(色々とおかしい)覚悟はいいか?俺はできてる。
(・・・あらら、男は俺1人かい)
ある日気がつくと見知らぬ場所にいた。
起きてベッドから降りるとそこには修道服を着た少女がいて、挨拶をしようとすると部屋…独房のモニターから、フクロウモドキの動画が流れて、俺たちはロビーに集まった
その後各々簡単な自己紹介をしていったが、俺が最後に自己紹介する前に、通気口からフクロウモドキ…ゴクチョーが飛んできた
話を聞いていると【魔女】だか【なれはて】だか気になる単語がわらわらと出てきたが…
(…ん?)
重々しい沈黙が部屋の中に充満する中、最初に一歩前に出たのは、頭に赤い花の飾り物をつけた少女、『二階堂ヒロ』だった
「間違いです、私は悪ではない」
(…なんかやらかすな)
「この国に厄災をもたらす危険因子はこの子の方だ」
と言い、ベレー帽を頭につけた少女、『桜羽エマ』を指差した
「…っ」
「エマさん…」
ヒロの言葉にうちひがれるエマの元に、修道服を着た少女『氷上メルル』が近づいた
「えへへ…へーきへーき」
ヒロの言葉に、ゴクチョーがため息をついた
「はぁ…あのぉ、頼みます。悪者を受け入れてください。私は残業したくないですし、みんな平和に楽しくがいいので…」
「間違っている。私は悪じゃない」
二階堂ヒロは歩き出した
「この世界を正すことができるのは、私だけだ」
(さて、そろそろ動くかな)
「私は、この世の悪を正す。まずは・・・」
二階堂ヒロは暖炉脇に立てかけてあった火かき棒を手に取った
その濁った瞳は桜羽エマをまっすぐ見据えていて、桜羽エマは怯えた表情で後退りした
俺はそそくさと二階堂ヒロの背後に立った
「貴様だ!化け…」
「よっと」
俺は走り出そうとする二階堂ヒロの膝裏に手刀をいれ、転ばせた
「なっ…!?」
「はいはい、落ち着け」
二階堂ヒロが転んだ表紙で手から離れた火かき棒を回収した
「ゴクチョー、いくつか質問いいか?」
「はぁ…ま、いいでしょう。残業するよりかはマシです。なんですか?」
「そこのなれはてに攻撃しようとするとどうなるの?」
「簡単です。逆に殺されますよ」
ゴクチョーの言葉に、少女たちは少しざわついた
「ここで過ごすって言うけどさ…色々とルールはあるのか?」
「ええ、皆さんのポケットに入っている携帯に色々と規則が載ってますので、そちらの方を確認していただければと…」
「ん、じゃあ色々と聞きたいことは無くなったな。そっち確認してからまた聞きに行くわ。じゃあ次なんだけど、俺男なんだわ。なのに魔女っていろいろとおかしくねぇか?」
「まぁ、魔女因子がある人を【魔女】と読んでいるだけなので…」
「あそう。とりあえずこんなとこか?」
「あ、もう終わりですか?」
「おう、とりあえずこんなところだな。さんきゅな」
「はい。わかりました」
「…んで、少しは落ち着いたか?二階堂ヒロ」
「…ああ」
地面に倒れていた二階堂ヒロは立ち上がった
「ん、とりあえずこの火かき棒は一旦持っとくぞ」
「…ああ、それで構わない」
「おう、悪かったな」
「いや、いい。あのゴクチョーの話が本当なら私は死んでいただろうからな」
「はいはい。悪いなゴクチョー、続き頼むわ」
「ええ、いいですよ」
そう言ってゴクチョーは話を続けた
〜〜〜
ゴクチョーが話し終えると通気口から飛んでいき、なれはて…看守も部屋から出ていった
(・・・さて)
俺が部屋を見渡すと、少女たちが各々の反応をとっていた
ある少女は目を輝かせていたり、あるものは怯え切っていたり、あるものは周囲に疑いの目を向けていたり…
「…はぁ」
「…その、先ほどは助かった」
俺がこの先を考えてため息をついていると、二階堂ヒロが話しかけてきた
「いや、気にすんな。『あ、こいつやらかすな』って思ったからな、こういうところだと、ああいう運営側に逆らったらまぁ死ぬから止めといて正解だったわ」
「…何も言い返せないな。それで…その、君の名前は?」
「俺か?俺は…」
「みんな!ちょっといいだろうか!」
またしても自己紹介しようとすると、軍服のような服を着た少女…『蓮見レイア』が声を上げた
「…またかい」
この部屋にいる全員が、蓮見レイアの方を注目した
「私たちはどうやら、ここでの共同生活を強いられることになる。それがいつまで続くのかはわからないが…今は大人しく従おう。知り合ったばかりではあるが、私は君たちを出来る限り守りたい」
その後、しばらくレイアの話が続いた
(まぁ勝手に行動しないってのは賛成だな。スマホは…圏外、そして、色々と規則やらなんやらが書かれているな)
(んで、いつのまにかグループが2分割したみたいだな)
「なぁ二階堂ヒロ、これどうなってんだ?」
「聞いていなかったのか?…ここを出るグループと、大人しく過ごすチームの2つだ」
「ふーん。二階堂ヒロはどっちだ?」
「私は規則通りに過ごさせてもらう。それに…」
ヒロはエマを睨みつけた
「私がエマと一緒のグループにつくわけないだろう」
「いやいや、お前らの因縁は知らないから。『つくわけないだろう』とか言われても、何もわからんからな俺」
「…それで、君はどうするんだ?」
「俺か?俺は…まぁ、規則内で自由にやらせてもらうわ」
「そうか。それで、君の名前なんだが…」
「ああ、俺は『
「…二階堂でいい。わざわざフルネーム呼びは面倒だろう」
「いや別に?あまり気にはしていない」
「…そうか」
そう言って二階堂はラウンジを抜けた
「…さて、俺も行くかな」
俺もラウンジを抜けて、自分の独房に向かい、少し仮眠をとった
1週目とはいえ、あれ(看守への攻撃)止めてたら殺意止んでたと思うんですよ
だから書きました