ベイブレードNEO 第6話 合同合宿
冥来中とのベイバトルから2日後、根尾中ベイブレード部に顧問から合同合宿を知らされた。(ナレーション)
「合同合宿だって!?」
「俺たちもすっかり有名になったんだな〜」
「一体どこなんだろうな〜」
ソウタはウキウキで顧問から渡された封筒を開ける。
__根尾中ベイブレード部へ、アタシ達は獣界中学校の者だ。神世学園との戦いを見て手合わせしたいと思って合同合宿を申し込んだんだ。場所は根尾キャンプ場、そこで会えるのを楽しみにしているぜ!__
「…熱いなぁ、けど折角申し込んでくれたんだ。ここは会ってみるとするか!」
「ところで、獣界中学校ってどこだ?」
__ドッ
ソウタを除いた3人は思わずずっこけてしまった。
「獣界中学校はここ最近、メキメキと力を付けている。いわば注目校の一つだよ」
「確か根尾公園の近くにある。それにしてもあちらか合同合宿を申し込んでくるとはね」
「そうとなれば早速準備をしないと」
__根尾キャンプ場__
「ここかぁ」
「空気がおいしいぜー」
キャンプ場にたどり着いたベイブレード部の4人。
緑豊かな自然を味わっていると、誰かの足音が聞こえた。
「おぉ、来てくれたか!」
「!」
そこにいたのは一人の少女と3人の少年達だった。
「あっ、ひょっとしてお前はあの手紙の」
「そう、アタシが獣界中学校のリーダー・
獅子原ソラだ。よろしくな!」
「おう!」
獣界中学校のリーダーである少女、ソラとソウタは出会って早々に握手を交わす。
「お前らも挨拶しろよ!」
「俺は柳沼グレトだ! ハッハッハ!」
「オレは大士児リキだ」
「僕は狐場カシ。よろしく」
一通り挨拶を終えた獣界中学校、早速合同合宿についてソラが話す。
「今回の合同合宿はペアワークだ。それぞれペアで練習するものは決まってるから目を通しといてくれ」
テーブルに置かれたメニュー表には……
1、適度なシュートパワー ペア:大士児リキ
2、予測 ペア:狐場カシ
3、メンタル ペア:柳沼グレト
4、信じる心 ペア:獅子原ソラ
と書かれていた。
「ふむふむ……なるほど」
「それでペアはどう決めるんだ?」
「それはこいつで決めるぜ」
彼女はそう言って4本のくじ棒を持ってきた。
「これを4人同時に引いてそれぞれの数字が出たところとペアを組んでくれ」
「せーのっ……」
ツバサ→1番
ヒカル→2番
バン→3番
ソウタ→4番
くじ引きの結果、ツバサとリキ、ヒカルとカシ、バンとグレト、ソウタとソラのペアとなった。
「お前がオレとのペアか。 よろしくな」
「こちらこそよろしく」
(屈強な体に反して優しい握手だ……)
ツバサはリキの強すぎない、優しい握手に驚かされた。
「僕とのペアは君か。 まぁ、よろしく」
すまし顔でヒカルに挨拶をする。
「あぁ」
(妙に胡散臭いな…)
ヒカルはカシに胡散臭さを感じていた。
「おぉ、お前が俺とのペアか! よろしくな! ハッハッハ!」
「お、おぅ……」
グレトのハイテンションさにバンが戸惑う。
「蒼龍ソウタ、アンタがアタシとのペアか! これは楽しみだぜ、よろしくな!」
「おぅ!」
ソラの挨拶にソウタも笑顔で返す。
合同合宿:ツバサ&リキ
「ところで君とのペアワークは『適度なシュートパワー』だったよね。そこで君のシュートを僕に見せてもらえるかい?」
「分かった」
「……!」
3・2・1 ゴーシュート!
弱めの力でシュートされたリキのベイ、ガイアコングはシュートパワーに関わらず超スピードでスタジアムを轟音を立てながら駆け回る。
「(比較的力を弱めにシュートした…のに関わらず何という機動力だ!)」
ツバサはそのスピードに目を見張った。
「驚いたか、次はオレとお前でバトルだ」
Ready……Set!
__ギギッ
(……! 今度は力を強めた!?)
リキは今度は力を強める。
その証拠にランチャーが軋んでいた。
3・2・1 ゴーシュート!
打って変わってリキは強めのシュートを放ち、ガイアコングもスタジアム中央で回っていた。
「今度はディフェンスタイプのような動き……! そこから見るに君のベイはバランスタイプか」
「そうだ、シュートパワーによってベイの挙動は大きく変わる。ガイアコングはシュートパワーによる性能変化を確立している」
「そしてお前のフェニックスはスタミナをすこし消耗している」
「あぁっ……」
「やるぞ、ガイアコング!」
ガイアコングからゴリラのオーラが現れる。
「ガイアナックル!」
技が炸裂しフェニックスをオーバーフィニッシュ。
「なるほど……シュートパワーか、たしかに今の僕に必要な課題だね」
「そうとなれば今のお前に適度なシュートパワーを教えよう」
リキが話している途中、ツバサのお腹が「グゥゥ〜」と音を立てた。
「あっ……」
「……少し腹ごしらえするか」
「うってつけの場所がある。ついてこい」
彼は腹ごしらえにうってつけの場所があると言って、ツバサを案内する。
__根尾川__
少しした後、キャンプ場近くを流れている川に着いた。
「ここはいい川魚が獲れる」
お腹が空いたツバサ達は昼食の魚を獲りに来た。
「お前は釣りは初めて初めてか?」
「うん」
「なら丁度良かった、シュートのコツは釣りもヒントになる。試しにやってみろ」
ツバサはリキから釣り道具一式を受け取り、実践する。
すると……
「…来た!」
「うぉッ……!?」
釣り竿が振動し、すぐに獲物がかかったことが伝わった。
同時にツバサの体が持っていかれそうになる。
相当の大物のようだ。
「……!!」
彼が竿に引っ張られそうになったところをリキが抱える。
「ここで大事なのは強く引きすぎないこと、
一瞬の隙をついて素早くリールを回すことだ」
「分かった、よし!」
リキに言われたことを実践。
隙をついて素早く、一生懸命リールを回す。
そして……
「……やった!」
見事、魚を釣り上げた。
水しぶきを上げて出てきたのは、やはり大物だった。
「素晴らしいな、この調子でどんどん釣り上げていくぞ!」
__20分後__
釣りバケツに収まりきらない程に魚が釣れた。
「釣りすぎた……」
「一部、夕飯にとっておこう」
2人は釣った魚を焼いて昼食を取る。
「でもこれで分かったよ。適度なシュートパワーとは何なのかを」
「フェニックスに最適なシュートを見つけられた気がする。ありがとう」
「そいつは嬉しいな。それじゃあ、飯を食べ終わったら続きをやるか」
__数分後__
2人は昼食を食べ終え、バトルの続きをする。
Ready……Set!
3・2・1 ゴーシュート!
「……!」
ツバサは力を弱めてフェニックスをシュートする。
「力を弱めてのシュートを選んだか」
「ならこっちは全力で迎え撃つのみ!」
ガイアコングが攻撃をしかけフェニックスを弾き飛ばす。
「まだだ、舞え! ヒートフェニックス!」
ツバサも負けじと応戦し、フェニックスの名を呼ぶ。
ツバサの声に共鳴しフェニックスのオーラが現れる。
「ダイビングヒート!」
低速でフェニックスをぶつけることでガイアコングをオーバーフィニッシュ。
「あのシュートはフェニックスをあえて攻撃させ反撃に繋げるための作戦というわけか、感服した」
「ありがとう、これも君がシュートパワーについて教えてくれたおかげだよ」
「……!!」
ツバサが差し伸べた手を優しく握り握手を交わした。
ツバサの顔にあったのは先日のバトルとは打って変わって穏やかな気持ちと表情だった。(ナレーション)
__イメージCAST__
蒼龍ソウタ-小林千晃
門守バン-梶裕貴
一角ヒカル-小野賢章
焔ツバサ-榎木淳弥
獣界中学校
獅子原ソラ-ファイルーズあい
(髪:黄色のハネた形状/目の色:黄緑)
柳沼グレト-木村昴
(髪:青のパーマ/目の色:黒)
大士児リキ-小林親弘
(髪:緑のボサボサヘア(左分け)(もみあげが伸びている)/目の色:茶色)
狐場カシ-河西健吾
(髪:9つにハネた白のツンツンヘアー/目の色:水色)
ナレーション-森川智之
ベイブレード
ストームレオン.Wd3.O
(ワイドスリー.オーブ)
(ライオンモチーフのスタミナタイプ。)
クラッシュゴート.W2.LF
(ウイングツー.ローフラット)
(ヤギモチーフのアタックタイプ。)
ガイアコング.M4.HU
(マッシブフォー.ハイユナイト)
(ゴリラモチーフのバランスタイプ。)
フレイムフォックス.E3.S
(エターナルスリー.スパイク)
(キツネモチーフのディフェンスタイプ。)