「……ラフィンコフィン?」
「最近噂になってる殺人ギルドだヨ、話しくらいなら聞いたことあるだロ?」
「……何度かな」
「そのラフィンコフィンの一部がこの層に来てるらしいから、外に出るときは気をつけたほうがいいゾ。まぁレン坊の強さなら囲まれても切り抜けられそうだけどナ」
「……分かった」
「……ラフィンコフィンだったか?遭遇する前にさっさと用事を済ませておくか」
クエストの条件を達成していたので向かおうとしていたのだが、アルゴに止められかけたのですぐ戻ると言って出てきた。
「……殺人ギルドか、タイタンズハンドの仲間か?」
「Oh、タイタンズハンドを知ってるの?アナタ」
「……背後からいきなり話しかけられると驚くのだが」
「ちっとも驚いてる気がしないわ」
「……誰だ?」
「ダメねぇ、人に名前を聞くときは自分から。マナーでしょ?」
「……レッドラムだ」
「レッドラム……redrum………murder、殺人鬼?面白い名前ね」
「……よく分かったな」
「フフッ、それは同じ仲間だからじゃない?」
「…………ラフィンコフィンか?」
「Exactly(その通りよ)」
「……噂は本当だったんだな」
「それよりも、少しお話しない?私達ちょっと困ってる問題があるのよ」
「……聞くだけ聞こう」
「…………普通断らない?」
「……あいにく普通じゃないんでな」
「アハハ、アナタ気に入ったわ!じゃあ付いて来なさい」
そのまま裏路地に歩いて行くと転移結晶で一緒に飛ばされ、前に見たことのある洞窟の前に辿り着いた。
「……ずいぶんと下層にあるんだな」
「盲点でしょ、情報屋には教えちゃダメよ?アナタを殺さなきゃいけなくなっちゃうから」
「……分かっている」
「帰ったわよ」
「ボスおかえり……そいつ誰?」
「新しい、奴が、入った、なんて、聞いてない」
「さっき街で拾ったのよ。面白そうだったからね」
「なにしてんだよボス!そいつがこのアジトの場所バラすかもしれないだろ!」
「そいつ、危険だ、殺したほうがいい」
「手出すなよ、殺すなら私だから」
「……アンタ名前は?」
「……レッドラムだ」
「逆から読むと殺人鬼よ、面白いでしょ?」
「なんで逆だと殺人鬼なんだ?」
「バカだな、英語にして、逆に、読めばいいだろ」
「うるせーな、そんぐらい気づいてたわ!」
「どう、だかな」
「……それで?要件は何だ?」
「そうそう、近々血盟騎士団の連中我ここに来そうなのよね、それを殺す手伝いをしてほしいな♪」
「……断ったら?」
「殺す」
「……別の方法があるぞ?」
「どんな方法?」
「……俺がお前を殺す」
「ふざけてんじゃねーぞ!」
「……最後まで聞け、本当に殺すわけじゃない。死んだふうに偽装するだけだ。あくまで今回を逃れるだけだがな」
「どうするの?」
「……耐久値の少なくなったマントでも羽織ってろ、俺がお前に剣を刺してマントが壊れたタイミングで転移する」
「………いいんじゃ、ないか?バレなさ、そうだしな」
「…………いいじゃんいいじゃん!最高だよ!やっぱりアンタうちに来ないか?好きなことさせてやるよ!」
「今でも十分自由だ、遠慮しておこう」
「なら決行するタイミングで連絡くれよ?フレンド登録しておくからな」
「……悪用するなよ?」
「なら私の位置情報も売らない?」
「……教える気もない」
「なら結構!」
「……それじゃあな、また連絡する」
「次あったら話してくれよ!どんくらい殺したとかさ!」
「……考えておく」
まさかの圏内事件の再現です、時系列的には圏内事件よりも前ということにしておいてください。じゃないとキリト君がすぐ見破るので。