草喰みの白兎   作:リヴィドーカリェー

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 前回の話の後半部分にある『何故彼女は彼と自身が恋人と思ったのか』の部分を、少し加筆及び修正しました。
 修正内容を踏まえて上記の内容を掻い摘んで言うと、上から順に

① 元々交流があった
② 六年前に彼女を残して【ディオニュソス・ファミリア】が『とある姉妹』によって全滅
③ フォスが『貰う』発言をしてしまう。そしてその後、先達を失って傷心の彼女を慰めるために、セラピーとしてあちこちに連れ出す
④ ③によって彼女の元々の依存体質も相まり、『依存心』と『淡い思い』が芽生える
⑤ 一年後、フォスがオラリオを去る
⑥ 彼と離れ離れになったことでばらばらになりそうな心を、『③の思い出』と『妄想』と『上昇思考』で繋ぐ
⑦ 彼と離れる前の間の一年で募った『淡い思い』と、その後の五年間の間に熟成されたセラピー等のお出かけによる『思い出』や逢瀬等の『妄想』が混ざったことで、いわゆる『存在しない記憶』へと変貌
⑧ 『貰う』発言を『告白』に、『存在しない記憶』が『幸せな逢瀬の記憶』にとそれぞれ彼女の脳内で変換される
⑨ これにて!『自身とフォスは恋人』という思い込み、完成!!

 というわけなんです。分かり辛くて申し訳ありません。


顔合わせ

 

 

「・・・・シャリア、手を離してくれとはもう言わない。けど、少しは離れてくれないか。・・・・・・・・・・・・恥ずかしい」

 

「恥ずかしい?何を恥じる必要がある。私達は何処に出てもは恥ずかしくない、最高の『夫婦』だぞ」

 

「そうじゃなくて・・・う、んと・・・困った。どうしよう・・・・・・

 

 本当に困ったように頬を掻くフォスは、未だに繋がれた手をみて少し恥ずかしそうに身じろぐ。

 ここまで生きて百数十歳。

 『家族』は出来ても恋人もなにもいなかった初心妖精何歳だと思ってるお前は、『家族』以外で好意全開に手を繋いでくる彼女の対処法を決めあぐねていた。

 そもそも夫婦と言われても彼には一切身に覚えがないのだから対処のしようもないし、それ以前にその姿から【ヘラ・ファミリア】の姿を思い出して、つい抵抗する意思が弱まってしまう。

 

「なんでうちはクソガキエルフのイチャコラなんて見なあかんのや・・・・そもそも、なんであんな美少女エルフがあいつなんかにゾッコンなんや・・・・」

 

「色々あったらしい。フィルヴィスも嬉しいんだろうさ・・・・・私は胃が痛いがな・・・・・」

 

「・・・・・・なんでお前は放置してんねん。お前の眷属やろ?止めたほうがええんとちゃうん?」

 

「・・・・・あの子は彼に執着してしまってね。そのせいでダンジョンに籠もったり、戦ったり、ファミリアのことを放置したり・・・もうLv5にランクアップ可能になったり・・・・・そりゃあもう色々あったのさ・・・・・私が焚きつけた(・・・・・)点があるにしても、もう疲れたのさ・・・・・・あのまま貰ってくれないかなぁ・・・・・」

 

「それでええんか、ディオニュソス・・・・・」

 

 「あはははは・・・」と胃のあたりを押さえながら乾いた笑いをするディオニュソス。

 主神よりも戦闘を取るフィルヴィスに振り回されたことを思い出したのだろう、痛む額にも手を乗せ、その瞳には涙すら出ている。

 先程まで毅然とした貴公子のような姿をしていた男神の変わりっぷりに、ロキはドン引きした。

 

 「本当に一体何やったんや、あのクソガキエルフ・・・」と零すロキの頭上から、便箋が一つ落ちてきた。

 女神が頭上を仰げば、そこには梟が一羽。

 ホロロー、と鳴き声を一つ上げ、伝書鳩の仕事を終えた梟は何処ぞへと帰って行く──ことはなく。そのまま翼を翻して、フォスの元へと飛んだ。

 

「どうした?お腹が空いたのか?」

 

 ホロロ、と鳴きながら肩に乗る梟に、フォスは片手で荷物の中からパンを取り出し、「これが、共同作業・・・!」と感嘆の息を漏らすフィルヴィスに手伝って貰い、手のひらにパン屑を乗せ、梟へ差し出した。

 つつくようにそれを食べる梟を、彼は微笑ましいものを見る目で見つめる。

 その様子を嫌がるように目を細めながら見つつ、ロキは便箋を開ける。

 そして中身を読んで、先ほどとは別種の驚きに満ちた。

 

「アイズが24階層に行きおった・・・・・・」

 

 呆然と呟くロキの言葉に、ディオニュソスは含んでいた紅茶を吹き出した。

 が、フォスは分からない、という意思を表すように首を傾げた。

 

「アイズ・・・・・・?誰だ?」

 

「アイズ・ヴァレンシュタイン。『剣姫』のことだ」

 

「ヴァレン・・・ああ、『ダンジョンの娘』か。なるほど」

 

 納得した様子でフォスは頷くが、逆にロキは頭を抱えた。

 

冒険者依頼クエストを頼まれて24階層・・・・・・この時機タイミングじゃ、まさにやろ。『ベルもいるので、心配しないでください』って、するわっ天然おばかアイズたんっ」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・なに?」

 

 ロキがその(・・)名前を出した途端に、なぜこの梟がここにいるのか(・・・・・・・・・・・)を理解した彼の心に、赤い赤い憤怒の色が吹き荒れた。

 そんな彼の内心に反し、それまでは陽気な日差しが差し込んでいたその場が一瞬の内で冷たい氷の世界に包まれた。───ロキだけ。

 

「あの老害骸骨・・・・・・まさかこの魔導具マジックアイテムは謝礼・・・・・・いや、前金のつもりか。何かあればあいつを───」

 

「いきなり何すんねん!寒いわ!!」

 

 寒そうに体を震わせながらも、大声を上げて猛抗議するロキ。

 当然と言えば当然の反応をする彼女を、彼は心底不快なものを見る目で見た。

 

「黙れ、今の私は虫の居所が悪い。安心しろ、被害に遭うのはお前だけになるように調整した。その証拠に神ディオニュソスは被害にあっていないだろう」

 

「ふっざけんな!さっさと消せやこのクソガキ!!」

 

「五月蝿い。未だに『私にすら指先で負ける腑抜け』しか持たないゴミが」

 

「なんやと!!」

 

 ギャーギャーと騒ぐロキを無視し、フォスはその場を去ろうとする。が、フィルヴィスに手を繋がれていたことを忘れていたのか、少しつんのめった。

 苛ついていたことで凡ミスをしたことに少しの恥ずかしさを覚えながらも、フィルヴィスに手を離すように要求する。

 

「シャリア、離してほしい。私は行かなければならない場所がある」

 

「ダメだ」

 

 にべもなく切り捨てるフィルヴィスに、フォスは怒りを露わに──することはなく。

 むしろ、内心の怒りなど何処にもないかのように、落ち着いた態度で説得する。

 

「再会して嬉しいのは私もだ。だが、それ以前に私は『家族』を迎えに行かなければならない。離してほしい」

 

「貴方は"ダンジョンに潜ることを禁止"されているのだろう。どうするつもりだ」

 

「そのくらい罰を甘んじて受ければ済む。命が失われてからでは遅い、だから───」

 

「───なら、私が行く」

 

 目を見開いたフォスは、フィルヴィスを見る。

 彼女の目には、強い意思が秘められていた。

 

「貴方の『義孫』ならば、私にとっても『義孫』だ。なら、私が行っても良いだろう?」

 

「・・・・・・・・・」

 

 黙り込んだ彼は、内心で考え込む。

 彼女と最後に会った時のレベルと照らし合わせると、一人で行かせるのは心許がない。

 そう反論しようとした彼の内心を読んだかのように、フィルヴィスは付け足した。

 

「こう見えても今の私はLv4。不足はないはずだ」

 

「────神ディオニュソス。いいのか?」

 

「ああ。ロキの眷属も行くようだしね・・・・・・私としても、ロキからの信用が欲しい。可能なら、君からもね」

 

 否定の意思を求めての言葉は、想定外の肯定の意思を示され、その意味を失った。

 フォスは少しの間顎に手を添えて、考え込む。

 やがてそれを終えると、ハァ、とため息をつきながら氷を消し、紙袋の中から『ネックレス』を取り出した。

 

「なら、これを付けていけ。ちょっとした『お守り』程度のものだが・・・・・無いよりはマシだろう」

 

 ほら、と差し出したフォスが差し出した『お守り』を、フィルヴィスは迷わず付けた。

 深紅の宝石が輝くネックレスは、アルストロメリアの装飾があしらわれていて美しい。

 

「行ってくれるのは嬉しい・・・・・・が。死ぬなよ、シャリア」

 

「ああ。勿論だ」

 

 フィルヴィスは頷くと、ロキが呼んだ眷属──レフィーヤとベートと共に、ダンジョンへと向かった。

 そう、『義孫』のベルを助けに───

 

 

 

「───ん?そういえば・・・・・シャリアに"ベルが『義孫』"だと言ったことがあったか?」

 

 義孫の心配よりも何故知っているのかの疑問が湧き、それが恐怖へと変わってきた義祖父は、すぐに深く考えないようにした。

 ───【ヘラ・ファミリア】のような雰囲気を発する娘に関しては、理解しようとしても無駄なのだ、と。

 彼は長い生涯の中で、そう学んだ。

 

 

 

────

 

 

 

 ダンジョン、18階層。

 道中も特に苦戦することなく駆け抜けた僕達は、早くもリヴィラの街へとたどり着き、すぐに指定の酒場へと向かう。

 

 実に数日ぶりの『リヴィラの街』は、以前モンスターに襲われた形跡など欠片もなく。

 多くのお店が立ち並び、上級冒険者達が賑わう地へと元通りになっていた。

 喧騒に包まれた街を離れる道を、教えてもらった道筋通りに辿る。

 やがて、街の北部にある群晶街路クラスターストリート付近の裏道。

 ゴツゴツとした岩壁に口を開けた、洞窟に辿り着いた。

 

「これが、『黄金の穴蔵亭』」

 

「こんなところに、酒場があったんだ・・・・・・」

 

 洞窟の中に並ぶ木製の階段を下る。ギシギシと少し不快な音が鳴る中、僕達は無言で下っていく。

 やがて階段を下り切ると、そこには冒険者がたむろする酒場の光景が広がっていた。

 

 いつもは酒場に一切行かないので、つい珍しくてキョロキョロと辺りを見回してしまう。

 そんな僕を、まるで迷子の子供を連れ出すかのように、ヴァレンシュタインさんが手を引いていく。

 やがてカウンター席にたどり着くと、彼女は椅子に座った。

 僕はそれに習うようにさらに隣に座り、前を向くと、そこには少し無愛想な顔をしたドワーフのマスターがいた。

 

(これが・・・・・・酒場大人の空間・・・・・・!いつもの食事の風景とは全然違う・・・・・・!)

 

 お酒を片手に談笑したり爆笑したりし、『食事中に騒がしく』する者。

 食べ物を橋に避け、盤上遊戯ボードゲームに勤しむ者、等々。

 いつもの食事風景とは違う──食事中は静かにするもの、と教わった──風景に内心で興奮しながらも、それでもすぐにでも怪我人の元へ行くために『合言葉』を言おうとする、と──

 

「あれ?剣姫じゃないか!?こんなところで、奇遇だな!」

 

「・・・・・ルルネ、さん?奇遇、です」

 

「ああ、奇遇奇遇!・・・・・・うん?そこのあんた、何処かで・・・・・・」

 

「あ、僕のことですか?えっと・・・数日前の『旅』の時の、『槍』の担い手です・・・・・・」

 

「──ああ!確かに見覚えがある!確か回復薬ポーションの調合が上手いやつ!」

 

 ヴァレンシュタインさんの隣の席でペラペラと話しまくる犬人シアンスロープの少女に驚きながらも、なんとか『機密』に触れないようにしながら答えた。

 すぐに思い出してくれたのだろう、少し興奮した様子で納得してくれた。

 回復薬ポーションの調合について褒められて素直に嬉しく思うけれど、僕達はここに冒険者依頼クエストの『強力者』を探しに来た。

 怪我人もいるという話がある以上、あまり時間はかけられない。

 

「「『ジャガ丸くん抹茶クリーム味』」」

 

 最初に教えてもらった時に「甘そう・・・」と思った『合言葉』を言う。

 甘いものが苦手な僕は食べられなさそうな味だな、と考えながら『強力者』の反応を待つ、と。

 隣の席からガシャーンッ!!という盛大な音と共に、ルーイさんが椅子から転げ落ちた。

 

「だ、だいじょ──「あんたたちが、援軍(・・)?」──はい?」

 

 いくら上級冒険者だとしても怪我をしたんじゃないか、と心配する僕を置いて、ルーイさんは呆然と呟いた。

 援軍、という言葉の意味を飲み込む前に、数日前に聞いた覚えのある声が聞こえた。

 

「彼らで本当に間違いないんですか、ルルネ」

 

 凛、とした声が響く。

 声の主を見ると、そこには一房だけ白く染まった水色アクアブルーの髪と、ほぼ同色の瞳をした女性がそこにはいた。

 あの人は───

 

「アンドロメダさん・・・?数日ぶりですね!」

 

「ええ。数日ぶりですね、ベル・クラネル。貴方から頂いた『睡眠深度向上薬』、とてもいい薬ですね。頂いた日から毎日愛用しています」

 

「それは・・・・・・えっと・・・・・・あまり乱用しないようにしてくださいね?」

 

 ははは、ふふふ、と少し暗い雰囲気を纏うアンドロメダさん。

 眠気は取れているけど、主神のせいで気力が休まらない、とでも言っているようなオーラが出ていた。

 ───前に会った日よりも隈が薄くなっているのは嬉しいけど、なんだか素直に喜べない。

 やっぱり、ヘルメス様の派閥ってブラックなのかな?

 

 そんな疑問を抱いている内に、周囲に居た全てのお客さんたちが立ち上がって、こちらを見ていた。

 その顔には真剣な色が浮かんでいて、恐らくここにいる人達全てが『強力者』なのだろう、ということが伺える。

 

「え、と・・・・・・貴方達も、依頼を受けたんですか?」

 

 僕とアンドロメダさんが知り合いなことに驚いた様子のアイズさんが確認を取る。

 気を取り直すためか、アンドロメダさんはコホン、と一つ咳払いをして頷き、僕もそれに続く。

 そして、何故依頼を受けたのか、と問いかけると───アンドロメダさんは、すぐそばにいるルーイさんを睨みつけた。

 睨みつけられた本人は罰が悪いのか、少し目線を逸らしながら言葉に詰まっていた。

 

「そこの金に目がない駄犬のせいで、ファミリア全体が迷惑を被っています」

 

「ご、ごめんってばアスフィ〜〜〜!で、でもさあ!『アンタレス』の討伐の時の出費とか報酬金とかでファミリアが火の車だ、って言ってたし、今回はちょうどいい───」

 

「それによってファミリア全体が迷惑を被っていると言っているんですッ!こうしてファルガー達全員を駆り出す羽目にもなって!!今回の依頼を失敗すればそれこそファミリアの金庫が───」

 

「あ、アンドロメダさん!落ち着いてください!というよりその説はすみませんでしたぁ!!??」

 

 ルーイさんの口から出た『出費』やら『報酬金』という言葉は、当事者だった僕にとって耳が痛い話だった。

 僕自身も責任がある話なので、どうにか落ち着いてもらうために謝り倒して。

 深い深呼吸をしたアンドロメダさんにホッとしながら、僕達は依頼内容や戦力の確認をする。

 

「依頼内容の目的地は24階層の食料庫バントリー。モンスターの大量発生の原因の究明、及び鎮圧。相違ありませんか?」

 

「「はい」」

 

「次にこちらの戦力ですね。私を合わせて総勢十五名、全て【ヘルメス・ファミリア】の人間です。能力ステイタスは大半がLv3」

 

 その他にも前衛や中衛、後衛の人数や構成員、手持ちの道具アイテムや装備など、様々な情報を開示してくれる。

 【ヘルメス・ファミリア】の情報自体は僕も持っていたけど、それだと団員たちがLv3だという話は聞いたことがない。

 でも、アンドロメダさんが嘘をついているようには見えないし、つくメリットもない。ということは───

 

(レベルの偽装、かぁ・・・)

 

 一度はミアハ様達と話し合った議題が目の前にあることが分かると、悪いことなんてしてないのに少し居心地が悪い。

 多分、ヘルメス様の指示なんだろうけど・・・・・・そんなに税金がキツイのかな。

 そんな事を考えながら聞いていると、皆の視線が僕に集中した。

 

「ベル・クラネル。私は貴方と共に戦ったことはありますが、それでも一部しか知りません。教えて頂けますか?」

 

 眼鏡の位置を直しながら尋ねてくるアンドロメダさんに、僕はちょっと説明に困った。

 僕の立ち位置は『魔法剣士』とは言われてるけど・・・・・・それでも、どちらかと言えば『治療師ヒーラー』に寄っているとも思えて。

 うんうんと悩んだ末に出た答えは、全部言ってしまうことだった。

 

「僕の戦闘スタイルは『魔法剣士』が近いです。でも、基本的には『治療師ヒーラー』としての技量の方が高い、って言われてます。武器はナイフと短杖を。・・・・・・今は無いんですけど、弓も使えます」

「魔法は付与魔法エンチャントと回復魔法、あとは・・・・・・いえ、何でもないです。とにかく、この二つを使います」

 

 一瞬、強化魔法について言おうか迷ったけど、皆からなるべく言わない、使わないと指示されているから、黙ることにした。

 一瞬怪訝な顔をしたアンドロメダさんは、すぐに記憶を探るように思案する。

 やがて顔を上げると、僕に次々と質問をした。

 

「以前見たときは回復魔法を狭域、広域と使い分けていましたが、それは?」

 

「スキルとの合わせ技ですね。それで使い分けてます」

 

「以前使っていた火球や稲妻は付与魔法エンチャントの応用・・・・・・という認識で間違いありませんか?」

 

「はい、合ってます」

 

「なるほど・・・・・・」

 

 納得したのか、アンドロメダさんからの追及がやんだ。

 そうして僕の立ち位置について話し合った末に、僕は後方支援──主に治療師ヒーラーとして後衛に立つことになった。

 

「【剣姫】だけでなく、治療師ヒーラーもいるのは心強い。短いパーティになるとは思いますが、どうかよろしく」

 

「よろしく、お願いします」

 

「よろしくお願いします!」

 

 笑顔を浮かべながら手を差し伸べられて、ヴァレンシュタインさんと僕の順で握手をする。

 この人数のパーティを組むのは初めてだけど、それでも治療師ヒーラーとして『命』を預かる以上、彼らを『死』から守らないといけない。

 

 僕は、内心で決意を新たにした。

 その後、僕達はリヴィラの街で物資の補給等を済ませてから、24階層へと向かって行った。




フォスお義祖父ちゃんの秘密

・実は甘い物好きだけど、ベル君には隠してる・・・・・・が、バレてる。
・実は髪色と瞳の色は偽造
・実は寿命が通常のエルフの2〜3倍

 感想くれると嬉しくなって、つい長々と書いてしまうんですよね・・・直したほうがいいんでしょうか、この癖。
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