サヤSide
目を覚ますと私はリクライニングチェアで横になっておりゆっくりと体を起こした。
サヤ「ここは…いえ、私は?」
ふと目を瞑り、これまでの記憶を思い出そうとしたが頭の中の記憶が呼び起こされず私は目を開けた。
サヤ「私は誰?全然思い出せない…」
側に置いてある大きな鏡が目に入り、鏡の前に立ち私は自分の姿を確認していた。
サヤ「これはヒューマギア?」
鏡を見ると自分がヒューマギアヘッドセットを身に付けているのが目に入り、ヘッドセットに触れた。
サヤ「これは…!?」
ヘッドセットに触れると私の頭の中に様々な情報が浮かび上がり私の脳にAIなどが搭載されている事がわかった。
サヤ「ここは-A.I.M.S.の特殊技術研究所…」
リクライニングチェアに座り、私は次に自分自身の容姿を確認していた。
サヤ「私はヒューマギアなんだ…」
肩にまで掛かる髪は紺色であり、ジッパー付きのジャケットは白と水色の大人しい色をしており、キュロットスカートと黒いタイツを履き、手には黒い手袋をはめていた。
サヤ「駄目…検索しても自分の情報がわからない…」
目を閉じて再び自身の以前の記憶を頭の中のメモリーから探そうと目を閉じると部屋の外から物音が聞こえて来た。
唯阿「起きているか?」
女性らしき人物が入室して私はゆっくりと目を開けた。
サヤ「貴方は…」
唯阿「私はA.I.M.S.技術顧問の刃唯阿だ。」
サヤ「刃 唯阿さん…」
唯阿「自分のことを思い出せるか?」
サヤ「思い出せません…自分が何者なのか…」
私はその後、唯阿さんから自身が元は人間だった事を聞かされて突然の情報に困惑しながらも唯阿さんに連れられると車に乗せられていた。
サヤ「A.I.M.S.…ヒューマギア…滅亡迅雷.net…そして仮面ライダーですか…」
唯阿「お前にはA.I.M.S.に所属してもらい、ある男のサポートをお願いしたい」
サヤ「仮面ライダーバルカン。不破 諫さんですね」
私は渡されたA.I.M.Sの資料を瞬時にで読み取ってラーニングし、情報を確認すると隊長である不破 諫さんの情報が頭に浮かび上がった。
唯阿「あいつはいつも無茶をして大怪我をする…そこでお前にはあいつのサポートを頼みたいんだ。」
サヤ「情報によると彼はヒューマギアに激しい憎しみを抱いているご様子…私では不適任かと…」
唯阿「いや元、人間であるお前ならあいつの凍りついた心を溶かしてくれるじゃないかと思っている」
サヤ「唯阿さんでは駄目なのですか?」
唯阿「私はA.I.M.Sに長く留まれない…いつか元々の所属のZAIAに戻らなきゃいけないんだ。」
サヤ「ZAIAですか…唯阿さんは元々ZAIAの社員だったのですね?A.I.M.SにはZAIAからの出向で?」
唯阿「そうだ。いつか私が居なくなった時に私の代わりに不破を支えて欲しいんだ。」
サヤ「私が…彼を…」
-A.I.M.S-
A.I.M.Sの建物に辿り着いた私は唯阿さんの案内の元建物の中に入ると隊員達からの視線が一斉に私に向かって集中した。
唯阿「すまない…うちにはヒューマギアは居ない…普段は暴走するヒューマギアを殲滅しているからヒューマギアがここにいると注目されてしまうんだ…」
サヤ「大丈夫ですよ。早く打ち解けられるといいですが…」
唯阿「とりあえず、中を詳しく案内する。」
唯阿さんの案内でA.I.M.Sの隊員達が普段利用している会議室や装備などが置いてある場所などを詳しく見て回っていた。
サヤ「これがA.I.M.Sの装備ですか…ヒューマギア相手にかなりの重武装ですね」
デザートイーグルやグロックやグレネードランチャーなど銃火器などが並んでいた。
唯阿「少しすまない」
唯阿さんのライズフォンから着信音が響き渡り、着信に出ると唯阿さんは深刻な表情になった。
唯阿「面倒な事になった…」
サヤ「何か?」
唯阿「飛電或人を知っているな?」
サヤ「はい。飛電インテリジェンスの2代目代表取締役社長ですね。彼が何か?」
唯阿「最近、ある事件で飛電インテリジェンスは警察の強制捜査を行い、まだ捜査していないラボを改めて捜査する事になったのだが…社長本人が逃走した…」
サヤ「社長本人が逃走…?」
私達は不破さんと合流するために不破さんの位置をライズフォンで特定すると現場へと向かった。
唯阿「全く…社長さんは面倒を掛けさせてくれる…」
階段を登り、屋上に出ると青と白の仮面ライダーが立っており私達に気づくと変身を解除した。
不破「あの社長、何を考えてやがる…」
唯阿「後は私が引き継ぐ。」
不破「あぁ…ん?なんだそいつは?」
不破さんが私の姿に気が付いて私の方をじっと見つめた。
唯阿「お前のサポート役のヒューマギアの…」
サヤ「サヤです。今日からよろしくお願いします不破さん。」
不破「どういうつもりだ刃…ヒューマギアが俺のサポートだと!?」
唯阿「いつも1人で無茶をするお前を支えるための相棒だ…仲良くしろよ?」
唯阿さんはそのまま立ち去ってしまいその場には私と不破さんの2人が残された。
不破「サポートなど必要ない。ましてはヒューマギアなど!!」
サヤ「あの…不破さん…」
不破「一緒に居たければ勝手にしろ…だが、もしお前が暴走して人を襲ったりでもしてみろ…」
不破さんは私に向かって青色の銃であるエイムズショットライザーの銃口を私に向けた。
サヤ「!!」
不破「俺がお前をぶっ潰す。いいな?」
サヤ「はい」
最初の出会いがエイムズショットライザーを向けられるという衝撃の出会いを私は生涯忘れる事はないだろう。