私はヒューマギア   作:雨風歌

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4話 滅亡迅雷

 

或人「待ってゼット5号!!逃げないで!!」

 

私達は逃げ出したゼット5号を探すために車から飛び出すとすぐにマギアとの戦闘に入ってしまった。

 

不破「サヤ…奴を追え!!」

 

サヤ「はい!!」

 

???「ねぇ…君、A.I.M.Sの所属のヒューマギア!?」

 

サヤ「!?」

 

私は逃げ出したゼット5号を追おうとしたが突如声が響いて私は思わず足を止めた。

 

不破「お前ら…どう言う事だ!?」

 

滅「今の奴らは暗殺特化型ヒューマギア、ドードーの手下だ!!」

 

或人「まさかあいつ…お前達を裏切ったのか!?」

 

迅「そうなの…暗殺ちゃん言う事聞かなくなっちゃった」

 

滅「どうだ?奴を始末するまでの間だけ共闘しないか?」

 

或人「ふざけんなよ!!今まで散々好き勝手にヒューマギアを弄んでおいて、調子の良い事言うな!!」

 

不破「俺の答えを教えてやる!!」

 

不破さんがショットライザーを構えると隣にバルキリーに変身した唯阿さんが現れて同じくショットライザーを構えて容赦なく滅に向かって射撃を行った。

 

唯阿「お前の答えはこれだろ…不破?」

 

不破「刃…」

 

唯阿さんはそのまま滅に向かって交渉しないと宣言すると再びショットライザーを構えた。

 

滅「知らんぞ…お前達が束になっても奴には勝てん!!」

 

迅「あ、もう行くの?待ってよ滅…ねぇねぇ…君、名前はなんて言うの!?」

 

サヤ「私は…」

 

私が思わず名乗ろうとした時に不破さんが私の肩を叩いた。

 

不破「名乗る必要はないぞサヤ!!」

 

唯阿「馬鹿!!不破!!」

 

不破「あ?…あ…」

 

不破さんが私の名前を呟いてしまい隣の唯阿さんが慌てて不破さんに肘打ちを浴びせた。

 

迅「サヤちゃんって言うんだ…君の事、覚えたから!!」

 

私は思わぬ形で名前を知られてしまい静かに立ち去る滅亡迅雷の2人の後ろ姿を見つめる事しか出来なかった。

 

 

滅「行くぞ迅…もし奴らがドードーマギアを倒したらゼツメラズキーを我々が回収する。」

 

迅「そんなことどうでもいいよ…それより滅…僕、サヤちゃんを妹に迎えたいな!!」

 

滅「妹?」

 

迅「隙あればあの子をA.I.M.Sから奪ってもいいよね?」

 

迅はゼツメライザーを取り出すと期待の眼差しで滅に向かって笑顔を向けた。

 

滅「今はまだやめておけ」

 

迅「えぇ…何で!?」

 

滅「今はまだその時ではない…だがいずれその時は来る…今はまだ待て!!」

 

迅「はーい…でも楽しみだな!!サヤちゃんは僕が必ずマギアにしてあげるから!!」

 

 

サヤSide

 

私達は話し合いの結果、ライダー3人体制でドードーマギアに挑み、ゼツメライズキーを回収することになり行動を開始していた。

 

サヤ「イズ…恐らく勝利の鍵はシャイニングホッパーキー…必ず完成させてくれると信じてますよ…」

 

イズは数個のプログライズキーを持って会社に帰還しており、私はドードーマギアと戦う不破さん達の様子をじっと見守っていた。

 

サヤ「やはり成長のスピードが速い…」

 

3人のライダーを圧倒するドードーマギアは不破さん達を吹き飛ばすと私の方へと視線を向けた。

 

ドードーマギア「お前もハッキングしてやる」

 

サヤ「っ!!」

 

私に向かって有線ケーブルがいくつも放たれて私はハッキングの危機に陥るが不破さんが間に割って入り有線ケーブルを掴み取った。

 

不破「下がっていろ!!」

 

 

(パワー!)

 

 

サヤ「不破さん!!」

 

私はケーブルを掴み取った不破さんに驚くがすぐに私の元に唯阿さんが駆け寄って来た。

 

唯阿「サヤ…お前は隠れていろ!!」

 

 

(サンダー!)

 

 

私は木の影に隠れると木の影から2人の様子をじっと見守った。

 

サヤ「やはり彼のラーニングを上回るには…」

 

 

(シャイニングホッパー!)

 

 

イズ「サヤ!!」

 

ふと視線をゼロワンの方へと向けるとシャイニングホッパーへと変身した或人社長がドードーマギアと向き合っており、イズさんが私の元へと駆け寄って来た。

 

サヤ「シャイニングホッパー…完成したのですね」

 

イズ「私の兄が命を懸けてゼロワンのデータを提供してくれました…」

 

サヤ「ワズ…貴方のお兄さんは立派ですね…」

 

イズ「サヤに家族はいらっしゃるのですか?」

 

サヤ「覚えていないんです…私はヒューマギアとして甦りました…ですが肝心の人間だった頃の記憶が抜け落ちているのです…」

 

イズ「元、人間…」

 

サヤ「今は人間だった頃の記憶を取り戻したいんです。私が一体何者かを知るために…」

 

イズ「そうでしたか…」

 

イズと自身の事について話しているとゼロワンがドードーマギアを圧倒している様子が見えた。

 

サヤ「凄い…これが完成されたシャイニングホッパーの力ですか…」

 

イズ「馬鹿な…俺の計算を奴の攻撃が直前に上回る!?」

 

或人「お前じゃ勝てない…俺を超えられるのはただ1人…俺だ!!」

 

サヤ「様々な攻撃パターンを瞬時に計算している…」

 

イズ「そして最善のパターンを瞬時に探知して攻撃を繰り出しています。」

 

 

(シャイニングメガインパクト!!)

 

 

プログライズキーを数回スキャンして必殺技を放ち、繰り出された蹴りがドードーマギアを粉砕しドードーゼツメライズキーを地面に落としてしまった。

 

サヤ「これは…」

 

私の足元にゼツメライズキーが落ちて私はゼツメライズキーを拾い上げる戦闘を終えた不破さんへと手渡した。

 

サヤ「ドードーマギアのゼツメラズキーです」

 

不破「おぉ…」

 

私はゼツメライズキーを手渡すと不破さんは回収したゼツメライズキーをじっと眺めるが突如その手を何者かが掴んだ。

 

 

(スティングディストピア!)

 

 

突如現れた仮面ライダー滅の蹴りを受けて不破さんと刃さんは蹴り飛ばされてしまった。

 

サヤ「滅亡迅雷…」

 

迅「サーヤちゃん」

 

私の近くには迅がおり私は思わず後ろに下がるが迅は私の顔を見て怪しげな笑みを浮かべた。

 

迅「君も必ず僕の妹にしてあげるからね!!」

 

サヤ「妹…!?」

 

滅「迅…言った筈だ、今はその時ではないと…」

 

サヤ「ちぇ…また会いに行くからねサヤちゃん!!」

 

 

-その夜-

 

不破「クソッ!!」

 

サヤ「不破さん…」

 

滅にゼツメライズキーを奪われた上に圧倒されてしまった事に激しい怒りを燃やす不破さんは握り拳をテーブルに叩きつけた。

 

サヤ「お気持ちはわかりますが今は怪我を治さないと!!焦りは禁物ですよ?」

 

不破「黙れっ!!」

 

私は不破さんの怪我の応急処置をしていたが不破さんは私の言葉に怒りの表情を浮かべて立ち上がった。

 

不破「ヒューマギアのお前に何がわかる!!何度も奴らに敗北した俺の悔しさが…」

 

サヤ「不破…さん…」

 

不破さんは私の胸倉を掴むと強い憎しみの眼差して私を睨みつけた。

 

不破「滅亡迅雷.netは俺が必ずぶっ潰す!!」

 

サヤ「…不破さん…」

 

唯阿「よせ不破!!」

 

私は不破さんに突き飛ばされて床に尻餅を突いてしまい、唯阿さんが私の側に駆け寄った。

 

サヤ「私じゃ不破さんの心の支えにはなれない…」

 

不破さんはそのまま立ち去ってしまい、私はその背中を見ている事しか出来なかった。

 

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