私はヒューマギア   作:雨風歌

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3話 シャイニングホッパー

 

-翌日-

 

-A.I.M.S-

 

不破「人間?」

 

唯阿「あぁ…サヤは元は人間だ。おそらく火事で体のほとんどを失い、特殊な手術を受けてヒューマギアの体を手に入れた。それが今の彼女だ…」

 

不破「元、人間…アイツをヒューマギアとして復活させたのは誰だ?」

 

唯阿「わからない…去年、うちの研究室にいつの間にか運び込まれていた。1枚の手紙と共にな…」

 

不破「手紙?なんて書いてあったんだ?」

 

唯阿「この子は火事で体を失いヒューマギアとして復活させた…この子を君達に任せたい…と」

 

不破「書いたのは親か?だが、アイツの親の居所もわからないと言ったところか…」

 

唯阿「彼女は家族や名前以外の自分に関する記憶を全て失っている…彼女については本当にわからない事だらけだ…」

 

不破「しかし、A.I.M.S.の特殊技術研究所に入れる人物は意外と限られているんじゃないか?-A.I.M.S.の人間かZAIAの人間か…またまったく別の人間か…」

 

唯阿「そこもいずれは追々調査をしていくつもりだ…」

 

サヤ「お待たせしました…」

 

そこにサヤがショットライザーとケースを手に不破の元へとやって来た。

 

サヤ「メンテナンス完了です。」

 

唯阿「ご苦労だったな」

 

サヤは唯阿にプログライズキーとショットライザーを手渡すと次に不破の方へと視線を向けた。

 

サヤ「不破さんのキーはロックが壊れていたので直しておきました」

 

不破「余計な事を…」

 

不破が1人呟くと隣で唯阿が思わずため息を吐いた。

 

唯阿「お前はいつもプログライズキーを無理やりこじ開けているからな…ロックがガバガバになってるんだろ!!」

 

不破「これが俺のやり方だ」

 

サヤ「全く…脳筋なんですから…」

 

不破「なんか言ったか?」

 

サヤの呟きに不破は鋭い視線を向けるがサヤは惚けたように目を逸らしてしまった。

 

不破「それより社長さんが気になる事を言っていたな…」

 

唯阿「なんだ?」

 

不破「事件解決のためにヒューマギアを信じるとな…今は名探偵ヒューマギアを雇っているそうだ。奴を見張っておけば自然とアイツに繋がるだろう」

 

唯阿「確かにな…よし、お前は監視を続けろ」

 

不破「あぁ…」

 

不破さんは-A.I.M.S-を飛び出していき、唯阿さんはショットライザーを仕舞うと、椅子から立ち上がった。

 

サヤ「この後はZAIAへ向かわれるんですね?」

 

唯阿「あぁ…お前は不破と共に監視を頼む」

 

サヤ「わかりました。」

 

 

-ZAIA-

 

天津「そうか…ドードーマギアがそこまでの進化を…」

 

唯阿「はい…この短期間でかなりの成長を遂げました。」

 

天津「引き続き監視を頼む。」

 

唯阿「はい」

 

天津「ところで…A.I.M.Sにヒューマギアをメンバーに加えたと言うのは本当か?」

 

唯阿「はい…」

 

天津「ヒューマギアは道具だと語っていた君がどう言う心境の変化だ?」

 

唯阿「彼女は…元人間です。普通のヒューマギアとは少し事情も違います…」

 

天津「元、人間?」

 

唯阿「火事で体の90パーセントを失い、手術でヒューマギアとして甦ったようです。」

 

天津「それは1000パーセントあり得ない…人間の体にヒューマギアの機械の体を移植するなど…」

 

唯阿「そこも含めて彼女は謎が多く改めて彼女の事を詳しく調べていこうと思っています。」

 

天津「そのヒューマギアの名前は?」

 

唯阿「…サヤと名乗っています…」

 

天津「サヤ…?…サヤ…サヤ…」

 

唯阿「心当たりが?」

 

天津「…いや…なんでもない…私の勘違いのようだ…」

 

唯阿「はぁ…では失礼致します。」

 

唯阿が社長室を出ていくと天津はふと目を閉じた。

 

天津「サヤ…いや、そんな筈がない…1000パーセントあり得ない…彼女であるわけが…」

 

 

サヤSide

 

私と不破さん達と共に祭田ゼットの5号を見つけ、保護しようとしていたもののドードーマギアと戦闘になり不破さんとドードーマギアとの戦闘になってしまった。

 

サヤ「完全に動きを読まれてる…」

 

ドードーマギア「お前もラーニング済みだ。そろそろ飽きた!!」

 

しかしゼロワンが乱入しドードーマギアに攻撃を仕掛けていた。

 

或人「お待たせ!!」

 

サヤ「あれがゼロワン…」

 

イズ「はい。彼が或人社長です。そういえば貴方は?」

 

サヤ「私は…」

 

ワズ「私の推理によると貴方は最近A.I.M.Sに所属になったサヤさんですよね?」

 

サヤ「はい。よろしくお願いします」

 

私が軽く会釈を行っていると爆発音が響いて思わず視線を向けるとゼロワンとバルカンの攻撃を浴びても平然と立っているドードーマギアの姿が露わになった。

 

サヤ「完全に動きを読まれてる…一旦退いてください!!」

 

不破「うるせぇ…お前は黙って見てろ!!」

 

しかし不破さんはドードーマギアの至近距離による攻撃を浴びて吹き飛ばされてしまった。

 

サヤ「不破さん!!」

 

変身の解けた不破さんが地面に倒れ込んでしまい私は不破さんの体を支えた。

 

サヤ「しっかり…」

 

不破「余計な…真似を…」

 

不破さんは負けて悔しいようで思わずゼロワンと戦うドードーマギアへと視線を向けた。

 

或人「イズ…新型キー出来たんだな!!」

 

いつの間にか姿を消していたイズが新しいプログライズキーをゼロワンに手渡すとゼロワンはプログライズキーをじっと見つめていた。

 

ワズ「待て或人君!!これの方がいい!!」

 

ワズさんが拾い上げたプログライズキーを手にしながら叫んでいた。

 

サヤ「テストもせずに使う気ですか?」

 

イズ「新しいキーでなければ敵のラーニングは上回れません!!」

 

(シャイニングジャンプ!)

 

或人社長が新しいプログライズキーを起動させてオーソライズさせると光るバッタが跳ね回り、プログライズキーをドライバーに装填した。 

 

 

(シャイニングホッパー!)

 

 

或人「おぉ…力が湧いてくる!!」

 

或人社長は新たな姿のゼロワンへと変身を果たすとドードーマギアに向かって駆け出した。

 

サヤ「あれ、この数値…」

 

シャイニングホッパーの動きを解析しながら様子を見ていると出力が足りない事にすぐに気がついた。

 

サヤ「出力が足りてない…何故?」

 

解析する中でシャイニングホッパーが明らかに出力不足なのがわかり、そんな中で私の予想は嫌な形で明らかになってしまった。

 

ドードーマギア「ラーニング完了。ライジングホッパーの1.8倍…上回るのは造作もない」

 

イズ「そんな…1.8倍…もっと高出力の筈です!!」

 

イズが驚く中でドードーマギアはイズに狙いを定めるとミサイルを飛ばし或人社長が庇う形で攻撃を受けてしまった。

 

不破「社長!!」

 

イズ「或人社長!!」

 

 

(プレス!)

 

 

変身の解けた或人社長に対してとどめを刺そうとドードーマギアが歩み寄ってくるがプログライズキーを持ったワズがプログライズキーをオーソライズした事でブレイキングマンモスを呼び出した。

 

不破「何だ?」

 

サヤ「一度撤退しましょう!!さぁ!!」

 

私は不破さんの体を支えるとブレイキングマンモスへと乗り込んでその場から退散した。

 

 

ワズ「ちゃっかり不破君にお世話になっちゃいました。」

 

不破「礼ならサヤに言ってくれ」

 

或人「あぁ…えっと…サヤさん?」

 

サヤ「改めまして不破さんのサポートをしておりますサヤです。よろしくお願いします或人社長…」

 

或人「へぇ…不破さんにサポートヒューマギアねぇ…なんかびっくりだ!!」

 

不破「今はとんでもない化け物をどうやってぶっ潰すか最優先だろ!!」

 

或人「確かに…飛電の疑いを晴らすにはあいつのゼツメライズキーが要る…だから倒すしかないんだ。」

 

イズ「或人社長…申し訳ございません…」

 

或人「なんで急に謝るの?」

 

イズ「社長は私を庇ってお怪我を…それにシャイニングホッパーキーが不完全だった事を見抜けず貴方にお渡ししてしまいました…今回の失敗は私の責任です…私は社長秘書失格です…」

 

悲しげな表情で或人社長を見つめるイズは自分の力不足を嘆いているようで私はその様子をじっと隣で見つめる事しか出来なかった。

 

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