男女比100対1で男が多いとかマジ終わってる   作:ののじん

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43話 キャンプファイアーの夜

 広場に集まった生徒たちは、中央に組まれた薪を囲むようにして並んでいた。

 

 さっきまで炊事場で聞こえていた水道の音や、鍋を洗う音はもうない。

 

 代わりに聞こえてくるのは、これから始まるキャンプファイヤーを待つ生徒たちの話し声だった。

 

「思ってたより、ちゃんとしてるな」

 

 大輔が中央の井桁を見ながら言った。

 

「木もかなり大きいね」

 

 木下君も少し感心したように頷く。

 

「燃えたら熱そうだな」

 

 黒瀬君が淡々と言う。

 

「それはそうだろ。火なんだから」

 

「近づきすぎるなという意味だ」

 

「分かってるって」

 

 大輔はそう返しながらも、どこか楽しそうだった。

 

 飯ごう炊さんの疲れは残っているはずなのに、こういう行事を前にすると少し気分が上がるのだろう。

 

 俺も広場の中央を見つめる。

 

 まだ火のついていない薪の組み方は、昼間に見ればただの木の山に見えたかもしれない。

 

 けれど、夕方の暗くなり始めた空の下だと、それだけで少し特別なものに見えた。

 

 やがて、先生たちが前へ出る。

 

 その中には、花城先生の姿もあった。

 

 昼間と同じ格好なのに、夕暮れの広場に立っているせいか、少しだけ雰囲気が違って見えた。

 

「はいはーい。みんな、聞いてー」

 

 花城先生がだるそうな声で呼びかける。

 

 ただ、声は思ったより通った。

 

「これからキャンプファイヤーを始めます。火の近くでは絶対にふざけないこと。走らないこと。押さないこと。先生の指示を聞くこと。以上」

 

「短いな」

 

 大輔が小声で言う。

 

「分かりやすくていいだろ」

 

 黒瀬君が返した。

 

 花城先生の隣にいた別の先生が、補足するように進行を引き取る。

 

 点火式を行い、そのあと簡単なレクリエーションをいくつか挟み、最後に全員で輪になって踊るらしい。

 

 説明を聞いている間にも、周りの生徒たちは少しそわそわしていた。

 

 特に女子たちは、最後のダンスの話が出たところで、近くの友人同士で小さく顔を見合わせている。

 

 男子の方は、平静を装っている者も多かったが、落ち着かない様子は隠しきれていなかった。

 

 女子と手を合わせるだけでも、この世界では十分に意識する理由になるのだろう。

 

 その感覚が分からないわけではない。

 

 けれど、俺にとっては、そこまで身構えるようなものでもなかった。

 

 ただのレクリエーションだ。

 

 相手を困らせないように、普通にやればいい。

 

「叶多、何か落ち着いてるな」

 

 大輔がこちらを見る。

 

「騒ぐようなことでもないだろ」

 

「いや、そう言えるのがすごいんだよ」

 

「普通に参加すればいいだけだ」

 

「その普通が難しいんだって」

 

「そういうものか?」

 

「そういうものだろ。なあ、木下」

 

「僕に振られても困るけど……まあ、少し緊張はするかな」

 

 木下君が苦笑する。

 

 そんな会話をしているうちに、点火の準備が整った。

 

 先生の合図で、代表の生徒が前に出る。

 

 火が移されると、最初は小さかった炎が、組まれた薪の隙間から少しずつ広がっていった。

 

 ぱち、と乾いた音が鳴る。

 

 やがて炎は赤く大きくなり、広場の中央を明るく照らし始めた。

 

「おお……」

 

 誰かが声を漏らす。

 

 その声につられるように、周りからも小さなどよめきが起きた。

 

 火があるだけで、広場の空気が変わる。

 

 さっきまでただの集合場所だった場所が、一気に林間学校の夜らしくなった。

 

 炎の光が、生徒たちの顔を揺らしながら照らしている。

 

 風が吹くたびに火の粉が少しだけ上がり、すぐに暗い空気の中へ消えていった。

 

「こういうの、実際に見ると結構いいな」

 

 大輔が素直に言った。

 

「写真で見るのとは違うね」

 

 木下君も頷く。

 

 俺も同じことを思っていた。

 

 火を囲むだけなら、特別なことをしているわけではない。

 

 それでも、昼間の疲れや、服にかすかに残った薪の煙の匂いも含めて、今この場にいること自体が少し印象に残る。

 

 点火式が終わると、先生たちの進行でいくつか簡単なレクリエーションが始まった。

 

 班ごとに答えを出すクイズや、指定されたものを探してくるゲームなど、内容自体はそこまで複雑ではない。

 

 ただ、大輔だけは妙に張り切っていた。

 

「うちの班、流れ来てるぞ!」

 

「まだ一問正解しただけだろ」

 

 黒瀬君が冷静に返す。

 

「一問目が大事なんだよ」

 

「根拠は?」

 

「勢い」

 

「ないな」

 

「あるだろ、勢いは」

 

 大輔の声に、近くの班から笑いが起きる。

 

 木下君はしおりと進行表を見比べながら、なぜか安心したように頷いていた。

 

「ちゃんと予定どおり進んでるみたいだね」

 

「木下君はそこを見るんだな」

 

「予定がずれると、次に何をすればいいか気になるから」

 

「真面目だな」

 

「心配性なだけだよ」

 

 そうしていくつかのゲームが終わる頃には、広場の空気もすっかり温まっていた。

 

 最初は火を囲んで少し緊張していた生徒たちも、今はあちこちで笑い声を上げている。

 

 そして、先生が最後のレクリエーションを告げた。

 

「では、最後は全員で輪になって踊ります。難しいものではありません。音楽に合わせて、相手を変えながら進んでいくだけです」

 

 その説明を聞いた瞬間、男子たちの間に分かりやすい緊張が走った。

 

 もちろん、俺たちの班も例外ではない。

 

「来たな」

 

 大輔が小さく呟く。

 

「何が来たんだ」

 

「女子と踊るやつだよ」

 

「言い方が直接的だな」

 

 黒瀬君が淡々と言った。

 

「だってそうだろ。輪になって相手が変わるってことは、女子とも当たるってことだぞ」

 

「それはそうだね」

 

 木下君がしおりを見ながら頷く。

 

「ただ、本格的なダンスじゃないみたいだよ。音楽に合わせて、手を合わせて、次の相手に移るだけらしい」

 

 大輔は周りの男子たちをちらりと見た。

 

 平静を装っている者もいるが、どこか落ち着かない様子の生徒は少なくない。

 

「ほら。みんなちょっと緊張してるだろ」

 

「まあ、そう見えるな」

 

「大輔だけじゃなくて安心した」

 

「安心するところか、それ」

 

 黒瀬君が短く返した。

 

 先生の指示で、生徒たちは炎を囲むように大きな輪を作っていく。

 

 男女の人数が均等ではないため、きれいな形にはならない。

 

 それでも、先生たちが位置を調整しながら、男子と女子ができるだけ偏らないように並ばせていた。

 

 俺も指示された位置へ移動する。

 

 炎の明かりが横から当たり、足元の影が長く伸びていた。

 

 音楽が流れ始める。

 

 明るく、少し懐かしいような曲調だった。

 

 最初に向かい合った相手は、同じクラスの男子だった。

 

「よろしく」

 

「お、おう」

 

 お互いにぎこちなく手を合わせ、音楽に合わせて動く。

 

 本格的なダンスではない。

 

 手を合わせ、数歩移動し、次の相手と向き合う。

 

 単純な流れのはずなのに、最初は全体的に動きが硬かった。

 

 けれど、何度か繰り返すうちに、少しずつ周りも慣れていく。

 

 相手が変わるたびに、短い挨拶や笑い声が混ざるようになった。

 

 俺も流れに合わせて移動していく。

 

 男子。

 

 女子。

 

 また男子。

 

 相手が次々に変わる。

 

 その途中で、姫岡さんと向かい合った。

 

「……あ」

 

 姫岡さんが小さく声を漏らす。

 

「姫岡さん」

 

「う、うん」

 

 音楽に合わせて、互いに手を取る。

 

 手のひらは少しだけ緊張しているように硬かった。

 

「大丈夫か?」

 

「……大丈夫」

 

 姫岡さんは小さく頷いた。

 

 それ以上話す時間はなかった。

 

 次の拍で、相手が入れ替わる。

 

 ほんの数秒だけだったが、姫岡さんは離れる直前まで、俯いたままだった。

 

 その次に向かい合ったのは、別の男子だった。

 

 流れに合わせて手を合わせ、また移動する。

 

 火の明かりと音楽、周りの笑い声。

 

 最初に感じていたぎこちなさは、少しずつ薄れていった。

 

 そうして何度か相手が変わったあと、次に向かい合った相手を見て、俺は少しだけ動きを止めた。

 

「瑞葉」

 

「叶多君」

 

 瑞葉は、少し照れたように笑っていた。

 

 炎の明かりが横から当たって、頬のあたりがほんのり赤く見える。

 

 それが火の色なのか、それとも別の理由なのかは分からない。

 

「こういうの、少し恥ずかしいね」

 

「そうだな」

 

「叶多君は落ち着いてるけど」

 

「普通に参加してるだけだよ」

 

「それができるのが、すごいと思う」

 

 音楽に合わせて、瑞葉と手を合わせる。

 

 触れた手のひらは、思っていたよりも柔らかくて、少しだけ温かかった。

 

 周りの男子たちが緊張する理由も、分からなくはない。

 

 けれど、それ以上に、瑞葉がこちらを見て笑っていることの方が印象に残った。

 

「瑞葉は大丈夫か?」

 

「うん。ちょっと緊張してるけど、楽しいよ」

 

「それならよかった」

 

「叶多君と当たったから、少し安心した」

 

 瑞葉は小さな声でそう言った。

 

 音楽と周りの声に紛れそうなほどの声だったが、俺にはちゃんと聞こえた。

 

「俺で安心できるなら、よかった」

 

「うん」

 

 瑞葉は嬉しそうに頷く。

 

 そのまま、次の拍で互いに一歩横へ移動する。

 

 手が離れる直前、瑞葉が少しだけ名残惜しそうにこちらを見た気がした。

 

「またあとでね」

 

「ああ」

 

 短く返すと、すぐに次の相手と向き合うことになった。

 

 音楽はまだ続いている。

 

 炎の周りを、生徒たちが少しずつ移動していく。

 

 最初はぎこちなかった動きも、今ではだいぶ自然になっていた。

 

 誰かが足を間違えるたびに笑いが起き、先生たちも遠くから声をかけている。

 

「そこ、押さないでー。火に近づきすぎないようにー」

 

 花城先生の声が聞こえた。

 

 相変わらず気だるげな口調だが、注意するところはちゃんと見ているらしい。

 

 その近くには、生徒会の先輩たちの姿もあった。

 

 天ヶ瀬先輩は少し離れた場所で全体の様子を確認している。

 

 如月先輩はその隣で、時折生徒たちに声をかけていた。

 

 運営側に回っているせいか、二人が輪の中に入る様子はない。

 

 それでも、炎の向こう側に天ヶ瀬先輩の姿が見えた瞬間、昼間の炊事場でのことを少しだけ思い出した。

 

 味見を頼んだだけ。

 

 けれど、周りから見ればそう単純な話でもなかったらしい。

 

 天ヶ瀬先輩がこちらを見ていたかどうかは分からない。

 

 炎が揺れて、視線までは読み取れなかった。

 

 やがて音楽が一曲分終わり、輪になっていた生徒たちから自然と拍手が起きた。

 

「はい、お疲れさまー。今ので最後です」

 

 先生の声に、広場のあちこちから息を吐くような声が上がる。

 

 緊張していたのは男子だけではなかったのだろう。

 

 女子たちも友人同士で顔を見合わせながら、楽しそうに笑っていた。

 

「叶多!」

 

 戻ってきた大輔が、妙に疲れた顔でこちらへ歩いてきた。

 

「どうした」

 

「すごかった。女子と当たるたびに、心臓が忙しい」

 

「まあ、緊張はするだろうな」

 

「する。思ってたよりする」

 

 大輔は真面目な顔で頷いた。

 

 木下君が隣で苦笑する。

 

「でも、思ったより楽しかったね」

 

「それはそう。楽しかった」

 

 大輔はすぐに頷いた。

 

「黒瀬はどうだった?」

 

「……問題はなかった」

 

「その間は何だよ」

 

「少し緊張はした」

 

「黒瀬でもするんだな」

 

「するだろ。男子だからな」

 

 黒瀬君は淡々と言った。

 

 その言い方があまりにも普通だったので、大輔は一瞬だけ黙る。

 

「……たしかに」

 

「ただ、騒ぐほどではない」

 

「そこは黒瀬らしいな」

 

 大輔は苦笑した。

 

 俺は広場の中央へ視線を戻す。

 

 キャンプファイヤーの火は、最初より少し落ち着いていた。

 

 それでも炎はまだ十分に明るく、暗くなった広場を赤く照らしている。

 

 昼間は曇ってばかりだった空も、今は夜の色に変わっていた。

 

 雲は残っているが、火を囲んでいる間はそれほど気にならない。

 

「こういうの、思ったよりちゃんと記憶に残るな」

 

 俺が何気なく言うと、大輔がこちらを見た。

 

「だろ? 林間学校って感じするよな」

 

「確かに」

 

「飯ごう炊さんして、キャンプファイヤーして……いよいよ終わりって感じだな」

 

 大輔が広場の火を見ながら、ぽつりと言った。

 

「まだ明日があるだろ」

 

 黒瀬君が淡々と返す。

 

「明日は帰るだけだろ。こういう大きいイベントは、たぶん今日で最後じゃん」

 

「それはそうだな」

 

 木下君も少しだけ声を落とした。

 

「朝からずっと動いてたから大変だったけど、終わると思うと早いね」

 

「だよな」

 

 大輔は小さく頷いた。

 

 さっきまで騒いでいたわりに、その横顔は少しだけ名残惜しそうだった。

 

 俺も、何となくその気持ちは分かる。

 

 朝からずっと動き続けて、体はかなり疲れている。

 

 それでも、飯ごう炊さんをして、キャンプファイヤーの火を囲んでいると、今日が終わっていくのが少し惜しく感じた。

 

 しばらくして、先生から締めの話があり、キャンプファイヤーは終了となった。

 

 生徒たちは名残惜しそうに火を見ながらも、先生たちに促され、少しずつ宿泊棟の方へ歩き出す。

 

 俺も最後に一度だけ、中央の火を振り返った。

 

 炎は、点火した時よりもずいぶん小さくなっていた。

 

 それでもまだ赤く揺れていて、暗くなった広場を静かに照らしていた。

 

「叶多君」

 

 声をかけられて振り返ると、姫岡さんが少し離れたところに立っていた。

 

「姫岡さん」

 

「……さっきの、楽しかった」

 

「ダンスか?」

 

 姫岡さんは小さく頷いた。

 

「少しだけだったけど」

 

「ああ。すぐ相手が変わったからな」

 

「うん。でも……叶多君と当たって、少し安心した」

 

 そう言ってから、姫岡さんは慌てたように視線を落とした。

 

「ご、ごめん。変な意味じゃなくて」

 

「分かってるよ」

 

 俺がそう答えると、姫岡さんは少しだけ肩の力を抜いた。

 

 火の光が、前髪の影を淡く揺らしている。

 

「今日は、いろいろ手伝ってくれて助かった」

 

「私、そんなにできてないけど……」

 

「そんなことない。オリエンテーリングでも助けてもらったし、飯ごう炊さんでも一緒に動けて助かったよ」

 

「……うん」

 

 姫岡さんは小さく頷いた。

 

「今日、少しだけ、林間学校って楽しいんだなって思った」

 

「それならよかった」

 

「うん」

 

 姫岡さんは中央の火へ視線を向ける。

 

 炎は、点火した時よりもずいぶん小さくなっていた。

 

 それでもまだ赤く揺れていて、広場を静かに照らしている。

 

「明日で終わりなんだよね」

 

「そうだな」

 

「……少し、早いね」

 

「朝からずっと動いてたのにな」

 

「うん。不思議」

 

 姫岡さんは小さく笑った。

 

 その笑顔は前髪に隠れて見えにくかったが、声はいつもより少し柔らかかった。

 

 先生たちが移動を促していて、周りの生徒も宿泊棟の方へ歩き始めている。

 

「じゃあ、またあとで」

 

「ああ。またな」

 

 姫岡さんは小さく頷いて、女子の列へ戻っていった。

 

 その背中を見送ってから、俺も男子たちの方へ戻る。

 

「お、何かいい感じだったな」

 

 大輔がにやにやしながら言った。

 

「茶化すなよ」

 

「悪い悪い」

 

 大輔はそう言いながらも、まだ少し笑っていた。

 

 木下君は苦笑し、黒瀬君は特に興味なさそうに歩き出している。

 

「置いていくぞ」

 

「あ、待てよ」

 

 大輔が慌てて追いかける。

 

 俺もその後に続いた。

 

 宿泊棟に戻る道は、昼間と違ってずいぶん静かだった。

 

 遠くで先生たちが火の始末をしている声が聞こえる。

 

 足元を照らす外灯の明かりは弱く、周りの木々は夜の色に沈んでいた。

 

 昼間はただの移動路だった場所も、夜になると少し違って見える。

 

 宿泊棟に戻る頃には、体の疲れが一気に重くなっていた。

 

 部屋に戻ると、大輔は布団の近くへそのまま座り込む。

 

「もう動きたくない」

 

「風呂と点呼があるだろ」

 

 黒瀬君が即座に言う。

 

「あ、そうだった……」

 

 大輔は露骨に肩を落とした。

 

「忘れるなよ」

 

「疲れてたんだよ」

 

 大輔はそう言いながらも、しぶしぶ立ち上がった。

 

 俺もタオルと着替えを用意しながら、窓の外へ視線を向ける。

 

 さっきまで広場で揺れていた火の明かりは、もうここからは見えない。

 

 それでも、目を閉じれば、まだ炎の赤い揺れが残っているような気がした。

 

 飯ごう炊さんのカレー。

 

 キャンプファイヤーの火。

 

 短いダンスの時間。

 

 林間学校の二日目は、朝から夜までずっと騒がしかった。

 

 けれど、こうして一つずつ予定が終わっていくと、少しだけ名残惜しい。

 

「叶多、行こうぜ」

 

「ああ」

 

 大輔に声をかけられ、俺はタオルを手に取った。

 

 廊下の向こうからは、風呂へ向かう生徒たちの声が聞こえている。

 

 俺たちも部屋を出て、風呂場の方へ向かった。

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