私はヒューマギア   作:雨風歌

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14話 私の恐れるもの

 

-数時間後-

 

不破「どうだ?」

 

私は或人社長から不破さんへと託されたZAIAスペックを預かるとすぐに使用者の特定のためにZAIAスペックを調べるとすぐに使用者を特定する事に成功した。

 

サヤ「京極大穀…ZAIAの開発部の主任の方みたいです…」

 

不破「なんだと!?」

 

サヤ「まさか…ZAIAが裏で絡んでいたなんて…」

 

不破「まずは奴の身柄を抑えるぞ!!」

 

サヤ「はい」

 

 

私達はZAIAにて会社に戻る筈の京極大穀を待ち伏せしていると京極大穀が私達の前に姿を現して私達は行く手を塞ぎにかかる。

 

大穀「誰ですか?!?」

 

不破「お前がレイダーの正体だな?」

 

大穀「レイダー?何の事だか…では失礼します…」

 

サヤ「とぼけたって無駄です…貴方がこのZAIAスペックの使用者である事は解析済みです!!」

 

大穀「くっ…ヒューマギア!?」

 

私はジャケットから解析したZAIAスペックを取り出して掲げると不破さんは得意げな表情を見せた。

 

不破「こいつの解析能力を甘く見て貰っては困る!!」

 

大穀「う、うわあああああ!!」

 

サヤ「っ!!」

 

私の手からZAIAスペックを取り返そうと京極大穀が私を押し倒そうとするが私は冷静に京極大穀の腕を掴むとそのまま地面に叩きつけた。

 

大穀「ぐはっ…」

 

サヤ「大人しくしてください…貴方を重要参考人として社長の元に連行します」

 

 

私達は京極大穀を天津社長の前に連れてくると天津社長は京極大穀の事を詳しく知らないのか部署名を尋ねており京極大穀は泣きながらも自身の所属を名乗っていた。

 

大穀「ヒューマギアが勝負に負けるように仕向ければ…社長のお役に立てると思い、会社からレイドライザーを持ち出して…」

 

不破「会社から?」

 

イズ「なるほど。それなら全ての矛盾が解消します…A.I.M.Sが使用していたショットライザーとレイドライザーの構造が何故似ているのか…」

 

或人「まさか…」

 

イズ「開発元が同じだったのではないですか?」

 

天津「……」

 

不破「何黙ってんだ社長!!」

 

不破さんは京極大穀を放り出すとイズと私が彼の腹部にチョップをして動きを止めると不破さんが怒りの表情で天津社長に詰め寄った。

 

不破「おたくらの開発した物騒なもんでどれだけの被害が出てると思ってるんだ!!」

 

天津「危険なヒューマギアに対抗するためA.I.M.Sが使う兵器がショットライザーなら民間人が使う兵器がレイドライザー…つまり人命救助のための正義のテクノロジーなんですよ!!」

 

或人「でもそれが悪用されたのは事実だろ!!」

 

天津「そのような証拠は存在しません」

 

不破「証拠ならある!!この…ZAIAスペックにな…」

 

不破さんは解析したZAIAスペックを掲げると天津社長は証拠となるZAIAスペックに狙いを定めた。

 

天津「そのZAIAスペックは回収させてもらいましょう」

 

不破「証拠隠滅する気か?とうとう本性を現したな!!」

 

 

(ブレイクホーン!)

 

 

天津「変身」

 

 

(オーバーライズ!)

 

 

不破「変身!!」

 

 

2人は変身を完了させると倉庫の中で戦いを始めてしまい、私は物陰から2人の戦いをじっと見守る事しか出来なかった。

 

サヤ「不破さんの攻撃を見切ってる…」

 

天津社長は不破さんの銃撃を躱しながらサウザンドジャッカーを叩きつけるとプログライズキーを装填していた。

 

 

(ポイズン!)

 

 

(アサルトチャージ!)

 

 

サヤ「駄目…間に合わない…」

 

サウザーの必殺技が先に繰り出されて不破さんは空中に持ち上げられると胸を蠍の針が突き刺さったまま空中で爆発が起こり変身の解けた不破さん倒れ込み、ZAIAスペックが床に転がった。

 

サヤ「壊させない!!」

 

私は慌ててZAIAスペックを拾い上げて胸に抱えるが、天津社長に腕を掴まれてしまった。

 

天津「渡してもらおう…」

 

サヤ「ぐふっ…」

 

或人「やめろ!!」

 

私は膝を叩き込まれてしまい地面に倒れ込み、ZAIAスペックを落としてしまい天津社長は私の目の前でZAIAスペックを踏みつけて破壊してしまった。

 

天津「我が社のイメージはクリーンでなければならない」

 

或人「一企業の社長がやることかよ…」

 

天津「会社を守る事は社長の務めです。」

 

迅「やっぱり人間って悪意に満ちてるな…」

 

そこに復活した迅が歩いて来て全員が驚きの表情を浮かべながら迅へと視線を向けるが迅は赤いプログライズキー揺らしながら天津社長へと向き合った。

 

唯阿「迅…?」

 

迅「人類こそ、この星の悪だ。お前達がその証拠!!滅亡迅雷netがいなくたって、人間同士が勝手に憎み合って争ってるんだもんな…」

 

サヤ(迅…今までとは雰囲気も話し方もまるで別人みたい…)

 

迅「サウザー!!滅のキーは返してもらう!!」

 

私が迅の変わりように驚いていると迅は赤いベルトを装着すると赤いプログライズキーをチェーンから外して起動させた。

 

 

(インフェルノウィング!)

 

 

(バーンライズ!)

 

 

(Kamen Rider…Kamen Rider…)

 

 

迅「変身」

 

 

(スラッシュライズ!)

 

 

迅は赤いプログライズキーをベルトに装着するとそのままトリガーを引いて炎の翼を模した装甲を身に纏って変身を完了させた。

 

 

(バーニングファルコン!)

 

 

迅が変身を完了させると装甲から飛び出した炎が辺りに散らばって辺りは炎のリングのようになってしまった。

 

サヤ「あ…あ…ああああ…」

 

不破「サヤ!?」

 

唯阿「まずい!!」

 

私は一瞬で燃え広がる炎が自身の部屋が燃えていくのを再び思い出してしまい私は思わず頭を抑えてうずくまってしまった。

 

不破「火事の現場では大丈夫だったろ!?」

 

唯阿「かつてのトラウマはいつ再発してもおかしくない!!」

 

サヤ「嫌…嫌…嫌っ!!ああっ!!」

 

私は爆風を浴びてしまい思わずヒューマギアモジュールが赤く激しく発光してしまいかつての記憶が頭の中に映像として甦った。

 

沙耶(どう?セーラー服!!似合ってる?)

 

???(よく似合っているよ沙耶…)

 

沙耶(入学式…絶対来てくれるよね?)

 

???「あぁ…午前中の仕事を終わらせたら必ず行こう」

 

沙耶(絶対だよ?約束!!)

 

サヤ「あれ…窓から見える景色…どこかで見たことある…」

 

一瞬だけ窓から見える景色と部屋の間取りなどから私はどこかの高層マンションに住んでいることがわかった。

 

サヤ「マンション…」

 

場面は切り替わり自分の部屋が燃えている様子が映し出されてベッドから這い出る私の様子であった。

 

沙耶(熱い…燃えていく…思い出が…制服が…)

 

壁を見ると高校に着て行く筈だったセーラー服が燃えており焼けていくスカートがハンガーから外れて地面に落ちてセーラー服は真っ黒に燃え尽きてしまった。

 

沙耶(お父さんに写真を撮ってもらうつもりだったのに…)

 

やがて自分の体も燃え始めて私は外へ脱出するために部屋から出るが途中で力尽きてしまった。

 

再び場面は切り替わり、私は手術台のような場所に寝かされており自身の体を見るとヒューマギアモジュールが装着されており、髪型も茶髪から紺色に変わり、服装も水色と白のまるで青空と雲をイメージするようなジャケットを着せられていた。

 

???(貴方は?)

 

???(突然の電話ですまない…君に娘を任せたい…)

 

???(娘?)

 

???(この子は火事で体を失い、ヒューマギアとして甦った…)

 

サヤ「電話の音声が聞こえる…一体誰!?」

 

???「ヒューマギア!?」

 

???「この子の身柄をA.I.M.Sに預かってほしい…」

 

???「何故ですか!?貴方が彼女の側にいてあげれば…」

 

???「今の私にその資格はない…それに私にはやるべきことがある…」

 

???「やるべき事?」

 

???「頼んだぞ…」

 

???「わかりました」

 

私は話を聞いているのが女性だとわかり、この声がどこかで聞いたことがあると思い声の主の顔を思い出そうとしたが私は突如目を覚まして起き上がった。

 

唯阿「大丈夫か?サヤ!!」

 

サヤ「唯阿さん…」

 

私を介抱する唯阿さんの顔を見ると私の頭が傷み始めて私は思わず頭を抑えた。

 

サヤ「うぅっ…」

 

直後に再び私は唯阿さんに支えられながら意識を失ってしまうが意識がなくなる直前に記憶の中で話していた女性の声が誰かがわかってしまった。

 

サヤ「唯阿…さん…?」

 

 

 

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