
「来月の荻特別だ」