私はヒューマギア   作:雨風歌

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6話 迸る感情

 

(オーバーライズ!)

 

 

不破「変身!!」

 

 

(ショットライズ!)

 

 

(レディーゴー!アサルトウルフ!)

 

 

("No chance of surviving.")

 

 

私は不破さんを止める事が出来ずに不破さんは新たなバルカンへと変身を完了させてしまった。

 

迅「何で変身出来るんだよ?」

 

雷「俺に任せろ」

 

雷が二刀流を叩きつけるが不破さんは拳を連続で叩き込んでいき雷はすぐに立ち上がり赤い雷を放った。

 

サヤ「なんて力…」

 

再び雷を圧倒し、銃撃を放つ雷にダメージを与えていくが雷もなんとか踏ん張って耐えていた。

 

雷「まだ…まだだぁぁぁ!!」

 

不破「しぶとい野郎だ」

 

或人「これを使え!!」

 

或人社長がオーソライズバスターを投げ渡してそのまま銃撃を放つと雷は地面に転がった。

 

雷「頭に来るぜ…」

 

不破「本当の怒りがどういうものか教えてやるよ」

 

不破さんはプログライズキーを装填してオーソライズバスターを構えると同時に雷もドライバーを操作し始めた。

 

 

(バスターダスト!)

 

 

不破さんの必殺技が雷を撃ち抜いてしまい雷は全身から火花を散らし始めた。

 

雷「アークの意思のままに…」

 

雷はそのまま大爆発して消滅してしまい少し遅れて不破さんが変身が解除されて地面に崩れ落ちた。

 

サヤ「不破さん!!」

 

私は不破さんに駆け寄ると不破さんは吐血し私は慌てて不破さんを抱えて私達はその場を離れた。

 

迅「なんなんだ…凄く嫌な気分だ…」

 

滅「迅、お前がシンギュラリティに近づいている証だ…」

 

迅「そうやって僕達から大切な物を奪っていくのか…なら!!」

 

滅「迅?」

 

迅「バルカン…お前からサヤちゃんを奪ってやる!!」

 

滅「いいだろう…迅、サヤをマギア化させろ…」

 

滅はゼツメライザーとゼツメライズキーを取り出すと迅へと手渡した。

 

迅「君をA.I.M.Sから解放してあげる!!待っててねサヤちゃん!!」

 

 

 

不破「ハァ…ハァ…」

 

サヤ「不破さんしっかり!!」

 

私は不破さんを支えたまま歩いていると車の止まる音が聞こえて目の前に止まった車から唯阿さんが降りて来た。

 

唯阿「不破!!」

 

不破「雷野郎をぶっ潰したぞ…次は迅だ!!」

 

不破さんは新たなプログライズキーであるアサルトウルフプログライズキーを手にしながら立ち上がろうとするが私は不破さんの手からプログライズキーを取り上げた。

 

不破「何のつもりだ…返せ!!」

 

サヤ「駄目ですよ…これ以上これを使ったら命に関わります!!」

 

唯阿「何!?」

 

サヤ「このプログライズキーはヒューマギアが使用する事を想定されて作られたプログライズキーです…人間が使えば負担も大きく命に関わります!!」

 

唯阿「そんな物が…?」

 

不破「それが何だって言うんだ!?滅亡迅雷.net をぶっ潰せるなら俺の体なんてどうなってもいい!!死んでも構わん!!」

 

サヤ「なっ…」

 

不破「命尽きるまで戦う…それが俺の使命だ!!」

 

サヤ「命…」

 

 

???(しっかりしろ沙耶…死ぬな…死ぬな!!)

 

???(ごめんなさい…お父さん…)

 

 

ふと人間だった頃の最後のやりとりを思い出して私は不破さんの自身の命を軽く見ている事に無性に腹が立っていた。

 

不破「さぁ…返せ!!」

 

サヤ「馬鹿!!」

 

気づけば私は突如として溢れる感情の流れに呑み込まれてしまい、不破さんの胸倉を掴むとそのまま地面に押し付けて頬を思い切り引っ叩いた

 

唯阿「サ、サヤ!?」

 

不破「ぐあっ…サヤ!?」

 

私は不破さんを地面に押し付けると胸倉を掴んだまま自身の顔をぐいと寄せた。

 

サヤ「命を…命をなんだと思ってるの!?」

 

不破「なっ…!?」

 

サヤ「命は1つしかないんだよ!?それなのに貴方は自身の命を平気で捨てる程、軽く見てる…」

 

唯阿「おいサヤ!?落ち着け…」

 

サヤ「唯阿さんは黙って!!」

 

唯阿「は、はい…」

 

私は会話に入って来る唯阿さんをピシャリと黙らせると再び不破さんの方を睨みつけた。

 

サヤ「ヒューマギアのように代替機がある訳じゃないんですよ…貴方の命は1つしかないんだから!!それを忘れないで!!」

 

不破「サヤ…お前…泣いてるのか?」

 

サヤ「っ!?」

 

不破さんが私の顔を見てそう呟き、私は自身が涙を流している事に遅れて気がついて溢れ落ちる涙に触れた。

 

サヤ「何…これ…感情が抑えられない…」

 

唯阿「サヤ…もういい不破の事は私に任せてお前は少し休め…」

 

サヤ「はい…」

 

サヤ達は車に乗り込むとそのままその場を立ち去ってしまいその場には或人とイズが残された。

 

或人「ヒューマギアもあそこまで感情を表に出すんだな…」

 

イズ「サヤは元、人間…とっくにシンギュラリティーを超えているのかもしれません。」

 

 

サヤSide

 

私は会社に戻ると不破さん達と別れて与えられた個室へと戻っていった。

 

部屋は研究所で私が最初に寝ていたリクライニングチェアが置かれており、私は夜景の見える窓から外の様子を眺めていた。

 

サヤ「なんなのこのモヤモヤな気持ち…すごく腹が立った!!」

 

ふと自分の胸に手を当てて考えたりしたが何も思いつかなかった。

 

サヤ「私がヒューマギアとして不完全だから…?元、人間だからこんな感情になるのかな?」

 

考え事をしながら私は窓から見える月に向かって私は静かに呟いた。

 

サヤ「私をヒューマギアとして復活させたのは誰?私は一体何者なの?あぁ…わかんない事が多すぎるよ!!」

 

私は頭を抱えるが、すぐに冷静になりリクライニングチェアへと腰掛けた。

 

サヤ「今はヒューマギアだ。それは変わらない…私は私の使命を果たすだけ!!」

 

リクライニングチェアに腰掛けると私は充電状態となり私は静かに目を閉じた。

 

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