TSして魔法少女になったら頭が可笑しい奴しかいないんだが   作:つる植物

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16 催眠ものって興奮しない?

注:このインタビューはアマノ博士が催眠魔法に掛けられた黒井美鈴に対して行ったインタビューの映像記録を書き起こしたものである。

注:催眠魔法は嘘を付かずに質問に答える効果と命令に素直に従う効果がある。

 

白衣を着たアマノ博士と制服姿の黒井美鈴はある1室に机を挟んでパイプ椅子に座って向き合っている。

黒井美鈴は若干トロンとしていて目の焦点が合っていない。

 

アマノ博士:こんにちわ、わたしの名前はアマノ。よろしくね

 

黒井美鈴:はぁ、よろしく

 

アマノ博士:美鈴ちゃん、気分はどうかしら?

 

黒井美鈴:なんかちょっとぼーっとする感じかな?

 

アマノ博士:なるほど、問題はなさそうね

 

アマノ博士が机の上の紙をめくる

 

アマノ博士:それじゃあまず自己紹介をしてくれる?

 

黒井美鈴:はぁ、黒井美鈴。14歳、中2だけど……。

 

アマノ博士:魔法少女名を教えて?

 

黒井美鈴:ブラック・ブレイド、C級

 

アマノ博士:なるほど。それじゃあいくつか質問していくね

 

黒井美鈴:はぁ、どうぞ

 

アマノ博士:『世界を斬った』と言う報告があるんだけど、詳細を説明してくれる?

 

黒井美鈴:……『世界を斬った』以外に説明のしようがなくない?

 

アマノ博士:質問を変えるわ。『世界』について説明してもらえる?

 

黒井美鈴:……『世界』は『世界』でしょ

 

額に手をあててため息を吐くアマノ博士

 

アマノ博士:質問を変えましょう。なぜ『世界を斬る』ことになったか説明して

 

黒井美鈴:はぁ。昔見た漫画で『世界を斬る斬撃』って言うのがあって出来るかなと思ったからやった

 

アマノ博士:その漫画のタイトルは覚えている?

 

黒井美鈴:覚えてない。前世の記憶は全くない

 

アマノ博士が紙をめくる

 

アマノ博士:前世?あなたには前世の記憶があるの?

 

黒井美鈴:記憶はないけど……身体は覚えている的な?

 

注:『黒井美鈴の前世』については精神科医は黒井美鈴が幼少期に孤児院での孤独を紛らわすために作り出した設定である可能性が高いとの見解。インタビュー時点で黒井美鈴には明確な精神疾患は見つかっていない

 

アマノ博士:あなたの前世で覚えていることを教えて

 

黒井美鈴:男で……多分普通の会社に勤めていた。漫画とかアニメはよく見ていたような気がする

 

アマノ博士:読んでいた漫画やアニメのタイトルとかは覚えている?

 

首を横に振る黒井美鈴

 

黒井美鈴:前世については全く覚えていないんだ、なんでだろ……

 

アマノ博士:前世についてはまぁいいわ。どうやって『世界』を斬ったか説明して

 

黒井美鈴:詠唱はなんとなく?斬れると思ったから斬っただけだから……

 

額に手を当ててため息をつくアマノ博士

 

アマノ博士:映像を見たけど切れ目は確認できなかった。斬ったらどうなったか説明して

 

黒井美鈴:空間が斬れて……なんか虹色というかぐちゃぐちゃした空間が見えた気がした。あ、そういえば九条は大丈夫?

 

アマノ博士:精密検査を受けて異常はないけどまだ意識だけ戻ってない。けど命に別状はないわね。安心して

 

注:インタビューの3日後に覚醒済み。後遺症はなし。九条理子の当日の記憶すべてが消失していることが確認されている

 

黒井美鈴:そっか、良かった。急に頭を押さえて倒れたからびっくりしたんだよなぁ

 

アマノ博士:ちなみその空間から何か飛び出てきたりしなかった?

 

黒井美鈴:んー、なんか出て来たような気がする。けどよくわかんない。

 

アマノ博士:その何かは九条さんに向かわなかった?

 

黒井美鈴:どうだろ。出て来た奴は全部斬った気がするけどなぁ。漏れがあったのかなぁ

 

アマノ博士:斬った?出て来た奴を斬ったの?映像だとあなたは『世界を斬った』ときの1度しか刀を振っていないわよ?

 

黒井美鈴:えぇ?100回くらい斬った感じがするんだけど……

 

注:撮影したカメラは30fps

 

アマノ博士:何が出て来たか説明して?

 

黒井美鈴:幽霊みたいなやつ……あぁ、斬った残骸が九条にいっちゃったのかも

 

アマノ博士:斬った残骸?説明して

 

黒井美鈴:残骸は残骸だけど……多分それが九条に入ったんじゃないかな、そんな感じがする

 

アマノ博士:ちなみに出て来た奴をあなたが斬らなかったらどうなったの?

 

黒井美鈴:さぁ?でも斬っておかなきゃまずいとおもったから世界が滅ぶんじゃない?

 

アマノ博士:世界が滅ぶの?なんで?

 

黒井美鈴:さぁ?

 

頭を抱えるアマノ博士

 

アマノ博士:斬った世界はどうなったの?

 

黒井美鈴:軽く斬っただけだから勝手に閉じたぞ

 

アマノ博士:ちなみにもう一度『世界を斬る』ことは可能?

 

黒井美鈴:出来ると思う、つーかよゆー

 

アマノ博士:……そう

 

黒井美鈴:でもかなり面倒な手順踏まなきゃいけないからもうやんないと思う

 

アマノ博士:……そうね、その方がいいわ。美鈴ちゃん、ちょっと後ろ向いて座ってくれる?

 

黒井美鈴:うん

 

黒井美鈴がパイプ椅子から立ち上がり壁に向かってすわる。

拳銃を黒井美鈴に向かって構えるアマノ博士

黒井美鈴の姿がぶれてアマノ博士の後ろに刀を持った状態で出現

アマノ博士の頸部が切断されている

 

注:黒井美鈴は映像記録中魔法少女に換装していないことは確認されている。

注:赤崎本部長の意見としては一瞬だけ魔法少女化すれば可能とのこと。魔法少女化の換装を解いても武器だけ出すことは可能。手入れするときなどによくされている

注:魔法少女に換装していない状態で殺気を感知した理由については不明

 

映像終了

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