機動戦士ガンダム:残響   作:片蔵清優

50 / 54
■第3巻 第6章後 ■観測ログ

■対象

 

ジョブ・ジョン

 

 

宇宙世紀を生き残った男の一人。

 

 

地球連邦軍所属。

 

一年戦争時代より、

連邦軍技術部門へ所属。

 

 

後にモビルスーツ開発計画へ参加。

 

 

表舞台へ立つことは少なかった。

 

 

だが。

 

 

彼は常に歴史のすぐ傍にいた。

 

 

 

■一年戦争

 

ホワイトベース隊関係者。

 

 

アムロ・レイ。

 

ブライト・ノア。

 

カイ・シデン。

 

ハヤト・コバヤシ。

 

セイラ・マス。

 

 

彼らと同じ時代を生きた。

 

 

戦場を共に駆けた英雄ではない。

 

 

だが。

 

 

英雄達が生き延びる世界を、

後ろから支え続けた人間である。

 

 

 

終戦後も軍籍を維持。

 

 

技術士官として各種開発計画へ参加。

 

 

連邦軍再建。

 

 

モビルスーツ技術発展。

 

 

宇宙世紀そのものの変化を見続けた。

 

 

 

■グリプス戦役

 

直接的な戦闘参加記録は少ない。

 

 

しかし。

 

 

戦争によって失われていく人々を、

何度も見送っている。

 

 

 

■第一次ネオ・ジオン抗争

 

■第二次ネオ・ジオン抗争

 

 

同様。

 

 

彼は最前線ではなく、

後方支援と技術部門に所属。

 

 

それでも。

 

 

失われる命。

 

 

終わらない戦争。

 

 

変わり続ける世界。

 

 

その全てを見続けた。

 

 

 

■宇宙世紀0112年

 

現在。

 

 

S.N.R.I.

 

(サナリィ)

 

特別技術顧問。

 

 

連邦軍退役後も、

技術協力を継続。

 

 

モビルスーツ開発。

 

サイコフレーム研究。

 

観測技術。

 

 

多岐に渡る分野へ関与している。

 

 

 

■人物評価

 

穏やか。

 

常識人。

 

苦労人。

 

 

同時に。

 

 

宇宙世紀における

数少ない生き証人でもある。

 

 

歴史を語れる者。

 

 

歴史に飲まれなかった者。

 

 

そして。

 

 

英雄ではないからこそ、

英雄達を正しく記憶している男。

 

 

 

■観測補足

 

アムロ・レイ。

 

シャア・アズナブル。

 

ブライト・ノア。

 

セイラ・マス。

 

 

彼らを知る者は、

既に少ない。

 

 

ジョブ・ジョンはその一人である。

 

 

だからこそ。

 

 

彼は今も観測を続ける。

 

 

消えゆく記録を。

 

 

忘れられた歴史を。

 

 

そして。

 

 

海鳴りのように残り続ける

“残響”を。

 

■追加観測

 

ジョブ・ジョンは、

歴史を変えた英雄ではない。

 

 

だが。

 

 

歴史を記録し続けた観測者である。

 

 

英雄達が戦場で未来を切り開くなら。

 

 

彼はその未来を、

技術と記録によって支え続けた。

 

 

一年戦争終結後も軍籍を維持。

 

 

技術者として、

宇宙世紀の激動を見続けた。

 

 

グリプス戦役。

 

 

第一次ネオ・ジオン抗争。

 

 

第二次ネオ・ジオン抗争。

 

 

時代は変わっても。

 

 

戦争だけは終わらなかった。

 

 

彼はその全てを、

後方から見届け続けた。

 

 

だからこそ。

 

 

未接続領域という、

誰も経験したことのない現象を前にしても、

彼は逃げない。

 

 

戦場を知るからではない。

 

 

人を知っているからである。

 

 

彼の言葉が、

時に英雄達の背中を押すのは、

長い宇宙世紀を生き抜いてきた

重みそのものなのかもしれない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。