模擬レースで芝2400M(良)でマルゼンスキーに
勝てたら俺をクライムカイザーと認める。
その条件を俺は受けた。
まあたださすがに俺は二十数年ぶりぐらい
走っていなかったから、軽く準備運動する
時間を取ってもらった。
また準備運動中にマルゼンスキーの事を
完全に思い出した。
マルゼンスキー
無敗で連戦連勝の馬、有馬記念を前に、
屈腱炎が再発しその後引退。
「スーパーカー」と言う異名がある。
この事を思い出した時、勝てるか一瞬不安に
なったがある事も思い出し勝てる気がして来た。
マルゼンスキーが走ったレースは長くても
1800Mと言うことだ。
つまり短距離や中距離を走った事はあっても
今回のような長距離をレースで恐らく走った事
はないのだ。
パッパッパッパッパッパッパ
パッパラパパパパパッパッパ〜
ラッパが鳴りゲートに入る。
「マルゼンスキーさんがんばってください!!」
「絶対マルゼンスキーパイセンが勝ちますよ!!」
「マルゼンスキーが負けるわけ無い!!」
「頑張れスーパーカー!!」
ガッシャアン!!!
ゲートが開いた!!
ダッ!!
ああ俺はこの音が好きだ。
その時横を真っ赤なスーパーカーが駆けていった。
普通なら直ぐに速さを上げ追い抜くかもしれない。
けど相手は「スーパーカー」だ。
ここで追い抜けば、直線で追いつかれるだろう。
かと言ってこのままでは普通に負ける。
「アレが行けるかもな」
恐らくマルゼンスキーは今まで急に追いつかれる
ということを体験した事は無いはずだ。
チャンスは一度、最終直線だ。
マルゼンSide
思ったより相手は私を追えている。
だけどもうすぐ最終直線、このまま行けば勝てる。
???Side
「やはり、マルゼンは速いな」
「そうだな、本当に速いな」
「来てたんですか、スーさん」
クライムSide
さて、もうすぐだ。
ダシュウン!!
マルゼンSide
最終直線に入ったけどやっぱり追いつけないみたいね。
「もちっと手加減
だしゅん!!
したほう
ダシュウン!!
がよかッッッ」
なんで
そこに
あなた
がいるの!?
シンボリSide
「あの戦い方は···」
「以前映像で見たクライムカイザーそっくりだ」
マルゼンSide
「クッ」
なら
こっちだって
固有スキル発動 紅焔ギア
ダッッッ
クライムSide
クソッ
思ったよりすぐマルゼンスキーは加速しだした。
このままじゃ追い抜かれる、なら
このなにかよく分からない固有スキルとやら
使ってみるか!!
固有スキル発動 Kaiserschlacht
ダンッッッ
マルゼンSide
なんでさらに加速してるの!?
それに足が遅い?
まさか、スタミナ切れ!?
そんなあ
クライムSide
あともうちょっとで
シュッ
勝った。
「ゼエゼエ」
疲れた、あそこの柵に寄りかかろう。
「ぜはあ」
生きた気がしねえ
固有スキル Kaiserschlacht
最終直線で先頭を抜いた時に発動、すごく加速する。