混ぜ物まみれの異物混入アーカイブ   作:怪奇!トランジスタ男!!

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今回掲示板要素かなり薄めです






狡猾に行こう 呪いらしく人間らしく

-呪術廻戦 真人-


【暗雲】アオハルだぁ!?うるせぇシバくぞ!!【マズいかも】

 

 

 

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シラトリ地区第八埠頭

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生温い潮風吹く埠頭、誰もいなかったそこに現れるのは2人の男。

 

「ねぇ〜、こんな時間にこんな所に呼び出してさ、悪巧みって何をするの?」

 

そう問いかけるのは、継ぎ接ぎ面が特徴的な青髪の男、コテハン『ドブじゃないカス』、呪術廻戦の世界からやってきた特級呪霊、真人。

 

「ええ、とっても面白い事をしようと思ってます」

 

対するは、幸薄そうなメガネ男子、コテハン『すっごいメガネ』、リィンカーネーションの花弁の世界からやってきた不完全な廻り者、扇寺東耶。

 

事の始まりは、東耶が真人の『端末』ではないスマホに、「管理人に内緒で悪巧みしませんか」とDMを送ったのが発端。転生者の自我が混入しようと、真人は真人、呪霊は呪霊。倫理観ゲロ無視の面白いこと大好きなガキ。故に二つ返事で応じることにした。

 

「だーかーらー、その面白い事ってなんなの?」

 

真人とて、当然警戒していないわけでは無い。人気のない埠頭を指定されているということは、ここで何が起きても誰も気づいてくれないということであり、相手が仕掛けてくる可能性がかなり高い。距離はおおよそ5メートル、無為転変を使って体を伸ばせば、右腕分しか射程のない盗人の右腕よりリーチはこちらが上。

 

だがもし無為転変で伸ばした体からも能力を盗めたら?そうなったら終わりだ。故に警戒は絶対に解かない。

 

 

緊迫した空気の中、ゆっくりと東耶が口を開く。

 

「...これです」

 

そう言い終わるや否や、真人の足元から石でできた棘が無数に生えてきて、体をがんじがらめにしていく。それと同時に東耶が駆け出す。

 

「『串刺し公』かぁ、こういうのさ〜、俺には意味ないよ〜?」

 

軽口を叩きながら無為転変で体を蛇のようにしながら串の牢屋から抜け出そうとするも、さらに串が生えてくる。

 

その隙を突いて、黒い右腕が迫ってきていた。

 

盗まれる。

 

そう理解してからの行動は早かった。自らの体を膨張させて串の牢屋を破壊すると同時に、あちこちに棘をつくり東耶を迎撃、拘束された状況から、刺し違えるための確実な最善手。だが、東耶の準備はさらに上をいく。

 

「はぁ!?まだ生えてくんのかよ!!」

 

2人の間に、串がさらに割って生えてくる。

 

 

 

盗人の右腕とは、右腕となる射程約70cmの間にあるあらゆる障害を無視し、内側に存在するもの全てを盗み出す。そう、あらゆる障害を無視して。

 

 

 

 

するり。何の音もせず、『それ』は盗まれた。だが、違和感。

 

「へ?お前、術式盗めてねぇの?」

 

「はい、僕は術式を盗んでません」

 

「ハッ!バッカじゃねぇの!?術式盗めば1発で終わりだったのにさあ!何盗ったのか知らねぇけど、後悔させてや「盗みましたよ」

 

「あなたの、『端末』を。」

 

端末。管理人であるAが転生者との連絡をスマートに行う為に作り出したガラケーによく似た携帯端末の事である。転生者がこの世界に現れる時の特殊な反応を検知し、最寄りの端末持ち転生者に通知する機能に加え、防水防塵防爆、ゲームキューブ並みの耐久性、圧倒的通信速度など、あらゆる性能が盛り込まれている。これ無しには掲示板への連絡が取れず、掲示板以外の社会においての掲示板民としての身分の証明が不可能である。

 

つまり彼はこの瞬間、連絡手段、社会的地位、身分証明、それら全てを失ったのである。

 

「...マジかよ」

 

「ええ、貴方はきっと、最初から無為転変を盗んでいたら逃げに徹し、私の事を管理人に通報していた筈。そう言う意味では舐めてくれてたのも助かりましたね」

 

真人の目に、怒りが灯る。

 

「...お前こそさ、特級呪霊ナメ過ぎなんだよ、端末が消えた程度で勝ち誇ってんじゃねぇ!!!」

 

真人が両腕と口の中にて掌印を組む。

 

それは、生得術式の最終段階であり、呪術戦の極致。呪術を扱う上での最も高く険しい目標。

 

「領ォ域展...」

 

「才能行使」

 

だがそれよりも早く、東耶はポケットに備えていたいくつかの破片を元に才能を行使、確実に真人の口内と両手を貫き、領域展開を阻害する。東耶の勝ち、のはずだった。

 

「意味ねぇんだよそんなん!!」

 

「!?」

 

頬に口を生やしてそう吐き捨てる真人。

 

既にもう、掌印は結ばれていた。

 

『自閉円頓裹!』

 

この時、何が起きていたのか。真人は領域展開が確実に串で潰される事を読み、一か八か背中に腕を生やして掌印を組んでいたのだ。もし串が体を貫通していたら成立しなかったこの賭けは、最後に考えを改め全力で潰す事にした真人の、勝利だった。

 

結界が構築されていく。

 

目の前まで迫った死を前に、

扇寺東耶に備えは、無かった。

 

「俺の、勝ちだぁぁぁぁ!!」

 

しかし、向こうが一か八かなら、こちらも一か八か。東耶が最後の賭けに出る。

 

東耶は右ポケットから一つの破片を取り出し、ジャンプと同時に『串刺し公』で串を実体化。おおよそ秒速25mで串に乗りながら、扇寺東耶が間合いを即座に詰める──

 

黒い右腕が、真人の体を抉った。

 

「僕の、勝ちです」

 

生得術式を失い、領域が静かに崩れ落ちていく。そこにもう、真人を真人たらしめた術式は無く、代わりに、東耶が左腕に呪力を迸らせながら、その術式を噛み締めていた。

 

「お...俺は、死ぬのか...?2回も...?」

 

「はい」

 

爽やかな笑みが月明かりに照らされながら、東耶はそう答える。

真人は、心底恐れていた。術式を盗まれたからでは無い、真正面から向き合ったこの男の、淀み切ったその瞳にだ。

 

「クソっ!!絶対ぶっ殺してやるからな!」

 

震える足を収め、駆け出す。逃げ込む先は、海。

 

「あっ」

 

「今更遅ぇよ!!あばよクソ野郎!」

 

ドボンと海に落ちた彼だが、今日は風も波も強い。おおよそ術式を失った彼はそのうち溺れるのが確定しているため、東耶は追わない。

 

「あちゃー、しくじりましたかね?」

 

そこに音もなく、新たな乱入者が現れる。黒いスーツに黒い手袋、黒い頭部のひび割れから覗くのは白い光。

 

「黒服...でしたっけ」

 

「おや、どこで私の名前を知ったのかは知りませんが、そんなのは些細な事です」

 

「何か用でも?」

 

先ほどの戦闘の熱も冷めないままに、臨戦体制へと入る。

 

「そう警戒しないでください、先程の戦い、見せてもらいました。貴方のその計算高さ、用意周到さ、そしてその黒い右腕!素晴らしいと言う他無いです!」

 

「それで?」

 

「あなたの奪ったであろうその肉体を変質させる力、ぜひ我々と共に役立ててみる気はありませんか?」

 

慎重に思考を巡らせる。コイツが言っているのはゲマトリアへの加入、主なメリットは、自分では動かせないものを労力なしに動かせると言う事だ。どこまで使わせてくれるかは分からないが、カイザーPMCといった兵隊や、おそらく抱えてるであろう巨額の資金、マエストロのミメシス(複製)やヒエロニムスやグレゴリオといった作品、ゴルコンダのヘイロー破壊爆弾や赤おばさんのアリウス兵隊・スクワッドなどあまりにも魅力的すぎるメリットだ。

なら一番危惧すべきデメリットは?それは自分の無為転変含む力達を何らかの方法で奪われる事、あるいは赤おばさんみたいに『粛清』される事だ。前者はともかく、後者は有用さと従順さを示せば回避可能。

ならば聞くべきことは一つ。

 

「...あなたは、僕が欲しいんですか?」

 

ポケットからわざとらしく破片を落とし、『下手な事を言うなら貫く』という意思表示をする。

 

「...ええ勿論、貴方という人物を高く買っていますよ」

 

「そうですか...わかりました、これからよろしくお願いします」

 

左手で握手を交わそうとした瞬間、力を込め逃げられないようにした上で無為転変を展開する。

 

「ッ!?何を!?」

 

「ハハハ、ちょっとしたジョークですよ。貴方の言う『肉体を変質させる力』はそんな生ぬるい物では無いです。これは魂を操る力。今貴方の魂に触れているんです。」

 

「魂...!?」

 

黒服に冷や汗が流れる。このキヴォトスにおける魂とは、魂以上の意味を持っている。その事を知ってか知らずか目の前の少年は自分の魂を握りしめているのだ。

 

「一回ね、試してみたんですよ。ヘイローを盗むの」

 

「!?」

 

冷や汗と同時に少しずつ笑みが溢れる。この少年は、自分にすらできない何か恐ろしい事を成そうとしているのだと、直感で理解する。

 

「出来なかったんです。僕の右腕はあらゆる物を盗むはずなのに。僕は仮説を立てました。ヘイローとは魂であり、強固なプロテクトが掛かっていると」

 

恐怖が、歓喜が、溢れ出してくる。この怪物は、きっと全てを飲み込んでしまうと。その過程で我々も真理と秘技、すなわち崇高に到達できたとするなら?

 

「だから僕は彼からこの力、『無為転変』を盗みました。これがあればきっと、ヘイローを盗む事だって出来ます」

 

「...あなたはヘイローを盗んで何をしたいのですか?お金に変えられる訳ではないでしょう」

 

「僕は────

 

その回答に、黒服は目を見開く。後に『取引人(ブローカー)』と呼ばれる彼の、確実な第一歩だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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【総合スレ】転生者管理板

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312:ホモガキ神父

イキスギィ!!イクイク!ンァーッ!!待機時間がデカ過ぎます!

 

313:アダム・スマッシャブル

>312

やめなって!キヴォトスじゃ淫夢は恥ずかしい事なんだよ!!

 

314:ホモガキ神父

おっ大丈夫か大丈夫か、バッチェ冷えてますよ、キヴォトスじゃ淫夢は流行ってるってはっきりわかんだね!

 

315:エリートネグレクター【管理人】

>314

次それやったら2880分タイムアウトだからな(半ギレ)

 

316:杜王町の会社員(マジ)

ブルアカ淫夢は管理人の地雷だったのか...

 

317:クズオブザイヤー2023受賞者

...もしかして毎日こんな感じなのか?

 

 

 

 

 




転生者募集の件についてなんですけど、俺の書き方が悪かったとは思うのですが、一応RE:bootって転生キャラの傭兵組織な訳ですし、生徒化したキャラの持ち込みも勘弁して欲しいですね...
いやマジで俺がそうやって書かなかったのが100悪いんで本当に申し訳ないんですけど、出来れば原作キャラ丸ごとそのままで持ってきて欲しいです...


コテハン紹介

アダム・スマッシャブル

転生元はみなさんお馴染み悪名高き半サイバーサイコ、アダム・スマッシャー。当作品ではサイバーウェアを遺憾なく発揮して戦うが、割と普通寄りの感性をしている。ジョニーとは喧嘩ばかりだが基本ツッコミ。

管理人コメント
『こいつが掲示板にいる時間帯はそこそこマシ』
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