ダンジョン学園、ゲーム転生ソロ攻略中。   作:塔乃登

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前回のあらすじ
ヤバい女に目をつけられてる。
攻略と検証は順調。
望んで転生できるならルビーになりたい。


008.ギルド結成

「こんにちは」

「こんにちは、今日は何の御用ですか?」

 

 今日やってきたのは学生課。

 主に学校に関する手続きや申請を担当する場所で、ギルドの作成もここで行われる。

 

「ギルドの申請をお願いします」

「はい、書類はお持ちですか?」

 

 丁寧な対応をしてくれる事務のお姉さんに用意してきた書類を差し出す。

 原作だと窓口の対応はいつもこのメガネのお姉さんだったけど、この世界だと別の人の場合もあるのかな?

 

「これでお願いします」

 

 差し出したのは一枚の紙。

 書類といっても大したものではなく、代表の名前とその下にメンバーの名前他を最低三名書くという単純なものだ。

 学校の部活申請みたいなものを想像してもらえば大体あってるかな。

 

「お預かりします。それではギルドについて説明させていただきますね。ギルド結成は最低四名から、結成が承認された時点で部屋が一つ割り当てられます。それより大きい部屋が必要な場合は賃貸料が発生するので別途確認してください。こちらは大部屋の他に家一つを丸ごと借りることもできますが、当然費用は高額になります。また店を経営する場合は店舗型のギルドハウスをご利用ください」

 

「作業場付きのギルドハウスはありますか?」

「はい、生産職の専用作業場が用意されている場所もあります。広さはそれぞれですが、やはり広さに応じて費用は高額になりますね」

 

 錬金と付与の作業台はともかく、鍛冶場はどうやっても広さが必要だしなあ。

 まあ学園の設備なら最初から鍛冶場込みのギルドハウスが用意されているだろうし使いやすそうなところを探せばいいか。

 店舗自体はさほど広さは必要ないし。

 

「ところでジャックさんは戦闘科のようですが、ギルドの申請メンバーはこれだけですか?」

「はい」

 

 名前を書いてあるのは代表として俺と、ケミー・クローネ・シャオの三名。

 その三名は生産職なのでギルドのメンバーとしては変な構成なのは否定できない。

 

「そうですか、多くの場合は戦闘科が四名以上でのギルド結成か、もしくは生産科が店舗を運営するための結成になるので戦闘科一人というのは珍しいですね。可能であれば戦闘科の増員をお勧めしますよ」

「ありがとうございます、必要になったら考えてみます。といってもこのギルド自体は店舗運営が主眼のものなのでひとまずはこの形で大丈夫です」

 

「そうですか。ではこの形で受理させていただきます。問題がなければ数日で承認されますので通知をお待ちください」

「よろしくお願いします」

 

 

 

 スムーズにギルド申請を終えて、そのままシャオたちが作業をしている鍛冶場に戻ってくる。

 ここも鍛冶場に作業台を置けるから仕事する分には困らないんだけどね。

 ギルドのメンバーがこれから増えることも考えるとやっぱり専用のギルドハウスは欲しいところだ。

 機密保持的な意味合いもあるし。

 

「ただいまー」

 

 扉をくぐると、ケミーが素材を両手に出迎えてくれる。

 制服の上からローブを被ってるケミーは陰のオーラに溢れていてちょっと面白い。

 

「ジャックさん、ここのことなんですけどぉ」

「どうしたー、ケミー」

 

 そういえばギルドを結成することになった関係で、ケミーとクローネからシャオと同じように『さん付け』はいらないと言われたのでそうすることになった。

 逆に俺もさんはいらないって言ったんだけど、そこは二人とも続けるらしい。

 なんでなん?

 

「ここのアイテムの付与って回復強化【Ⅱ】じゃなくてぇ、【Ⅰ】であってますかぁ?」

「ああうん、それは【Ⅰ】で合ってる」

「どうしてか聞いてもぉ?」

「それは俺が個人で使う用だからね。わざわざ追加コストをかけて【Ⅱ】に付与合成する必要はないかな」

 

 付与には魔石も精霊粉も必要だから、合成するために付与の回数を増やすとコストが増える。

 店で売る用ならそれでも採算は取れるけど、個人で使うならそこまでする必要がない。

 

「あと今はクローネの方が忙しいから、あっちの工数を減らしてバランスとってる部分もあるけどね」

「そうだったんですねぇ……」

 

 納得したケミーは自分の作業に戻ろうとするのでその前に声をかける。

 

「それ終わったら別の仕事があるからよろしくね」

「ふえぇ……」

 

 

 

 ケミーに次の仕事を振って背中を見送ると、今度はシャオが作業場から出てきた。

 当然のように汗だくで、熱中症にならないかちょっと心配になるほどの熱量。

 現代日本なら作業場の環境は何らかの法律に引っ掛かりそう。

 

「ジャック、ちょっと聞きたいことがあるんじゃがいいかの?」

「どうしたの、シャオ?」

「装備の特殊効果なんじゃが、本当にこれでよいのか?」

 

 シャオに頼んだのは俺の装備。

 部位は頭・胴・腕・脚防具の四つ。

 それには全部統一して、筋力強化【Ⅱ】と気力消費軽減【Ⅱ】を付与する予定になっている。

 

「それで問題ないよ」

 

 筋力強化【Ⅱ】は文字通り筋力のステータスが上昇し、そこから計算される攻撃の火力が上昇する。

 気力消費軽減【Ⅱ】はスキルの使用や通常攻撃をするときに消費する気力が減るというもの。

 ラッシュ時に連続攻撃できる回数が増えるので、これも火力構成だ。

 

 刀に付けた攻撃力強化【Ⅱ】や斬撃強化【Ⅱ】のほうが火力上昇の効果は大きいんだけど、あの二つは武器にしか付与できない特殊効果なので防具にはこの二つが代わりの火力構成になる。

 そんな理屈は理解したうえで、シャオはイマイチ納得しがたい表情を浮かべる。

 

「普通は防御力強化やHP強化をつけるんじゃがのう……」

「普通はそうだろうね。全滅したらペナルティが重いのと、ボス部屋は離脱ができないからなによりも死なないことが最優先だし」

 

 でも俺にはいらないかな。

 まあ自分だって100%失敗しないわけじゃないけれど、保険の為にわざわざ火力落とすほどじゃない。

 さすがにワンパン即死のオワタ式になったら考えるけど、この装備で行く階層にはそこまで高火力のモンスターもいないし。

 

「まあジャックがそう言うなら信じるがの」

「うん、ありがとね、シャオ。あとそういう普通の装備は一般販売用にあとで作ってもらうことになると思うからその時はよろしくね」

「了解なんじゃよ~」

 

 俺の装備を作った後の一般販売用の装備はさっきシャオが言った生存構成にする予定。

 そっちの方が売れるだろうしね。

 

「ところでシャオ、汗すごいけど大丈夫?」

「これくらいいつものことだから大丈夫なんじゃよ~」

「それならいいけど、倒れたりしないように気を付けてね。そうだ、これあげる」

「これはありがたい」

 

 俺がインベントリから出して渡した飲み水をシャオは頭からざぶざぶとかぶり始める。

 えぇ……?

 

「はー、生き返るのう」

「ああうん、まあ本人がよかったならそれでいいけど」

「?」

 

 運動部みたいなワイルドさにちょっと驚いてしまった。

 まあ生産科って言っても鍛冶はだいぶ肉体派な感じはあるから納得感はあるけど。

 作業場も鍛冶仕様ってことで水を使えるように設計されてるしね。

 

「それじゃあわしは作業に戻るかの」

「うん、よろしくね」

「任されたんじゃよー」

 

 

 

 鍛冶場に戻っていくシャオの背中を見送って、机の前に座る。

 さて、俺も作業しようかな。

 えーと、俺用の装備の精霊粉はもう用意してあるから、次は販売用の装備か。

 

 まず『防御力強化』が青の精霊粉で、『HP強化』が緑の精霊粉。

 元素材への1枠での付与率は100%だから、必要なのはそれを合成した時の鉄インゴットに対する精霊粉で、ケミーの今の調合レベルが6、特殊効果【Ⅰ】の成功確率は82%だから必要な精霊粉は5個ずつ。

 

 次にこれを最終の装備品にするのにシャオの鍛冶レベルが7、クローネの付与レベルも同じく7、完成品に特殊効果【Ⅱ】を付与合成する成功率は44%だから、必要な精霊粉は各14個。

 んで防具1個に必要なのは前者が2つ、後者が1つだから各ワンセットにして、武器は別の効果を付与するから別の色の精霊粉が必要で……。

 

 個々はそんなに難しくない問題なんだけど、それを数えてアレコレ揃えていると頭が混乱しそうだ。

 ゲームの頃でも必要素材を集める必要はあったけど、確率補正自体はUIに表示される数字を100%にするだけでよかったからなあ……。

 

 ついでに言うと装備のランクが上がるほどシステムは複雑になるのでそのうち死にそう。

 がんばるけどさ。

 

「ジャックさん」

 

 とりあえず数を表にして紙に書こうということでペンを取っていると、奥から出てきたクローネに話しかけられた。

 

「クローネ?」

「はい、今お時間よろしいですか?」

「うん、なにか質問?」

 

 また付与についての質問かな。

 

「いえ、仕入れの計算が間違っていましたので修正しました。確認をお願いします」

「うわ、マジか。ごめんね」

 

 確認すると精霊粉の総額を出す掛け算が普通に間違っていた。

 恥ずかしい……。

 いうてこういう単純な計算も何回もやってたら間違えることも普通にありますけどね!(言い訳)

 テストでケアレスミスをしたことがない人間が石を投げなさい、って言うと目の前の相手は普通に投げる資格を持ってそうだから言い訳としては使えない。

 

「それともう一つ確認が」

「まだなにがミスってた?」

「いえ、ミスではなく。武器に付与する効果ですが、一律で攻撃力強化【Ⅱ】とスキル強化【Ⅱ】で合ってますか?」

「ああ、うん、それはそのままで合ってる」

 

 攻撃力強化【Ⅱ】はダメージを6%上昇させる汎用効果、一方スキル強化【Ⅱ】はダメージを10%上昇させるが文字通りスキルだけを強化するので通常攻撃等は強化されない。

 んでこの他に斬撃属性強化【Ⅱ】みたいな属性強化オプションもあって、こっちも効果は10%上昇。

 

 剣であれば突きが刺突属性だけど、それ以外はだいたい斬属性なので効果範囲はこっちの方が広いし、ほとんどの場合は戦闘での総ダメージもこちらの方が高くなる。

 ハンマーとか全部が打撃属性だから完全上位互換だしね。

 なのでなぜそちらを付与しないのかというクローネの疑問は至極当然のものではあるんだけど。

 

「理由をお聞きしても?」

「んー、一つ一つに最適な特殊効果を付けようとすると面倒くさいからかな」

「ジャックさん……?」

 

 冷たい目で見るのはやめてほしい。

 特殊な癖に目覚めそうだから。

 

「いや、真面目な話。装備に合わせて特殊効果を選ぶとまずそれを付与して管理するための手間が増えるでしょ。それに精霊粉の色も変わるからそれぞれ個別に配合して調整しないといけない。その手間のわりに得られるメリットは武器がちょっと性能上がってそれをちょっと高く売れるようになるだけ。みんなのレベル上げ効率が上がるわけでもない。 現状金には困ってないし、どうせ攻撃力強化【Ⅱ】とスキル強化【Ⅱ】のセットで販売しても十分に需要があるはずだから、それなら手間を減らして時間と労力を節約したほうが良いって考え」

 

 属性強化よりスキル強化の方が総合的に性能が落ちるとしても、そもそもランク【Ⅱ】の特殊効果を二つ付与した武器は他の販売品よりも高性能なのだ。

 同級生が営業している他の店の武器は攻撃力強化【Ⅰ】で3%上昇が普通なところ、うちで作ってるのは【Ⅱ】+【Ⅱ】で全火力6%+スキル10%上昇だからね。

 

 値段も他の生産職が作ったものよりは高くなるけれど、それでも性能比で見れば十分にお買い得。

 火力の上昇による探索とレベル上げの効率化、ボス戦で可能な限り火力を伸ばせることを考えればこれでも普通に売れるだろう。

 

 まあ最悪今のランクの装備を作ってるあいだは個別にオプションのセットを付け替えても手間的には許容範囲なんだけど、これからどんどんめんどくさくなることを考えたら普通にやりたくない、というか時間がもったいないからヤダ。

 ミスが増えそうな作業は簡略化してミスが起こる可能性自体を減らすのも仕事の工夫だしね。

 

「なるほど、そういう理由でしたか」

「うん、だからそれでよろしく」

「わかりました、これで付与します」

 

 彼女も納得してくれたようなので、その仕様で進めることに決まる。

 俺の理屈に不備があるならクローネは遠慮なく言ってくれるだろうから、その点は信頼できる存在だ。

 

 

 

 窓の外がすっかり暗くなった頃。

 作業を終えてこのあとどうしようかなと思っていると、ちょうど三人が作業場から出てきたので話をしておくことにする。

 

「みんな、ちょっといい?」

「なんでしょう?」

 

「店を開く時のことなんだけど、俺は前に出ないつもりだからよろしくね」

「そ、それってぇ、サボりですかぁ?」

 

「ケミーが俺のことをどう見てるのかはよくわかった」

「ひえぇ……」

「まあサボりなんだけどさ」

「えぇ……」

 

「そういう冗談はいいので、理由を聞いても?」

 

 クローネの言葉に俺は頷く。

 

「うん。まずこのギルドで店を出してみんなに作ってもらった装備を売るって話はいいよね?」

「はい」

 

「そこに錬金術師と付与術師、それに鍛冶師がいるのは自然なことでしょ? でも戦闘科の生徒がいるのは不自然。ついでに言うと今うちで作ってる装備を売ったら間違いなく、どうやって付与合成をしているのかって話になる。その時に明らかな異分子が秘密を握っていると推測されることを避けたいからって理由かな」

「なるほどのう」

 

 あの装備製作に必要ない戦闘科の役割は何で、ギルドの代表を務めているのは何故なのかという推理はされたくない。

 もちろん聞かれて仕組みをバラすつもりはないけれど、それでも付きまとわれたら面倒なことになるのは間違いないし。

 

「万が一にも精霊粉の配合が漏れて、模倣されたらこれからの予定に問題が出るしね」

 

 まあ何重にも超えないといけないハードルがあるからありえないとは思うけど、それでも用心しておくに越したことはない。

 あと単純に目立ちたくない。

 

「そういうことならわしは異論はないぞ」

「私も問題はありません」

「じゃあ賛成2反対1の賛成多数で可決ということで」

「アタシも反対はしてませんよぉ……」

 

「あはは、ごめんごめん。実際に開店時は迷惑をかけると思うけど、準備は手伝うからそういう事でよろしくね」

「はい」

 

 三人の目を見てお願いするとしっかりと頷いてくれて頼もしい。

 

「あとそれに関して、副代表を決めようと思う。頼む仕事は主に俺の代わりに人前に出て対応することかな」

「それならクローネでいいんじゃないかの」

「あたしもぉ、クローネさんでいいと思いますよぉ」

 

 候補者三名のうち二名から推薦されたクローネに俺も視線を向ける。

 

「クローネはどう?」

「そうですね、お二人がそう言うならお受けします」

「うん、俺もクローネが適任だと思うよ」

 

 他の二人が駄目なわけじゃないけれど、やっぱり合理的な判断を下せるのは彼女だろう。

 

 

 

 話はまとまったので解散して、残ったクローネといくつか話を決めておく。

 とりあえず外部との対応は基本的に俺の所まで持ってこなくても、彼女の権限で判断してもらうことにした。

 もちろん必要なら俺も働くけれど、どうでもいい事までわざわざ俺の確認取りに来るのは彼女からしても無駄な手間だろうしね。

 

「それじゃあこんな感じで。装備作成も順調なら月末には開店できそうかな」

「そうですね。今のところ製作にも問題はありません」

 

 すっかり暗くなった部屋の中、クローネがふと視線を上げてこちらを見つめる。

 

「ジャックさん」

「どうしたの、クローネ」

「私はジャックさんに、疑ったことを謝らないといけませんね」

 

 何の話だろうか。

 

「ジャックさんの話を疑ったことです」

 

 ああ、最初に付与錬金をしたときの話か。

 この世界では表示されない合成成功確率がわかるとか、妄言扱いされて当然まであるので別に俺は気にしていない。

 

「謝らなくていいよ。客観的に考えて疑わしいと思える視点と、そのうえで事実を受け入れて考えを改められる思考は素晴らしい資質だと思うし」

 

 信じがたいことを疑うこと、そのうえで事実を見て考えを改められることは一緒に仕事をするうえではとても大切なことだと思う。

 前者だけでなく、後者だけでもなく、両方を備えているのは頼もしいし心強い。

 こういう人が近くにいてくれると、一人じゃ足りない知恵の部分をカバーできてありがたいし。

 

「それにあんまり無条件に信用されてもね」

「迷惑ですか?」

「いや、どちらかというとその分責任を取らないといけない気がしてくるから」

 

 ちゃんと自分でリスクリターンと妥当性を考慮したうえでメンバーに加わってくれるなら、将来的に失敗しても相手側の自己責任という理屈で過失が軽減できる。

 逆になんでも信用されると、失敗した責任を10割自分で背負わないといけない気がしてくる。

 まあ俺の心持ちの問題なんだけどさ。

 

「そんな風に言われると、私もジャックさんに全てを委ねたくなってしまいますね」

「え?」

「ご迷惑でしたか?」

 

 突然の問いに言葉が詰まる。

 そんな俺の様子を見て、クローネはふっと微笑んだ。

 

 

「ふふっ、冗談です」

 

 




・ギルド
最小4名~最大50名で結成できる生徒同士の集まり。
戦闘科が集まったダンジョン攻略のための集まり、生産科が集まった商店運営のための集まり、その混合型の三種類が存在する。
原作では主人公の作るギルドと、主人公のライバル関係になるギルドという側面が強い。
最大定員50人だが、全て枠を埋めているギルドは稀。
ゲームシステム的にはギルド外のメンバーともパーティーを組めるので、プレイヤーが好きなキャラを集める枠になりがち。

・付与可能部位
武器や防具、装飾品、攻撃アイテム、回復アイテムはそれぞれ付与できる特殊効果が異なる。
攻撃力上昇は武器のみ。
逆に防御力上昇は防具のみ。
基本的に武器は火力系、防具は耐久系の傾向があるが、防具の筋力強化のように例外もあり。
装飾品には攻防以外の特殊な効果が多い。
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