浅い知識 浅い理解度でございます。ご容赦ください。
僕(神山 優夢)は活動記録として時々日記みたいなものをつけることにした。
入社前
まさかこんな大手からスカウトされるなんて思いもしなかった。どうやら自分の作ったゲーム「マキナソウル」が大うけしたらしい。実際に動画配信者な方々にもプレイしてもらったからなかなかに誇らしい。
・マキナソウル 高難易度ソウルライクのメトロイドヴァニア
僕の超自信作。自分で書くのもあれだけど、引き込まれるストーリー・圧倒的マップボリューム・数百のビルド 多数エンディング... 我ながらよく作れたなと思う。
入社したらどんなゲームに携われるのか楽しみだ。タドルシリーズにかかわれたらなぁ。
入社
いつ見てもこのオフィスは最高。歴代のゲームの数々、グッズの数々ぁぁ天国。 そういえばゲームイベントで知り合った人もいたりしたな。ここの社員さんだったんだ。失礼な態度はとってなかったはずだよね?
数週間後
研修キッツ。業界や仕事についての理解がまだまだ足りていないな。クリエイターみたいな仕事はまだまだ先になりそうだ。幸い同期や先輩方がいい人たちばかりだからやっていけそうな感じはある。がんばろ
研修が忙しくてなかなか記録を残せてなかった。近々行われるゲームイベントにスタッフとして参加することになった。クリエイター兼ゲンムコーポレーション社員...最高の肩書。 でも一応社員だから変にオタク気質が出ないように心掛けなきゃだ。 先輩の社員である永門さん(永門 繋)にも「気持ちはわかる。だけど私たちはスタッフ側で相手を楽しませる側だよ。」と注意を受けてしまった。本当にその通りでです。
そして今日
社員証/スタッフ用カードキー/そして、コーポユニフォームっと準備ヨシ!
誰もいないけど「いってきます」
相変わらず都心の電車は混んでるな。しんどい...
今日は現地集合だから違う駅で降りて「少し早くつきそうだし、徒歩で行こうかな。」 改札を出て少し歩いていると見知った背中だ。永門先輩だ。モデルでもやってるのかってくらいスタイルがいいし、イケメンだからどこにいても見つけられる気がする。
少し駆け足で近づいて、「おはようございます永門先輩」
「うぉ びっくりしたぁ。早いね神山君、まだ時間あるでしょう」
「いやぁ運営側っていうのはわかってるんですけど、それでもやっぱり楽しみで早く目が覚めちゃったんですよね」
「ははっ君らしいね。そしたらいろいろ手伝ってもらおうかな」
「もちろんっす!任せてくださいよ」
「あぁ そうだそうだ神山君、これつけておいて。知ってる人がいたら君がマキナソウルのクリエイターってわかっちゃうからね。そうなると仕事に支障をきたしてしまうかも。」そう言って渡されたのは企業のロゴ入りサングラス
「これ後で使い方説明するけど、インコム搭載の高い奴だからくれぐれも壊さないように気を付けてね。」
「マジですか こっわ」
「だいぶ丈夫だからそうそう壊れないよ」
そんなこんなで話していると会場が見えてきた。 よくイベントで使われるホール。○○ホール何個分の広さみたいな感じで表されるところだ。僕もよくゲームのイベントで来ていた。警備員さんに軽くあいさつしスタッフの控室に向かう。
「こんなに早いとまだ誰もいないか」時計を見てもまだ集合1時間前だ。先輩は今日の段取りの確認、場所の把握など早いうちからチェックをしている。
それにつられるように僕も確認作業に入る。
しばらくーーー
「設営の手伝いおよび確認に行こうか」
「わかりました」
メイン会場へ向かうと、もうすでにいくつかのブースが出来上がっていた。この空間は特別だ。いつ見ても「ワクワクするなぁ」
「わかるよ。お客様として来たいなって私も時折考えるからね。」
「もう本当にこの業界に携われてよかったなって思いますよ。」
「やりがいを感じるのが速いな」
「もちろんっす。大好きですから!」
雑談しながら会場の準備を終わらせ控室に戻る。
いよいよ初めての大仕事が始まる。
時間になりお客様が来場される。すごい数だ。
入場券はスマホをかざすだけだから、すごい勢いで入ってくる。歩くだけで精一杯かも…
人並みに揉まれながら案内やブースのサポートをこなしていく。最初こそきつかったけど、だいぶ慣れてきた。そんなこんなで数時間がたった。
定位置で待機していると体調が悪そうな人を見つけた。インコムで永門先輩に連絡をとる。
「失礼します。永門先輩。ちょっと緊急かもです。だいぶ顔色の悪い方がいらっしゃったので一旦お声掛けしてきます。」
「分かった。医療班にも念の為伝えておきます。私もそっちに行くから対応お願いできる?」
「承知です」
迷わずお客様の元までかけていく。
「失礼しますお客様…ッ、!?」
素人でもわかる。すごい熱だ。
「うっ…ァァ」
呂律がまわっていない?間違いない緊急
「永門先輩緊急かもです。ものすごい熱に加えて呂律が回ってないです。」
「了解すぐに合流します」
数秒後
「報告ありがとう」担架を持った救急隊と永門先輩と合流した。
救急車がくるまでの応急処置をするため医療班のいるスペースまで担架を運ぶ。人員的にカーテン?みたいなものを持って一緒に医療スペースまで向かった。
着いてそうそうに医療班が検査を始める。
1分だったか立たないかあたりで、「ッ バグスターウイルスの可能性があります
一瞬で場が凍る。
それだけはまずい。最悪のエマージェンシー。
その静寂を切り裂くように
「コーポ班は退避して、さっきの救急と電脳救急CRに連絡!」
「こちら永門です。医療スペースにてバグスターウイルスの疑いあり。応援願います。」
「焦るのは分かるけど、今は命に関わる問題。協力大事だよ今!」
その指示の元皆が動き出す。
退避しつつ連絡をかける
「先程緊急の連絡をしたものです。医療スペースにてバグスターウイルスの疑いあ」
「アアアアア!!!!」
ッ!? 背後から叫び声
知っている感じだ。昔感じたあの感覚。
「疑いじゃない!本物だ!早く来てくれ!」
壁を破って出てきたそれは資料に載っていたバグスターそのものだ。
ヤバっ……そう思った束の間すでに目と鼻の先だ。
咄嗟に腕でガードする形をとった。無意識が身体を動かした。
でもやっぱ
死んだな
ガンッ!!!
「はっ?」
相手の動き止まった?いや…弾いた?誰が?僕?
「下がって!」
永門先輩がバグスターに攻撃を仕掛ける。
ギギギギギギギギン!!!
チェーンソーの音?まさか「バグヴァイザー?」
「怪我は無い?いやあっても振り返らず走って!」
先輩の今までに無い焦りよう、何も言えずただ走るしかない。
「「ステージセレクト」」
ゲームのような音がなり先輩たちは消えた。
続編とかは不定期です。
ふと思い出した時にでも、見ていただけたら幸いでございます。