「……そろそろランキングを確認しに行くか?」
武器を渡した後、アルゴと一緒に昼食を食べて外で軽く狩りをし終わって提案した。
「そうだネ、これで優勝なら新しい情報が入るヨ」
「……俺を売る気か?」
「鍛冶の依頼が来るならいいだろウ?」
「……趣味で鍛冶をしていただけだ。顧客を取る気はない」
「そうだったのカ?てっきり作ってるかと思ってたゾ」
「……俺が作ったなんて噂聞いたか?」
「……………ないナ」
「……つまりはそういうことだ」
アルゴと話しながらさっきの広場まで戻ってきた。するとアルゴが駆け出していった。アルゴを追いかけると昨日あった剣士とピンク髪の鍛冶屋っぽい女がいた。
「キー坊、久しぶりだナ」
「昨日あったばかりだろう」
「……アルゴ、急に走るな」
「ごめんナ、キー坊を見つけたからナ」
「アンタ昨日の!」
「キリト、何かあったの?」
「あ、あぁ少しな」
どうやりこの剣士の名前はキリトらしい。
「キミがリズペットかイ?」
「えっ?わ、私のこと知ってるの?!」
「そりゃSAOで二番目にマスタースミスになったプレイヤーだからナ。結構有名だヨ」
「有名………ん?二番目?一番は誰なの?」
「レン坊だヨ!」
「こいつが一番?あんまり鍛冶屋には見えないし、見たことないわね」
「……客をとってないだけだ」
「ふーん、まぁ今日のランキングは私の勝ちね!自信作だったからアンタの作った物貰ってくわよ!」
「……好きにしろ、俺は行くからな」
「レン坊、待ってくれヨ」
「なぁアルゴ、アイツは何なんだ?鍛冶スキルをリズより早く極めて、おまけにSAOじゃありえない銃を使ってる。なにか知らないか?」
「すまないけど、レン坊の情報は売れないナ。自分で調べてくれヨ?」
そう言ってアルゴは戻っていった。
「なんか不思議な奴だったね、キリト」
「…………そうだな」
「それじゃあ、ランキングの発表だ!まず第三位、細剣『ブラッドフルーリ』を作ったジャックだ!賞金5万colが出るぞ!」
人混みの中で金髪の男がガッツポーズをしていた。
「次に第二位、片手剣『ミステリアスブレード』を作ったリズペットだ!賞金10万colが送られるぞ!
「うっそ?!二位?、一位じゃなかったの?!」
「残念だったな、リズ」
「うー、悔しいわー!」
「これはチャンスだナ、レン坊」
「……別に優勝しなくても暇が潰せたからいいんだが」
「そして栄えある第一位の発表だ!第一位、大剣『アスカロン』を作ったレッドラムだ!耐久値、付加スキル、そして何より圧倒的な攻撃力でぶっちぎりの一位だ!」
「優勝だってサ!おめでとうレン坊!」
「……まぁいいか」