制したのは、
「先頭は、トウショウボーイ、先頭です‼」
天馬だった。
Tosho Boy
「レース凄かったよな‼」
「まさかあそこで狙うとはねえー」
「最終直線であんな追い抜き方するなんてな」
「最後のマルゼンさんが炎焔ギア使っても逃げ切ったもんね」
「一緒に走ってみたいな」
「そうだ、今度模擬レース出来ないか聞いてみようよ」
「いいなそれ」
「そういやこの後シービーはどうすんだ?アタシは畑に行くけど」
「ちょっと軽く走ってこようかな」
「そっか、じゃあまた明日なシービー」
「また明日ー」
「さ、行こうかな」
「えーとここどこだっけ?」
「ああ、京王線あるから」
「東京競馬場ね」
「せっかくだからコース走ろっか」
タシュッ
「あれ?あそこに人が」
「何で人がいるんだろう?」
「ふぁあああ、起きたあ、ここどこ?」
周りの景色を見て理解した。
「東京競馬場…」
新馬戦や皐月賞などの思い出の地だ。
「けど僕は、何でここに?」
僕は、日高で脚の治療を受けてたはず。
「うんしょ、と」
とりあえず立ち上がり、え
「手?何で手が生えてるの?」
おかしいよ。
「足も違う?いつもご飯をくれる人の足と同じ、じゃあ」
「人間になってるウウウウウウウ」
「どういう事どういうこと!?」
何で何でえ!?
あ、あそこに人が‼
「あら、どうし」
「たづげでじらないお姉さん!!」
「???」
「僕、僕、」
「馬なのに人になってるんだああああああ」
「?うん、落ち着いて??」
「うわあああああ!!」
「えっと、名前は?」
「ドオ”ジョオ”ボオウイ”!!」
「えっと、私はミスターシービーよ」
「ワアウアアアアアアアア‼」
「こ、今度はなに?」
「ムズゴガディンジェンドボンナディダッデドウウウウウウウ」
「と、取り敢えず落ち着いて?」
数分後
「すいませんでした。」
迷惑をかけたんだしこれは土下座案件だ。
しかも同名の女性を息子と間違えたし。
「えっと改めて名前は?」
「トウショウボーイです…」
テンポイントやグリーングラスがいたら笑われちゃうよ。
「ウ~ン、やっぱりトレセンまで連れてったほうがいいかな?」
ガシッ
「え、」
「じゃ、行こっか♫」
「ちょ」
え、何急に怖いんですけど。
「あれ?」
この人、尻尾と馬耳が生えてる。
てことは、人間じゃない?
ウ~ン
その手のド変態か?
トレセン学園
「さ、こっちこっち」
「な、何?」
この人怖いよ、さっきから
あれ、あそこにいるのは、
「クライムカイザー‼」
「‼?」
「え、ちょ」
「クライムカイザー‼」
「げ、トウショウボーイだ‼」
「逃げんなよ〜」
「連れてこないほうが良かったかも」