「ハ…ハハハ、跡形もなく消し飛びやがったぜ!ビビらせやがって!」
「へ、ヘイローも無かったし、意外と呆気なかったッスけど…」
戦車に乗った生徒達は、マッドレックスが砲弾に撃たれ、跡形も無く消し飛んだと思ったようであった。しかし…
「誰が死んだって?」
「「「「えっ?」」」」
「ナメんじゃねぇ!!喰らいやがれ、怒りのデエエエエスロッドオオオオ!!!!」
何と、クルセイダーの真下から、マッドレックスが飛び出してきた!
「「「「ギャアアアアアアアアッ!!!!!?」」」」
真下からの強烈な一撃を受けたクルセイダーは横転し、廃車同然になってしまった。
「…一体、どうなってるんですか!?」
「まさか……さっきの砲弾を、地中に潜って回避したって言うの!?そんなの無茶よ!」
困惑する茶髪の少女─チナツを他所に、ユウカは彼の動きを推理する。しかし、その結果の荒唐無稽さには、やはり動揺を隠せないようであった。
「と、とにかく…私達も先生に続きましょう!」
スズミのその一言で、他の3人も我に帰る。そんな時…
『失礼します。皆さん、シャーレ付近を占領している不良達の指揮官が判明しました。』
リンからの通信が入った。
『名前は
「なっ…七囚人ですって!?道理で連携が取れてた訳ね。」
「七囚人まで居るとなると、少々厄介ですね。一刻も速く、先生と合流しなくては…」
ユウカとハスミがそう呟くと、彼女達は
…と思いきや、スズミが足を止めた。
「どうかしましたか、スズミ?」
それに気付いたハスミが尋ねると、彼女は口を開いた。
「あの、首席行政官…少し気になったんですけど、その…マッドレックス先生は、シャーレの部室が何処に有るか知っているんでしょうか?」
『…?…あっ…』
そう小さく呟くと、リンの目が泳いだ。
実際、元々は連邦生徒会のヘリで向かう予定だったこともあり、彼に部室の場所を教えていなかったのだ。その後ユウカらの協力の下で不良生徒達を鎮圧しつつ部室に向かう事になったが、後方指揮をする筈だった彼が大暴れした事に気を取られた結果、伝えられずに今に至るのである。
「「「「いや、今気付いた(の)(((んですか)))!?」」」」
4人からツッコミが飛んだ。
「ちょっと、それ不味くない!?あの人を野放しにしといたら、七囚人よりよっぽど危険よ!!」
『…一先ず、皆さんにはシャーレの部室の位置情報を送っておきます。まずはそちらを目指して下さい。』
ユウカの懸念にはリンも思う所が有ったのか、そう呟いて彼女達にシャーレの部室の位置情報を送った。
リンちゃんをアホに描きすぎてしまったかもしれません。