ダンジョン学園、ゲーム転生ソロ攻略中。 作:塔乃登
ルビーさんがボス武器を手に入れたので、一緒にパーティーを組む時はちょっと効率が上がるかも。
「全員席につけー、授業を始めるぞ」
今日もスカーレット先生が教壇に立ち授業を始める。
「今日は11階層から切り替わる浜辺マップについて説明するぞ。もう到達している者もこれから到達する者もよく聞くように」
ダンジョンの階層は10階層毎にフィールドの特性が変化していく。
1階層からの草原マップに対して11階層から広がるのが浜辺マップだ。
「文字通り海が広がりその側を進んでいくのが浜辺マップだ。海に入ることも出来るが、泳げないやつはそのまま死ぬので注意しろ」
まあ死んでも左腕につけている救命の腕輪の効果で帰還できるんだけど、5日間のダンジョン進入禁止ペナルティは重いので避けられるなら避けるべきだろう。
「浜辺階層で一番の特徴はそのマップ構造だな。砂浜が細い通路のようになっている場所もあり、草原のようにいつも広い場所で戦えるとは限らないので気をつけろ。特に海から飛び出してきたモンスターに挟まれて、ヘイトをうまく取れないと後衛が殴られたりするからな」
前後からの挟み撃ちされるような形になると普通に戦いづらいので注意が必要。
タンクのガードも判定があるのは自身の前面だけで、ケツを掘られると無力だしね。
「出てくるモンスターは海に関するものが多いな。魚型、貝型、エビ型。砂人形のようにあまり関係ないものもいるが、属性としては雷属性弱点のものが多い」
「なら雷属性武器を持つのがいいんでしょうか?」
「いい質問だな、ルーク。確かに雷属性弱点は多いが、さっき言った砂人形のように効果が薄いものもいる。属性が付いている武器の多くは、その分物理攻撃力が同ランクの武器より一段落ちるからな。雷属性武器一本だと逆に手間取ることもあるので注意するように」
例えば物理攻撃力100の武器に対して、同ランクでは物理攻撃力70+雷属性30といった振り分けのものが多い。
これは物理属性100%、雷属性130%の敵であれば前者は物理100✕100%で100のダメージ。
後者は物理70✕100%+雷30✕130%で109ダメージといった具合。
弱点を突ければ確かにアドバンテージはあるんだけど、非弱点の敵には火力が減るので属性武器の扱いはなかなか難しい。
「とはいえ有効に働く場面が多いのも事実。金に余裕があるなら物理オンリー武器と属性武器を使い分ける、なんてこともできるぞ。あと雷属性の魔法使いは攻撃が100%属性で構成されている分、弱点を突いた時のダメージ増加が大きい。こちらも浜辺階層では活躍してくれるだろう」
魔法使いはマップによって属性相性が出やすく、得意マップは露骨に大活躍できるぞ。
逆に苦手マップではお察しだけど、サブに光か闇を上げておけばある程度リカバリーできることもある。
「11階層以降はマップの変化以外にも、適正装備がワンランク上がるおかげでモンスターはかなり手強くなる。各自準備は怠らないように」
「はい!」
「いい返事だ」
☆★☆★☆
というわけで降り立ったのは11階層。
以前に一回来たときと同じく、本日も晴天だ。
その日差しは一桁階層の草原よりも強く、つい日焼けしたら嫌だなあなんて思ってしまう。
実際この世界だとどうなんだろうね、今度誰か連れてきて実験してみようかな。
自分でやれって?
嫌です。
「そんじゃ、行きますか」
今日の目的は浜辺フィールドの探索。
マップ構造自体は原作知識として知っているけれど、実際に見るのとは勝手が違う部分もあるのでじっくり進行の予定。
まずは見ての通りに砂浜の続く一本道を北へと進んでいく。
白い砂浜は草原よりも足が沈んで歩きづらい。
コケたりしたら恥ずかしいから気をつけないと。
今は片手剣を装備しているけれど、この辺ではあまりモンスターは出てこない模様。
一本道でエンカウントが多いと同級生で渋滞ができそうだから配慮したんだろうか。
ちなみに今日は無茶なレベリングはしないので般若面はつけないつもり。
マラソンレベリングしないならゆっくり進行できるし人に見られてたら気付けるだろう、たぶん。
問題は砂浜しかないと視界が通り過ぎることだけどそこは心配無用。
少し進むとヤシの木が生えてくるのに加えて、それに比例して陸地の面積も増えてくる。
まあ基本は浜辺なんだけど。
「そろそろいいかな」
最初の転移陣から視界が通らないところまで移動して、武器を片手剣から刀に持ち替えた。
「おっ、第一犠牲者発見」
現れたのはスパイクフィッシュ。
背びれがトゲのようになっている見た目が凶悪な魚。
それが泳ぐように空中に浮かんでいる。
なんで魚が空飛んでんだよ、教えはどうなってんだ教えは。
『シャーッ!』
縦×横が30センチ×40センチくらいの結構な大きさのそれが、空中を滑るようにこちらへ噛みついてくる。
「『居合』」
とはいえ直線的な攻撃はカウンターのタイミングも取りやすい。
鞘から放たれた居合はスパイクフィッシュを捉え、そのまま地面に叩き落とした。
「『縦一文字』『縦一文字』『居合』」
二度目の居合からのダウンにスキルからの通常攻撃を入れ、復帰直前にトドメを刺す。
無事消滅するスパイクフィッシュと、その後に残ったのは魔石【Ⅱ】がひとつ。
11階層からランクが【Ⅰ】→【Ⅱ】に上がった魔石は同じくこの階層で取れる素材でのアイテム生成や、特殊効果【Ⅱ】の付与へ使えるぞ。
「うん、火力は良い感じかな」
いま俺が装備しているのは、シャオに作ってもらったランク2装備の『上鉄刀』に付与合成を用いた攻撃力増加【Ⅲ】と斬撃属性強化【Ⅲ】を付けたもの。
この階層で用意できる範囲では最上級の武器なので火力は十分だ。
まだ防具は揃ってないから最高火力じゃないが、それでも快適に探索できる範囲。
みんなに感謝しないとね。
なんて思いながらマップを進むと、今度は二体スパイクフィッシュが現れる。
「うわ、やりづらっ」
横に並んだ二体のスパイクフィッシュは、互いの身体を空中ですり抜けるように突進してくるので、片方を壁にしてもう片方を殴る戦法がやりづらい。
こう考えると地に足ついてた(文字通りの意味で)モンスターたちはやりやすかったなあ。
まあそれでも、手こずるほどじゃないけれど。
「『居合』『横一文字』」
居合で取ったダウンから、二体まとめて横の薙ぎ払いスキルでトドメを刺す。
横攻撃スキルはこういう時に便利。
当てやすい分威力はちょっとだけ落ちるから、単体ならちゃんと縦スキル当てたほうがいいけど。
よし次。
今度は何が出るかなー、と思いながら砂浜を進むとモコモコと地面が盛り上がる。
「うわでた」
そこから砂が落ちると、現れたのは白い二枚貝の化け物。
幅1.5メートルくらいあるそれは、殻をピッタリと合わせてこちらの攻撃を拒絶している。
シュッ。
二枚貝の化け物(公式名称)が殻の隙間から水を飛ばしてくるのをサッと避けてそのまま距離を詰めていく。
「『縦一文字』」
スキルを使って上から殴ると、『ガンッ』と鈍い音と共に弾かれる手応え。
かったぁい……。
こいつ斬撃効きづらいんだよなぁ。
その一発で減ったHPはゲージのミリ。
目算で倒すまでにスキルで20発以上斬る必要があるのは所要時間的にもSP的にも流石に勿体ない。
「しゃあっ! 『ローキック』!」
今度はサブスキルの蹴りで繰り出した下段蹴りによる打撃ダメージ。
今度は弾かれた手応えはないんだけど、やっぱりダメージはミリ。
属性的にはこっちの方が通りやすいはずだけど、蹴りは本職じゃないからなあ。
武器の特殊効果も斬撃属性強化だから打撃には乗らないし。
そんな考察をしていると、ズリズリと地面を這って向きを変える二枚貝がこちらに向いて再び攻撃。
再び飛んできた水は問題なく横に避けられるけど、パリィが取れないのが最大の問題。
当然居合もこの攻撃には無力だ。
しかもこいつ、この攻撃しかしてこないんだよね。
移動速度が遅いのも相まって、諦めて逃げるのは簡単なんだけど……。
折角だし倒してくか。
もちろん、延々殴り続けるのとは別の方法で。
俺はインベントリを操作して、スッと取り出したアイテムを放る。
それは放物線を描いて二枚貝に当たり、ぼふんと紫色の煙が舞った。
投げたのはケミーに作ってもらった毒袋。
効果は当たった地点を中心に、継続的に毒蓄積のある粉を留まらせる。
動きの遅い二枚貝にはピッタリの効果だ。
そのまま少し待ち、二枚貝が毒になるとその殻がパカっと開かれる。
これは二枚貝を毒にした時特有のモーションで、中身を直接殴れるようになるぞ。
「死に晒せやオラァ!」
手間を掛けさせられた鬱憤を晴らすように、斬る、斬る、斬る。
中身は物理属性全般が弱点なだけあってワンターンでHPを削り切りモンスターは消滅した。
「ふー、強敵だった。おっ、レアドロップじゃーん」
その場に残っていたのは魔石と白銀真珠。
白銀真珠は5000オーラムで売れるので、毒袋の費用を差し引いても大幅プラスだ。
まあ落ちなかったときはお察しだけど。
闇属性使える魔法使いがいれば魔法で毒入れられるから楽なんだけどなー。
そんなことを思いながらもフィールドを歩き、まっすぐ続く海岸線から少しせり出した砂浜を進む。
その先は程なくして海に沈む、んだけど水面をよく見ると浅瀬が先へと続いているのがわかる。
俺はそこに踏み込んで漣を足で感じながら進んでいくと、足場が丸く広がっている所にたどり着く。
水面の反射で陸地からは見えない、ちょっとした隠れスポットだ。
そしてゲームらしく、隠れた場所には意味がある。
「あった」
そこで身を低くして水底を探すと、キラリと光る石を見つける。
透き通ったその石の名前は純水晶。
一個2000オーラム。
魔石【Ⅱ】が1個150オーラムの買い取りなのでおよそ13個分、中々の稼ぎだ。
「んー……」
目を凝らして周囲を探すと、二つ三つと見つけることができた。
「うん、こんなもんかな」
結局円形の浅瀬をぐるっと一周して、見つけた純水晶は四つ。
合計8000オーラム、ちょっと時間がかかったけど稼ぎとしては十分だろう。
ちなみにここは月が見える夜に来ると、海底がキラキラと光って絶好のスクリーンショットスポットだったりする。
まあこの世界で俺がその光景を見に来ることはないだろうけど。
んじゃ次、ということで到着したのは小さな島。
島の反対側まで歩いて数分程度の陸地は、内側にヤシの木と背の高い草が生えている。
その中で探すのは点在したヤシの木の中でも三本が並んでいるところ。
これ自体は特に意味はないんだけど、別のものを探すための目印だ。
そこからまっすぐ海岸に進み、海の中へと飛び込む。
どぼーんと沈んだ海の中はちょっと緑がかったアクアブルーの世界。
澄んだ水の中は視界良好で自分の身長の倍以上ある深さでも海底まで見ることが出来る。
うーん、服のままでも泳ぐには問題ないけど、流石に武器は邪魔かな。
服防具を装備のままでもイメージしていた着衣水泳よりは泳ぎやすいけれど、流石に1キロ近い鉄の棒を腰に差しているのは重みを感じる。
なのでインベントリを操作して武器だけしまっておくことにした。
さて。
改めて海中を探すと見つかるのは平和そうに泳いでいる複数の魚。
どれも原作で見覚えのある種類だけれど、やっぱりレア魚は見当たらない。
あれも高く売れるからせっかくなら捕まえたかったんだけど、やっぱり釣り限定なのかなー。
レア魚を探すのは諦めて、今度は海底に視線を向けるとそこには流木が埋まっているのが見える。
「ゴボゴボゴボ(よいしょ)」
力を入れて引き抜くと、その流木はそのままインベントリに収納された。
『古流木』
アイテム名はなんの変哲もない木だけど、海底にしか存在せず、探すのがめんどくさい系のアイテムなのでそこそこの値段で売れる。
これも一個2000オーラム。
自分で海に潜ってまで集めるのが手間に見合うかと言われると人によるかもしれないけど、今回はフィールドの確認なので問題ないかな。
ぶくぶく。
何度か息継ぎを挟んで古流木を回収したけど、そろそろ上がろうかな。
こんなところで水没死してペナルティのダンジョン出禁食らうのも馬鹿らしいしね。
すいすいと水中を泳いで浜まで戻り、ざばんと勢いよく海面から身を起こすと、知らない人と目が合った。
「うあああああ!!」
「うあああああ!!」
驚きに身を任せて斬り掛かってくる相手を躱して、反射的に蹴りスキルを入れる。
「ぐえーっ」
「あっ、やべっ」
「ロブー!」
俺が蹴り倒した男を起こすように、彼のパーティーメンバーが集まってくる。
俺はその間に髪から溢れる水を絞り、前髪を上げて顔を見せた。
「えっ、人間?」
「発言が失礼すぎない?」
流石に人間だよ。
「いや、そういうことじゃなくて。急に海から出てきたから」
海系の魔物が突然飛び出してくるのはよくあることだから気持ちはわからないでもないけど。
「まあビックリしたのはお互い様だから、ここはおあいこってことで」
実際に蹴り倒したのは俺だけど、先に攻撃してきたのはあっちなのでイーブンということにしてもらいたい。
「そういうことなら……」
一応の和平が成立したので、改めて相手側のメンバーを見る。
腹を押さえてうずくまってるひとりと、それを囲む三人。
合計男四人のパーティーで、俺のクラスメイトは残念ながらいない。
知り合いがいたら話も早かったんだけど、まあ俺の知り合いの数を考えたら妥当な確率か。
「いつつ……」
ロブと呼ばれた男が蹴られた腹を擦りながら立ち上がる。
「大丈夫か?」
「ああ、問題ない」
ならよかった。
「急に蹴って悪かったな」
「こっちこそ急に斬り掛かって悪かった。ところであんたはこんな所で潜って何をしていたんだ?」
「ああ、それなら……」
俺はインベントリから古流木を取り出して砂浜に挿して見せる。
「海底にこれがあるんだよ。アイテム名は古流木。学園の買い取りで一個2000オーラム」
「マジか」
「大金じゃん」
「まだあるのか?」
「いくつか回収したけどまだ残ってたから、潜れば取れると思うよ」
「マジかよ」
「ちょっと探してくる!」
「あっ、俺も!」
ロブを含む四人の内三人が海に飛び込んでいくのを見送って俺はその場に腰を下ろす。
ふー、疲れた。
残った最後の一人は俺の隣に立ったままこちらを見た。
「うちのメンバーが取りに行っちゃったけど大丈夫だった?」
「ああ、さっきの詫びもあるし気にしなくていいよ」
「そっか、よかった」
アイテムの場所を教えてもらったのはともかく、それを本人の前で回収しに行くのは揉め事の種になりかねない。
残った彼はそれを懸念して確認するために話しかけてきたんだろう。
「隣、座ってもいい?」
「もちろん」
「ありがと。僕の名前はオルガ」
オルガと名乗った少年は身長が低く線も細い。
ここで会ったから同級生だってわかるけど、学園の外なら歳下と言われても気付かなかったかもしれない。
ちなみに原作キャラじゃないのでステータスなど詳細は不明。
「俺はジャック」
「ジャックはソロでここまで来たの?」
「ああ、と言ってもパーティー組むこともあるけどな。今日は探索主体でアイテム拾ってたからソロだけど」
「そうなんだ。僕たちはみんなでレベル上げしてたんだけど、この階層は敵が強くて大変だね」
「フィールドが切り替わると雑魚の強さも一段上がるからな。オルガは魔法使い?」
原作キャラではない彼のステータスはわからないけれど、小柄な体格と身を包むローブで推測はできる。
他のパーティーメンバーはみんな身長高めだったから、唯一の後衛職なのかな。
「うん、闇属性がメインでサブが炎属性」
「なら二枚貝の化け物とか見た?」
「あー、いたいた! すごく硬くて苦労したよ!」
ダンジョンの中だと共通の話題を探す必要がないのは楽でいいね。
「あいつは毒にすると殻が開いて中身を直接攻撃できるようになるよ」
「そうなんだ!?」
「他には甲殻類系にも毒は効きやすいかな。あと魚類は麻痺が通りやすいのが多い。他にも……」
なんて解説していると、オルガが感心したようにこちらを見つめる。
「ジャックは色々知っててすごいなぁ」
「これくらいなら学校の図書館で調べればわかるよ。あと闇魔法部ならモンスターの状態異常に詳しい人もいると思う」
「そっかぁ、僕も行ってみようかな」
闇魔法部には原作でも知識豊富な先輩がいたから、行けば色々教えてもらえるだろう。
それからオルガとはクラスの話をしたり、ユニークスキルの話をしたりで話が盛り上がり、気付けば海に潜ったメンバーが戻ってくるくらいの時間が経っていた。
「おーい、ふたりともー!」
目の前の海からざばんと飛沫が上がり、戻ってきた三人にオルガが視線を向けて声をかける。
「どう? アイテムは見つかった?」
「おう! おかげさまでたくさん取ってこれたぜ!」
言いながら彼らが浜辺に並べる古流木は合計9本。
「みんな凄いね!」
感心するオルガから視線を移して、俺が殴ったロブがこちらを向く。
「これもあんたのおかげだ! 1本貰ってくれ!」
「いや、取ってきたのはみんななんだから、みんなで分ければいいと思うよ」
「そう言うなって! それに9本じゃ四等分できないしな!」
受け取ってくれと差し出された古流木を見て、まあいいかとそのまま受け取る。
「そこまで言うなら、ありがたく貰おうかな」
決して安くもないのにその譲渡を快く行える彼の気前の良さも、仲間内で異論の一つも出ない意思の疎通も、自分のような利己的な者にはちょっと眩しい。
ギルド作ったのも、アクアさんたちとパーティー組んでるのも、行き着くところ自分のためだから余計に。
それから上がってきた三人は服を絞って、出発の準備をする。
「いろいろ教えてくれてありがとう、ジャック!」
今日はこれで学園に戻る四人とは目的地が逆方向ということで、最後に挨拶をして別れた。
嬉しそうなオルガの顔を見て、俺も軽く手を振る。
「どういたしまして。それじゃあまた」
「うん、またね!」
彼らの背中を見送って、俺は探索を再開する。
今日はいい出会いがあったなあ。
知り合いに闇属性の魔法使いが少ないから、状態異常が欲しくなったときは彼に頼もう、なんて思いながら俺はそのまま帰路についた。
・武器属性
武器には物理、属性、状態異常の三種類が設定されており、敵によってダメージに差が生まれる。
毒などの状態異常は攻撃することで蓄積値が溜まり、それが一定に達すると状態異常が発生する。
物理属性は更に斬撃、刺突、打撃の三属性、魔法属性は炎、氷、雷、光、闇の五属性が存在する。
各モンスターやキャラクターの装備する防具にはそれぞれ属性に対する耐性が設定されており、弱点属性で攻撃すれば大ダメージが期待できる。
・闇属性魔法
状態異常を得意とする属性。
毒・麻痺・混乱など複数の種類があり、各モンスターに耐性が設定されている。
雑魚敵の多くは効きやすい状態異常が設定されているが、それを的確にかけるには相応の知識が必要。
二枚貝の化け物のように特定の状態異常が特効として設定されている場合もあるので、使いこなせれば大きな助けになるだろう。
なお睡眠を付与する魔法は闇属性ではなく光属性に分類される。
・毒
一定時間ごとに敵に固定ダメージを与える。
毒は与えた手段によって固定ダメージの値が変わるが、一体に二種類の毒がかかることはなく後から付与されたものにダメージの値が上書きされるので注意が必要。