ベイブレードNEO Season1   作:マツザキ蓮

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ベイブレードNEO 第4話 呪いの試練

突如、根尾中に挑戦状を叩きつけた冥来中学校。

 

先鋒同士の戦い、根尾中ベイブレード部からバンが

冥来中学校からシアが出る。

 

結果は冥来中に先制点。

 

初手から窮地状態の根尾中ベイブレード部。果たしてここから巻き返せることは出来るのか?(ナレーション) 

 

「フフ……後悔しないでくださいね?」

(フラッシュユニコーンはディフェンスタイプ……確実に中央で守り抜く戦法をとるはず!)

 

シアは余裕な態度を崩さずも心のなかで予想を立てる。

 

Ready……Set!

 

3・2・1 ゴーシュート! 

 

しかし、シアの予想に反してヒカルはユニコーンをスタジアム外周に走らせた。

 

「……!」

 

「どうやらお前の予想していた戦法ではなかったようだな」

 

「あり得ない……! ディフェンスタイプはアタックタイプほど暴れないはずです!」

 

反応からするに図星だった。

 

「いや、できるんだ」

「確かにディフェンスタイプはアタックが特段強いわけではない」

「しかし、ユニコーンのスパイクギアは細めのシャープ軸。これによって程よく動くこともできるんだ」

「どうする? お得意の戦法が通じるかここで確かめてみるか?」  

 

ヒカルが冷静に解説を挟む中、今度はユニコーンはスタジアム中央で回転する。

 

「……!」

「言われなくても……!」

 

先程のバトルと同様、ファントムが揺らめくような動きでユニコーンに迫る。

 

「これでッ……!」

 

スタジアム中央で激しい接触が繰り広げられる。  

 

このまま接戦になるかと誰もが思ったその時……

 

__グラ……

 

「あっ……!」

「ファントムのスタミナが……!」

「まさか……」 

 

ファントムの動きがさらに不安定になった。

 

シアは目を見開いて、動揺する様子を見せた。

 

「その通りだ」

「お前のベイの偏重心による攻撃は確かに強力だ。ユニコーンを初手から中央で居座らせていたら間違いなくこちらが不利だった」

「だから、あえて外周にシュートすることで中央での接触時間を減らすことにしたというわけだ」

「総仕上げだ」

 

ユニコーンの連打形状の防御刃がファントムのスタミナを着実に削り取っていた。

 

タイプ相性に加えて、ベイの特徴が弱点として露呈したのだった。

 

「ホーンブレイク!」

 

フラッシュユニコーンがカースファントムを弾いてスピンフィニッシュ。 

 

「油断しましたね……」

 

「すみません……」

 

「さて次はあなたが行きなさい。ツトム」

 

マサは仲間の敗北を責めることはなかったが、次の仲間に指示を淡々と出す。

 

「分かったよ……リーダー」

 

続く第2戦目、マサは庵手ツトムを指名する。

 

「さっきは1点取られたけど、きっちり返させてもらうよ……」

「死を以て償わせてあげる……デッドマミーの呪いの前にひれ伏しなよ……」

 

顔に片手を当て予告する。

 

「ならばこちらも予告しよう。君の呪いは不死鳥の炎の前では無力になる。と」

 

ツトムの予告に対し、ツバサも予告をする。

 

「へぇ……」

 

Ready……Set!

 

3・2・1 ゴーシュート!

 

スタジアム中央で回るヒートフェニックスに対しデッドマミーがじわじわと距離を詰めていく。

 

デッドマミーの重い連打攻撃がヒートフェニックスに直撃する。

 

「クククッ……! デッドマミーの8枚刃は連打攻撃に特化したスマッシュ刃……相手がどんなタイプだろうと関係なくスタミナを奪い取る……!」

 

「身動きが取れない……!」

 

執拗な攻撃にフェニックスのスタミナがじわじわと削られていく。

 

「ミイラに包帯を巻かれて動けなくなるように……君のベイも再起不能にしてあげる……!」

 

(まずい、このままでは相手の思うつぼだ……) 

 

(フェニックスの回転も弱まっている……)

 

バトル開始から間もない中、窮地に陥る。

 

スタジアム内を蹴り、デッドマミーが軌道を変える。

 

「終わりだね……不死鳥の命も!」

 

(軌道を変えた……!? トドメを指す気か。

でも……)

(フェニックス……君はここで終わるわけにはいかないだろう……)

 

ツバサの心の声に対し、フェニックスは赤いオーラを発した。

 

(そうか……君もなんだな)

 

ブレーダーとベイの思いが合致したと察したのか、静かに微笑んだ。

 

「終わりだ!」

「デッドドリブル!」

(ニッ……)

 

ツトムは声を荒げながら、必殺技をフェニックスにぶつけた。

 

彼は完全に勝利を確信し、口角を上げた。

 

しかし……

 

フェニックスはまだ耐えていた。

 

「な……何ぃッ……!?」

 

「よし」

 

「なんで!? 今のでフェニックスは力尽きるはず……!」 

 

最大の攻撃をぶつけたその瞬間 、勝利は確定的なはずだった。 

 

だが、その戦況は一気に崩れ去った。

 

今の状況に対し、彼は頭を抱えながら驚く。

 

「利用したのさ」

スタジアムの傾斜を」 

「スタジアムの傾斜にボールギアを走らせて衝撃を分散した。正直君の技がなければフェニックスは死んでいたよ」

 

スタジアムの傾斜を指差し、その原理を説明した。

 

「そんな土壇場で……!」  

 

「さぁお返しだ」

「フェニックスクラッシュ!」

 

__キンッ

 

ヒートフェニックスのカウンターで失速。 

 

スピンフィニッシュを勝ち取った。

 

「くっ……!」

 

「悔しいが、中々やるなぁ……」

 

ツトムは敗北したが、ツバサの実力を確かに認めていた。

 

「すげぇぜ、ツバサ!」

「相手の技を利用して畳み掛ける……

その技術に脱帽だぜ!」

 

ソウタはツバサの戦い方に感心していた。

 

「あぁ、これで先を越したね」

 

(……あいつら、なんて頼もしい奴らなんだ。だが、俺もこんなところで終われない……!)

 

バンはツバサの背中を見て、悔しさを胸にレベルアップをしていくことを誓った。

 

「ツトムも破るとは……」

「次はあなたです。ルゴン」

 

「任せろ……」

「蒼龍ソウタ。お前はメデューサの呪いで動けなくなる……」

 

「……」

 

順調に冥来のメンバーを打ち破っている根尾中学校。

 

第3戦目、ソウタは冥来のメンバーの石呉ルゴンから指名と呪いの宣告を受ける。

 

彼が仕掛ける呪いとは__そしてソウタの策とは__(ナレーション)

 

 




__イメージCAST__  

蒼龍ソウタ-小林千晃

焔ツバサ-榎木淳弥

根黒マサ-松岡禎丞

浦見シア-安野希世乃

庵手ツトム-下野紘

石呉ルゴン-伊藤健太郎

ナレーション-森川智之
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