唯阿「飛電内部に滅亡迅雷.netのスパイがいる可能性がある」
ある日、会議室にて唯阿の口から飛び出した衝撃の事実に不破は驚きの表情を浮かべた。
唯阿「飛電宇宙開発センターに衛星を管理しているヒューマギアが居るそうだ…何がわかるかもしれない」
私は研究室にて自身のラーニングしたデータベースから滅亡迅雷の情報を確認していると扉が開いて唯阿さんが入って来た。
サヤ「衛星を管理しているヒューマギアなら自我が芽生えたヒューマギアを感知出来るかも…ですね?」
唯阿「情報が早い…流石だな…一緒に来てくれるか?」
サヤ「わかりました」
-飛電宇宙開発センター-
不破「お前が滅亡迅雷のスパイか?」
或人「スパイ!?」
雷電「俺をテロリストと疑ってるのか?」
不破「何だその態度…取り締まるぞ?」
雷電「あぁ!?」
昴「兄さんがスパイなわけありません!!」
不破さんと雷電が衝突するが直後に銃撃音が響いて全員が視線を向けると迅が背後に立っていた。
不破「滅亡迅雷!!」
唯阿「何しに来た!?」
迅「君達のプログライズキーを貰いにね!!」
(フライングファルコン!)
迅が仮面ライダー迅へと変身してしまい、それに対抗するために不破さん達も一斉に変身するが近くで作業していたヒューマギアをハッキングしてしまった。
サヤ「酷い…」
イズ「それが滅亡迅雷のやり方なのですね…」
後ろに後退しながらそう呟いているとゼロワンに圧倒された迅が私達に気づいて視線を向けた。
迅「やるなぁ…だったら…」
サヤ「!?イズ!!」
イズ「!!」
迅「お前らもハッキングだ!!」
迅の視線に気づいた私はすぐにイズの手を掴みぐいと引き寄せると有線ケーブルが横を通り過ぎた。
雷電「うわあああああっ!!」
サヤ「まずい!!」
雷電「ああああああっ!!」
サヤ「なっ!?これは…」
イズ「宇宙野郎雷電がハッキングに耐えているようです!!」
雷電「俺をハッキングしようなんざ100万年早ぇぇ!!」
私達が躱したケーブルは雷電の背中に突き刺さるが雷電は怒りのパワーで引き抜いてしまった。
或人「おぉ!!兄貴の怒りのパワー!!」
-デイブレイクタウン-
雷電の疑いを晴らすために雷電の案内の元、反応のあった貯水ダムの地下へとやって来た。
不破「二度も狙われたのに相変わらず首を突っ込むのかサヤ…」
サヤ「私が見張っていないとまた無茶をするでしょう?」
不破「無茶をしてでも奴らをぶっ潰さねぇといけねぇんだよ!!」
サヤ「その無茶が命取りになってしまうかもしれないんですよ!?」
不破「俺の事はどうでもいい!!」
私達が言い合いになっているとすぐ近くで物音がして私達は一斉に物音のした方へと視線を向けた。
迅「アッハッハッ…」
或人「滅亡迅雷.net!!」
雷電「ほぅら…やっぱりデイブレイクタウンに潜んでただろう?」
不破「なぜ俺達がここにいるのがわかった?」
迅「迎えに来たんだよ…おかえり雷!!」
雷電「あぁ?」
不破「雷?やっぱりスパイだったのか!?」
雷「違う…俺はスパイなんかじゃない!!」
或人「弟想いの兄貴がスパイなわけないだろう!」
雷電「違う…違ううう!!」
明らかに様子のおかしい雷電に私は思わず嫌な想像をしてしまった。
サヤ「もしかして雷電には何か本人も知らないプログラムが仕込まれてる?」
迅「お、サヤちゃん鋭いね〜!!そう、雷は自分がスパイだって知らないんだ」
不破「何だと?」
迅「自分の意思に関係なく衛星ゼアの情報を自動的に転送するプログラムが仕込まれてたって事!!」
サヤ「じゃあ…さっきのハッキングはもしかして私達をここに誘き寄せる為…」
迅「その通り!!人間と違ってヒューマギアって便利だよね〜」
或人「そんな…」
迅「そしてサヤちゃんの言う通りあの時、新しいプログラムを仕込んだんだ!!君達を誘き出してくれって!!」
不破「やってくれたな…」
迅「僕のお兄ちゃんになって!!」
迅は雷電の腰にドライバーを当てると銀色のベルトが巻きついて装着されてしまい雷電の苦しげな声が辺りに響き渡った。
雷「滅亡迅雷.netに接続…」
或人「兄貴!!」
雷「人類は滅亡させる…」
雷電は迅からドードーゼツメライズキーを受け取るとスイッチを押して起動させた。
(ドードー!)
雷「変身」
(フォースライズ!)
迅は仮面ライダー雷へと変身してしまい私は不破さんに後ろに下がらせるとドライバーを腰に装着してプログライズキーを起動させた。
(パワー!)
不破「変身!」
(パンチングコング!)
変身を果たした不破さんはすぐに仮面ライダーとなった雷電こと雷に挑み掛かり、その様子を見ていた或人社長もドライバーを装着してプログライズキーを起動させた。
(バイティングシャーク!)
ゼロワンとバルカンの2人のライダー相手に雷は二刀流で圧倒してしまい2人を電撃で弾き飛ばしてしまった。
サヤ「プログライズキーが…」
3つのプログライズキーが地面に虚しく転がり、雷がプログライズキーを拾い上げて腰のホルダーへと、はめこんでしまった。
サヤ「敵の狙いはプログライズキー…一旦退いてください!!」
私は必死に叫ぶが不破さん達は攻撃を続けてしまい2人の攻撃を軽くあしらった雷はドライバーを操作し始めた。
(ゼツメツディストピア!)
雷山の必殺技が繰り出されて2人は外に弾き出されてしまい同時に再び3つのプログライズキーが地面に転がった。
サヤ「そんな…」
迅「やったね兄ちゃん!!」
プログライズキーをホルダーに全てはめ込んでいくと最後に迅が2つのプログライズキーを投げ渡してしまい雷は残りの2つのプログライズキーをはめ込むと辺りか激しく揺れ始めた。
不破「何が起きたんだ?」
雷「衛星ゼアの力を利用しアークを復活させた」
迅「いよいよ人類滅亡の聖戦が幕を開けるよ!!」
不破「ふざけるな!!」
或人「そんな事はさせない!!」
(シャイニングジャンプ!)
或人社長はシャイニングホッパーへと変身を果たすと雷へと飛び掛かり、素早い動きて雷を圧倒し始めた。
サヤ「或人社長!!」
或人社長は雷相手を圧倒し雷は或人社長のスピードにはついて来れないようで壁に叩きつけられてしまった。
或人「うわああ…」
不破「何だ?」
サヤ「もしかして反動が…」
或人社長はダメージにより地面に崩れ落ちてしまい雷の斬撃を浴びて吹き飛ばされてしまった。
イズ「或人社長!!」
或人「イズ!?」
そこに新たな武器を抱えたイズさんが地面を滑りながら駆けつけて来た。
イズ「新しい武器です!!」
或人「これは?」
イズ「衛星ゼアが何かを感知して自らの意思で作り出しましたオーソライズバスターです!!」
或人「助かったぜイズ!!オーソライズって事は…」
(ジャンプ!)
(バスターオーソライズ!)
オーソライズバスターにプログライズキーをスキャンさせると或人社長はオーソライズバスターの銃口を雷へと向けた。
(プログライズダスト!)
雷「うわあああっ!!」
或人社長の強力な一撃が炸裂し、雷は吹き飛ばされて同時に奪い取ったプログライズキー全てが地面に転がった。
サヤ(今だ!!)
私とイズさんは同時に駆け出すと地面に転がったプログライズキーを回収し、イズさんは最後にスコーピオンとフライングファルコンのプログライズキーに手を伸ばした。
サヤ「イズ!!」
迅が残りのプログライズキーを掠め取ってしまいイズは慌ててその場を離れていく。
滅「迅…新しいプログライズキーだ」
迅「おぉ…」
滅が見たこともない謎のグリップのついたプログライズキーを迅に投げ渡すが或人社長は迅に目掛けてオーソライズバスターを構えた。
迅「うわっ…」
咄嗟に放った一撃でプログライズキーは迅の手から離れて私の足元に転がり、私はグリップのついたプログライズキーを手に取った。
サヤ「っ!?このプログライズキーは!?」
手に取った瞬間にそのプログライズキーの力を読み取ってしまい私はあまりの力に驚愕するが不破さんが私の手元からプログライズキーを掠め取ってしまった。
不破「なんでウルフのキーをお前が持ってんだ?」
迅「返せ!!それは僕の…」
不破「いや、ウルフといえば俺のモンだろ!!」
滅「無駄だ…それは滅亡迅雷.netでなければ使えない…」
不破「俺がやると言ったらやる!!俺がルールだ!!」
(アサルトバレット!)
サヤ「駄目っ!!そのプログライズキーは危険です!!」
不破「どけっ!!」
サヤ「うっ…」
いつものように無理やりこじ開けようとしたので私はすぐに不破さんの手を掴み止めようとするが振り払われてしまい私は地面に倒れ込んだ。
或人「無理だ…逃げろ!!」
不破「笑いなんていらねぇんだよ…俺に必要なのは怒りだ!!」
サヤ(あのプログライズキーは使用者の負担が大きすぎる…使用者が人間を想定して作られてない!!)
不破「デイブレイクのあの日から、俺は怒りで今日まで生きてきた!!滅亡迅雷.net をぶっ潰す!それが俺の…全てだぁぁぁ!!」
(オーバーライズ!)
不破「変身!!」
(ショットライズ!)
(レディーゴー!アサルトウルフ!)
("No chance of surviving.")
サヤ「止められなかった…」