【キャラ募集中】英雄(ヒーロー)戦記 ジェット・ウォッシャー!   作:カレーうどん赤星

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ヒーロー募集から、大剣さんのループス/葉月 宗介(はづき そうすけ)と、
ヴィラン募集から、ベクセルmk. 5 さんのブラックスワン・コーポレーションを採用させていただきました!
大剣さん、ベクセルmk. 5 さん、素敵なヒーローと、悪の組織ををありがとうございます!

キャラクター募集は、まだまだ開催中です!
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第五話 強襲!ひびき野高校

 私の名前は川藤 閃(かわふじ せん)。私立ひびき野高校2年生。

 川藤クリーニングの一人娘で、ヒーロー連盟のヒーロー、ジェットウォッシャーその人だ。

 そんな私は、今…

「はぁっ、はあっ、はあっ…」

 

 筋力をつけるため、商店街のジムに行き、脚で板を押す…レッグプレスというマシンを使って筋トレを行っていた。

 

 私は最近、怪人との戦いであまり役に立てていない。

 鉄板怪人戦では技を防がれ、敵の格闘技でダウンを取られた。

 リッパー戦では変身が遅れピンチに陥り、近距離の狙撃も当てられず。

 

 鉄板怪人戦ではパペットナース……結ちゃん

 リッパー戦では白兎さんに助けてもらったから難は逃れたけど、いずれにしても私一人じゃやられていた。

 

 私は弱い…強くならないと、緊急事態に備えられない。

 

 そこで、自分の過去の戦いを分析してみた所、私のヒーローとしての弱点は大きく分けて三つあった。「火力の貧弱さ」と「命中精度」そして「素早さ」だ。

 

 火力が貧弱だから、結ちゃんに隙を作って貰わないと、鉄板怪人を倒せなかった。

 命中精度が低いから、素早いリッパーに避けられてしまった。

 素早さが足りないから、鉄板怪人の攻撃を避けられず、リッパー戦では変身が遅れてしまった。

 

 脚に筋力があれば、行動が素早くなる。

 腕に筋力があれば、武器を真っ直ぐ持てて照準がズレにくくなる。

 背に筋力があれば、より重く攻撃力のある装備も持てる。

 

 よって、筋力トレーニングが一番効果的な特訓だと結論付けた。

 ググググ…

 太腿に、かなりの負荷を感じる。

 筋肉に効いてきている証拠だ。

 

 最初はマシンの使い方とかよく分からなかったけど、1週間もやれば、慣れてきて負荷のかかっている場所も分かるようになる。

 

 元々、私は運動がそれほど得意ではなかった。

 いきなり無理をしすぎると筋肉痛になって、かえって悪影響であることは分かっている。

 

 ただ…

 

『弱さを言い訳にする奴は、本当に大切な者1人すら守れやしない。』

 リッパーと戦った後、白兎さんに言われた事が心に残る。

「やっぱり、強さが欲しいな…」

 私はそう呟き、レッグプレスを続けていると

 見知った人に、声を掛けられた。

 

「川藤さん……こんな所で、偶然っすね。」

 声の主は、ウチ……川藤クリーニング店でアルバイトをしてくれている鬼塚(おにつか)赤丸(あかまる)さん。

 黒く短い髪と、切れ長の赤い瞳が特徴。身長は180センチくらいで、結構イケメン。

 このジムでも働いてたんだ……世界って狭い。

 

「川藤さんも、筋トレ始めたんです……?」

「うん……やっぱり、仕事する上で体力も必要かなって」

「実際、体力は技術の次に重要だし……頑張るのは悪くないと思うっす」

 

 褒めてくれた。

 まだまだ未熟だからちょっと恥ずかしいけど、人から褒めてもらえるのはやっぱり嬉しい。

 

 気を大きくした私は、足のついたところをアルコールで拭き、肩を鍛えるマシンに向かおうとした。

 その次の瞬間、携帯に着信が入ってくる。

 

 この番号…間違いない、ヒーロー連盟からの出動要請だ。

「ごめん、ちょっと電話が来て…。」

 私はそう言って鬼塚さんと別れると、女子トイレに駆け込んだ。

 

「閃ちゃん、お疲れっす!ひびき野高校に無人兵器が襲ってきて、校舎を破壊し、学生を襲ってるっす!

 至急、対応を頼むっす!」

「……了解です。ジェットウォッシャー、今すぐ出動致します!」

「あっ、あと今回は援軍がもうひとr…

 

  私は焦ったまま電話を切り、女子トイレから出て、ジムの受付で会計を済ませ、走る!

 心なしか、1週間前よりも足が早くなったように感じる。

 その理由は訓練の成果か、それとも……自分の学校を攻撃され、焦っているからか?

 ……もしかしたら、現場に遅れて、人を守れない事を想像してしまったからかもしれない。

 意識や感情が、前とは違う。

 

 私は走りながら鞄の中の変身アイテム『ジェットギア』に手を伸ばし、起動トリガーを引き、ボイスコマンドを叫ぶ。

 

「装着!変身!ジェーット・ウォッシャー!!」

 

 私の身体に、青と白を基調とした冷たい機械の装甲と、シンプルなデザインの高圧洗浄機2機が、自動的に装着されていき、私はヒーロー・ジェットウォッシャーへと変身した。

 

「変形、ジェット・ウィーング!」

 ガキン!

 私がそう叫ぶと同時に、両腕の高圧洗浄機が背中に移動し、まるで飛行機の翼のように変形。

 水流を噴射して、飛行を開始する!

 

 ひびき野高校。

 ……それは、私が通っている学校だ。

 部活中の友達やクラスメイトが、殺されるかもしれない。

 そう思うと、不安が押し寄せてきた。

 

 もし、負けてしまったら?

 もし、到着が遅れたら?

 

「……大丈夫、そうならない為に頑張ってるんだ。

 それに、怯えて動かなかったら、絶対に後悔する!

 …‥急ごう!限界まで!!」

 

 私は、ジムを出てから5分でひびき野高校の校庭に到着した。

 ……長い、5分だった。

 

 高校の上空に到着した私が見たのは、地獄のような状況だった。

 高熱を発するブレードを持った多脚の無人機械により、第一校舎の柱や窓は破壊され……

 部室棟は、ミサイルのようなものが撃ち込まれ壊滅し……

 体育館も屋根が破壊され、瓦礫の山のようになっていた。

 

 それを見た私は、一瞬立ち止まってしまった。

「っ…!」

 悪夢が現実となったのか?

 いや、逃げ惑う人の姿が一切見えない 避難に成功しているのかもしれない。

 ……最悪の想像をしている時間はない。

 私は無人機械の討伐に向かう為、第一校舎の屋上に着陸すると、即座にウィングモードを解除、高圧洗浄機を両腕に装着した。

 第一校舎の屋上から、被害が少ない第二校舎の状況が見えた。

 

 そこには、二つの『異様』な存在が対峙していた。

 一人は、動力パイプや歯車で出来た、3メートルほどの椅子……通称『鉛色の玉座』に座り、

 ノートパソコンで無人兵器に指示を送る、黒髪と赤い目をした、異様な男。

 その男は、赤く光るゴーグルと、白衣。

 そして…まるで軍服のような、黒いパワードスーツを着用していた。

プロフェッサー・13(サーティーン)

 ある組織に所属する、悪の狂科学者だ。

 

そして、もう一人は……ヒーロー連盟のマークが入った、白いシャツと黒いズボン、フード付きジャケットを着ていて……狼男のような姿をしていた。

 彼が、西田さんが言っていた、『援軍』なのか!

 「お前がプロフェッサー・13だな!……今日こそ、年貢の納め時だ!」

 

 私は彼とアイコンタクトを取り、連携を試みた。

 彼は、私の存在に気付いたようだ!

 

「役割分担だ、プロフェッサーはオレが倒すから、お前はあっちの無人兵器を倒しに行っててくれ!」

「了解!ありがとう、そっちは頼む!」

 

 彼とコミュニケーションを取り、指示通りこの校舎の無人兵器を倒しに、階段の扉を勢いよく開いた。

 その扉の中には、おびただしい数の蜘蛛型の無人兵器が、私を待ち構えていた……!




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