宇宙世紀0110。
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サイド6宙域。
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連邦輸送艦《ヘカテー》。
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艦内は、
異様な静けさに包まれていた。
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数時間前まで、
確かに存在していた人間の気配。
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その半分ほどが、
今は消えている。
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だが艦は通常運航を続けていた。
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警報もない。
混乱もない。
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まるで最初から、
“そういう記録”だったかのように。
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処理は既に始まっていた。
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事故処理。
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それが、
公式記録になる。
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存在消失事故。
観測障害。
精神錯乱。
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連邦は、
今回もそう定義する。
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だが。
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レイジ・イルマだけは理解していた。
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あれは事故じゃない。
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“何か”がいた。
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空間を削る、
黒い存在。
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世界そのものが、
静かに欠落していく光景。
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そして。
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白い光。
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海の向こうに見えた、
白いガンダム。
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■医療ブロック
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レイジはベッドへ腰掛けたまま、
黙ってモニターを見ていた。
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包帯だらけの身体。
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火傷の残る頬。
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だが。
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目だけは死んでいない。
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モニターの向こうでは、
連邦士官達が慌ただしく動いている。
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『生存者は以上です』
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『精神汚染検査を開始』
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『共振値異常者を隔離しろ』
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レイジの眉が動く。
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精神汚染。
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その言葉だけが、
妙に耳へ残った。
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またか。
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昔からそうだった。
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問題児。
不安定。
危険。
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孤児院でも。
訓練校でも。
現場でも。
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誰も、
自分自身を見ない。
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結果だけを見て、
勝手に決めつける。
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「……クソ」
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小さく吐き捨てた時。
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端末が震えた。
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着信。
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非通知。
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レイジは眉をひそめる。
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こんな時間に。
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しかも非通知。
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嫌な予感しかしない。
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数秒迷い。
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通信を開く。
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『レイジ・イルマね』
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女性の声だった。
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落ち着いた声。
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だが。
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どこか張り詰めている。
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「誰だ」
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『説明している時間はないわ』
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「は?」
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『保安局が向かっている』
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レイジの表情が曇る。
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「何でそんな事——」
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その瞬間。
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病室の扉が開いた。
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黒い制服。
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連邦保安局。
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レイジの背筋が凍る。
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通信の女は、
本当に知っていた。
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『今すぐそこを離れなさい』
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「アンタ誰なんだよ」
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短い沈黙。
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そして。
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『今回の事件は、
あなたにも関係している』
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レイジが眉をひそめる。
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「どういう意味だ」
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『……あなたの出生の事でもあるの』
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世界が止まった。
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出生。
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孤児院育ちの自分にとって。
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その言葉だけは、
無視できなかった。
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「待て」
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「それどういう——」
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通信が切れる。
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同時に。
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保安局員が前へ出た。
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「レイジ・イルマ」
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「君を保護対象として拘束する」
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レイジは答えない。
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頭の中では、
別の言葉が響いていた。
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あなたの出生の事でもあるの。
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「……ふざけんな」
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保安局員が近付く。
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腕が伸びる。
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レイジは反射的に振り払った。
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「触んな!!」
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男の身体が壁へ叩きつけられる。
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騒然。
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警報。
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怒号。
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もう止まれなかった。
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■艦内通路
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赤色灯。
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警報。
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背後から武装兵が迫る。
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『止まれ!!』
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ビームスタン弾。
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レイジが転がるように回避する。
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考えていない。
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身体が勝手に動く。
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昔からそうだった。
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危険だけは、
何故か先に分かる。
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だが今は違う。
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胸の奥で。
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別の感情が燃えていた。
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知りたい。
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あれは何だった。
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あの白いガンダムは。
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黒い存在は。
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そして。
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自分の出生とは何なのか。
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■格納デッキ
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地球降下用シャトル。
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整備途中の旧式機。
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レイジは迷わない。
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飛び込む。
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起動。
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エンジン点火。
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『待て!!』
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警告。
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銃撃。
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火花。
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全てを振り切り。
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降下艇が発進する。
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サイド6が遠ざかる。
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宇宙が遠ざかる。
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そして。
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眼前に。
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青い星が広がった。
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地球。
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レイジは操縦席へ深く座り込む。
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荒い呼吸。
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鼓動。
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静かな宇宙。
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その全ての向こうで。
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答えが待っている気がした。
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「あれは何だったんだ……」
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呟きは誰にも届かない。
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だが。
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降下艇は、
確かに地球へ向かっていた。
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