【キャラ募集中】英雄(ヒーロー)戦記 ジェット・ウォッシャー! 作:カレーうどん赤星
取り敢えず、次回からはアグリー・ダックリング編の予定です
(別の組織も出していきます)
今回の新キャラはネタバレになるので、最後に出します
キャラクター募集は、まだまだ開催中です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=341332&uid=494447
(↑ヒーロー募集はこちら)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=341510&uid=494447
(↑ヴィラン募集はこちら)
私の名前は
川藤クリーニングの一人娘で、ヒーロー連盟のヒーロー、ジェットウォッシャーその人だ。
そんな私は、仲間のヒーロー3人と一緒に、中華屋で50体以上の黒タイツの怪人と戦っている時に……凄いものを、見てしまった。
「つーか、怪人ども……店の前で営業妨害してるんじゃネェヨ、叩き潰すアルよ?」
「ま、素早く片付けるアル!」
突如、乱入してきた男女の二人組。
男の方は、袖が地面に付く程に長いダボダボな袖の中華服と、グラサンを着けている。
女の方は、スリットの入ったチャイナ服を来ていた薄い青髪の子で、おっぱいが大きくて……私と同年代くらいの子。
その二人が、中華屋さんの天井から、黒タイツの戦闘員達を眺めていた。
「
「了解ね、ナユタ!」
ビュン!
その二人は、一瞬の内にジャンプと着地を済ませると、息をぴったりと合わせて、技を放った。
「アイヤーッ!」「アチョーッ!」
「「
その掛け声に合わせて二人の手のひらから放たれた衝撃波は、共鳴し……途轍もない破壊力を生んだ!
キーン……ドドドドドドド!!
「ゲギャーッッ!!」
す……凄い!
二人から3メートル以上離れた怪人も、見えない攻撃を喰らったのかのように、バタバタと倒れていく!
「な、何が起こったんだ!川藤!」
す、すごい……あんなに沢山いた怪人を、一撃で倒してしまった。
みんなが唖然とした。
「ふう、終わったね!シャオラさん!」
そう言うと、
シャオラと呼ばれた男の人も早着替えで変身を解き、私達に話しかける。
「
でも、そこの銀髪のコ……ジェットウォッシャーこと、川藤閃サンには少し、お説教が必要アルネ」
「!?」
名前を呼ばれて、ぎょっとする。えーっ、何で私の名前を知ってるの!?
もしかして、連盟の偉い人!?
……しかし、名前を知ってる理由は分からずとも、お説教の理由は分かる。
先程、私は判断ミスをした。
敵の大群に攻め込む時、周囲へのクリアリングが出来ず、想定外の一撃をくらってしまって……
その隙に、敵に囲まれてしまった。
それが原因だろう。
「ちょっと、みんなと一緒に店の裏に来るアル」
私達5人は店長に連れられ、中華屋……満腹円満亭のバックヤードに行くことになった。
ーーーーー
「閃サンの問題点、それは筋力ではなく……想像力と、チームプレー意識の欠落ネ」
私の耳に入ったのは、意外な言葉だった。
「えっ……?」
「閃サンはさっき、隣りに近距離が得意な仲間がいるのに
単騎で敵の大群に突っ込んでいったアル。
何故アルか?」
「俺も気になった。教えてくれ、川藤」
シャオラ店長と葉月くんは、真剣な顔で私に理由を問う。
「それは、ウォーター・ガトリングを使って、敵を素早く倒すため……」
「……そうなのか?川藤。側から見たら、完全に暴走だったぞ」
「うーん、問題外ネ
確かに減衰がある以上、近距離の方が威力は出るけど……あの程度のザコなら、後ろから撃っても大して変わらないアル」
「それに、水だから曲射だって出来たはずよ!」
うぐっ、シャオラ店長とシェンちゃんの言う通りだ!
……本当に、その通りだった。
私は、自分のことだけを考えて直観的に答えを決めてしまい、そのせいで自滅してしまった。
「せっかく射程が長いんだから、宗介サンの後ろに立って、射程と視野を生かすべきだったヨ、これは意識の問題アルネ」
「すみません、焦ってしまっていて……」
「そもそもあのタイミングで『焦る』必要はないアル!ゆっくり考えれば、思い付くはず……
一体何をそんなに、焦っていたアルか?」
ホントだ。
考える為に足を止めるタイミングは、幾らでもあったはずだ。
それなのに、私は直感的に『突撃』を選択した。
私は言葉に詰まった。
代わりに、結ちゃんが小さな口を開く。
「もしかして……ですが、閃さまは、私と同じく……かなりの期間、一人で戦って居ましたわよね?」
「うん、そうだね……準急マン先輩とサイダーキッド先輩が本部に異動してから、半年……結ちゃんと会うまでは、一人っきりだった。」
「……それでしたら、一人の戦い方に、慣れすぎてしまっているのかもしれませんわね。
一人なら、射程という概念もなく、全ての相手と戦わないといけない……
持久力や能力のリソースも少なく、カバーして貰える仲間もいないので、即断即決で行動しないと間に合わない。
私も、私以外のヒーローに逢うまでは、集団戦は苦手でしたから、わかりますわ……」
はっとした。
私は、長いソロ活動のせいで『長考は危ない』『自分だけで全てを倒す』という認識が、刷り込まれていた。
それが、問題だったんだ!
今の私達はチームだ、時には頼り、頼られなければいけない。
「あっ……」
私は、はっとした。
「おお、問題点が分かった顔をしたアルね?
それじゃあ次は、強化の方針についての話アル。」
「スーツとかの話もあるから、よく聞くように!」
私の気づきを察したのか、シャオラ店長とシェンちゃんは、次の話を始めた。
「まず最近、どういうトレーニングをしてるネ?」
「はい、筋力トレーニングをしています。
瞬発力とスタミナを向上させ、重く強力な装備を持つ事もできるようになるかと思って……」
「あー、ダメダメネ、若い上に柔軟な身体を筋肉で固めるのはダメヨ、君の持ち味を活かすと良いヨ」
……先程の通り、私は自分一人で怪人全員を倒そうとしていた。
だから、他人と協力する連携や戦術を学ぶのではなく、筋力トレーニングで個の機動力や攻撃力を磨こうとしていた。
しかし、それじゃダメ……か。
そして、気になる言葉が一つあった。
「じゃあ、私の、『持ち味』って……?」
「ちゃんとあるネ、その『身体の柔軟さ』と『射程』アル。」
どういう事なのだろうか……私はまず、シャオラ店長に話を聞いた。
「柔軟さと射程が、どう役に立つんですか?」
「まず、中国拳法では素早く動く為に、『バネ』が最も必要と考えているアル。
よく弾む、軽い野球ボールは、そうでない鉄球より、強く早く進めるのと一緒アル。」
「どういう、コトですか?」
「だから、重い装備も、重い筋肉も必要ないってことよ!
タメを作れば……身体が、トビウオのように弾んでいく、ネ!」
ビュン!
シェンちゃんが、大きくしゃがんでその場で飛び跳ねる!と、とっても弾んでる……
「うおう……」
その分だけ、大きなおっぱいがプルンプルンと揺れて、あの……えーと……つまり……
「あの……えと、軽い方が早く動ける、タメ……チャージを作れば筋力が無くても瞬発力は高められる……?」
「ビンゴ!その通り、ネ!」
「じゃあ、強くなる為にやる事もわかるよね!」
「瞬発力を高めるために、筋トレじゃなくて減量をして……
装備も重くするんじゃなくて、逆に削ったりして、軽量化して……
高水圧砲を撃つ前の一瞬で、私は瞬間的に大きく動くから……」
私が、考えを言葉にすると……
「……水圧とダッシュのチャージを、同期させるために……集中力の練習も、必要ですわね?」
結ちゃんが、練習手段を示してくれる。
「そうだ!川藤、ダッシュ時に装備から水を発射するってのは、どうだ?その反動で、ダッシュを強化するとか……」
宗介が、装備の新しいアイデアを考える。
「……俺も、そんな感じが良いと思うっす……」
「あっ、私も私もー!」
「由美子、いつ来たの!?」
鬼塚さんと、避難していたはずの由美子も、冷静に考えて同意してくれた。
「よし、閃サンの強化の方針は決まりアルね?」
そして、シャオラ店長が、最終的な確認を求めてくる。
「勿論です!」
私はそう答えると……シャオラ店長はこう言ってくれた。
「では閃サン、明日からの戦いは、ヒーローとして進化する為の、実戦練習アルね!本日は、解散!!」
「はい!」
心なしか、私はその言葉で、気持ちが少し軽くなったような気がした。
『軽さ』と『柔軟さ』……簡単じゃないだろうけど、絶対掴んでみせると、そう思えた。
ーーーーー
同時刻、ある企業の地下会議室
「プロフェッサー・13、良い『ヒールレスラー』だったにゃあ。でもさ、逮捕されちゃったけど、どーするです?ヴォルダイソン先輩。」
「長期的に考えろ……キャットパルス。
我等アグリー・ダックリング、そして『企業』の真の目的を忘れるな。」
「にゃひひ……了解。
それじゃあ、偵察、始めるにゃあ。」
ーーーーー
ヴィラン募集から、ベクセルmk. 5 さんのヴォルダイソンを採用させていただきました!
ベクセルmk. 5 さん、素敵なヴィランををありがとうございます!
キャラクター募集は、まだまだ開催中です!
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=341332&uid=494447
(↑ヒーロー募集はこちら)
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=341510&uid=494447
(↑ヴィラン募集はこちら)